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 翌朝、シドさんから話を聞くと、あの時シドさんも月を眺めてあたしの所に飛びたいと思っていた所に、あたしの声で

「会いたいな……」

 って呟きが聞こえて、それが呼び水になったみたいな? 感じでいいのかな?お互いの想いが、線で繋がったみたいになって、多分此方が引き寄せる形で飛んで来れたみたい。はー凄い、まるで魔法みたい!


 で、一回出来たら後は簡単だったみたいで、想いが叶ってあたしの元へ飛ぶことが出きるようになったシドさんが、得意気に何回も往復し過ぎて魔力酔いでふらふらになったり、ならなかったり……。



 彼は何かの可能性に気付いたらしく、あたしの魔法についてさらに研鑽を積んでいってた。シドさんの本棚が難しい本で埋めつくされてた。




「で、ミナヅキちゃん。ジェネッタから聞いたけど、それはどういう事なのかしら?」

 シドさんがあたしの部屋に忍び込んだ件がマーヤさんに知れちゃった!

「いや、別に深い意味はなくって、あんまり綺麗な月だったので一緒に眺めたいって思って、結果シドさんを呼んじゃったみたいな感じで…でもわざとじゃなくて! あれは事故みたいなもので……」


 マーヤさんの眉間が一段と険しくなった

「貴女は、あんな夜遅くに殿方をお部屋に招くという事の意味をちゃんと理解しているの? 事と次第によっては、私怒りますよ?」

「あ……えへへ、実はあんまり深くは考えて無くて、流れでそうなったんです! ごめんなさーい!!」

 マーヤさんのお説教は続く。

「貴女はシド君と結ばれて貴族社会に属すると決めたのだから、結婚前から殿方を軽々しく部屋に誘うとか、そんなはしたない行為は絶対にいけないわ!」


「うー……わかりました! じゃあ、シドさんがアタシの所にくるのが問題なら、逆にあたしの方から夜、彼の寝床に潜り込むイタズラとかは大丈夫でしょうか!?」


「なんですって!? ちっとも聞いてないじゃない! さっきまでの話とは真逆に、殿方目掛けてぐいぐい行ってるじゃないの! あなたって子はどこをどう聞いたらそれで納得する人がいるのよ!!」

 やっやぶ蛇だぁ……。

 ちょっぴりお返事に、計画してたイタズラ計画をプラスしちゃって、マーヤさんまで激おこです……とほほ。

「兎に角、結婚するまで不純異性交遊は禁止なのです!」

 その後もこの世界での婦女子のあり方から、婚前交渉の是非についてのお話をしていただいた。


 まあ、それは確かに危険が危ないよね。

「気を付けまーす」


視点が落ち着かない話も出てきて、そこは、四苦八苦するのです。

今日もぼちぼちがんばりまーす♪


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