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「……う、痛い」



 俺の部屋は、窓が開け放たれていて、心地よい風が頬をくすぐる。誰が開けてくれたんだ?

 手や体が所々傷付き、場所によっては打ち身がひどい。


「飲み過ぎた……」



 動くに動けない。だるい。俺……昨日……


 頭をかき上げながら寝返りを打つ……ミナヅキの恥ずかしげな顔……



 ん? 俺……な……に……


 !!

 がば!!


「ちょっと待て、待て、待って!!」



 ぼす!

「……俺ぇ!」

 枕を腕で激しく打ち付けた。部屋中に羽毛が舞い散る。俺はベッドで羽毛と恥辱の記憶にまみれながら頭を抱えた。



 ……俺はあれからなにをした?! 恥ずかしい事に、全くもって自分の行動に自信が持てない。


「勘弁してくれよ……俺……」

 ミナヅキはあんな情けない俺に、好きだと、心まで守ってくれるって言った! そしてそんな愛しい人を離したくなくて、強引に口付けた……

「けど! ……なんでその後を覚えてないんだよ! 一番肝心なトコだろうが!!」


 気を失ってからの事をさっぱり覚えていなくて混乱していたら、勢い良くドアが開かれ現れたのはマーヤとジェネッタ先輩。二人とも無表情だ。



 ばつが悪すぎるだろ!


「あ、起きてた」

「変態、狼、バーカ! オマエ信じられない……」

 マーヤが俺の机の椅子に腰掛けため息をつき、ジェネッタ先輩からは軽蔑の眼差しをむけられた。





 その後俺は床に正座して神妙な面持ちで、二人から有り難いお話をいただく……。


 曰く、嫁入り前の娘さんに一方的な春期発動期は許さない!


 曰く、神聖な職場に、盛りのついた猿は二匹も必要ない! 故に、お前とディモニーは同等レベルだ! 土下座しろ! はげろ! (……これは酷い)


 曰く、もし気絶すること無くそのまま突き進もうとしたならば兵長により、特定部位が粛清されていただろう。その幸運に一生感謝しろ!


 曰く、説教(これ)だけで済んでいるのはミナヅキが、今回の事は、自分も同意したようなモノだからどうか勘弁して下さいと口添えが、あった!?



「うぐ!」

 一番最後が俺の心を(えぐ)るようにクリティカルヒット……再起不能だ……。こんこんと釘を刺されて、叱られた犬状態でおちこんでいる俺。

 ミナヅキに会わせる顔なんて何処にも無いではないか!


 謝ってこいと部屋を叩き出されたが……一体どんな顔をして彼女に会えばいいのか。

 ノックできないでドアのまえで立ち尽くす。



出せる瞬間があったから出しちゃいますた。


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