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 今日は、シドさんに護衛してもらってカニエール君のお散歩。

 従魔(ペット)を得て共に過ごすなら、主としては従魔(ペット)の健康面も気にしてあげないといけないみたい。まあ、犬のお散歩は飼い主の義務? みたいな所かしら?

 砦の事務局に、外出を申し出たら、万が一の事があると大変だから、護衛を連れていくように! とのこと。なので、ちょうどそこに書類を提出にきてたシドさんが申し出てくれて、一緒にカニエール君のお散歩に出掛けることにしたのだけれど。

 従魔(ペット)のお散歩に馬がいるの? あれれ? これだと馬のお散歩の間違いじゃ?? 認識の違い? はて? あれよあれよという間に馬に乗せられ砦の東側にある森?みたいな所にきちゃった。

「さあ、ついたぞ」

「ここは? どこですか?」

「ここは大森林と呼ばれる場所だ。ここなら自由に従魔を遊ばせる事が出来るだろう」

 馬を休ませ飼い葉と水を与えながら休憩する。

周りを見渡しても、静かな林、その奥には広大な森があるのが見て取れる。入り口付近の木陰の切り株に、腰かけている。

「ほら、カニエール君好きに……てカニエール君?」

 カニエール君を入れていた籠がいつの間にか空だ。

「それなら、ここについた時に飛び出していってたな。よっぽど遊びたかったんじゃないかな? 飽きたらもどってくるぞ」

「ミナヅキも散策してみるかい?」


「いいんですか? 食べられる実とか色々気になってたのです」


 林の中を散策しながら歩いていく。

「あ、ミナヅキ、足元に気をつけて」


 さっと手をだしてエスコートしてくれる。とても自然に……。イケメン効果ですね。わかります。

 自分の思考に茶々をいれつつ大人しく手を出す。そこでお約束の一つよろけたりはしないの! そんな事したらこっちがドキドキして盛大に墓穴を掘るから!!


「ありがとうございます……!」

 シドさんはにっこり微笑んでくれる。眼福だぁ。

 危ないからか指も絡ませて……ん? そのまま手を引いて歩いて行くけれど? シドさんいつまでも手を離さない。うぅ、繋いだ手から彼の温もりが伝わってきて、何だかドキドキしてきちゃった。

 は……恥ずかしいよぅ……。

 手からドキドキが伝わっちゃって、あたしのドキドキがバレたりしたら恥ずかし過ぎる! どうしよう……今すぐ離さなきゃ! ……でも手はうまく離せないし、シドさんの顔もちゃんと見られない……。


 鼓動よ治まれ!


 顔まで見えてなかったけれど、一瞬、シドさんの耳も赤くなってたような?



 あたしの鼓動は治まることはなく、あたし達はそのまま歩いていくけれど繋がるその手はどこまでも離されないまま……。




 お昼を挟んで、今度は座ってゆっくりしていると、魔法書を収納袋から取り出すシドさん。こんなところに来てまで読書とか凄く真面目なのね。

「その袋って便利ですね。何でもはいっちゃうんですか?」


「ん? これは砦で支給されるものの一つなのだが、生地の内側に空間魔法が施されていて、大概何でも沢山入るから皆、重宝しているのだ。俺の物は新人用の容量のそれほどでもないものだが、高価な物になるとこれの数十倍~百倍は入る物があるとは聞いたことがある」


「へぇ-ー凄いですね」

 手に持っていた籠から、何気なく大きなリンゴをポケットに入れてみた。うぅ、二個目が入りそうもない。当たり前よね。……でも、もしかしたら、一生懸命イメージしたらできるかな?

「うーん、イメージイメージ、永続的に私の側にあって、中に入れた物の時間を止めて腐敗することがなく、ちゃんと整理もできて、兎にも角にも沢山……そう学校のグラウンド(from田舎)全部がはいるのがいい! そんな素敵な収納ポケットがいい!」

 あたしがイメージを膨らませていた間にシドさんが更に語る。

「中にはこれを生まれつき能力の一つとして持っている者もいると伝え聞くが、実際そんな容量の者には会ったことがないから……眉唾物だな」

 スッと二個目のリンゴが入っていった。

「できたぁー!」


「シドさん、剣を貸して」

「うむ?」

 訳もわからず、とりあえず鞘ごと渡されるそれを高く掲げて見せて、おもむろにポケットにグッと押し込む!

「ミナヅキなにを!!」


 リンゴ一つがやっとのポケットに百センチ以上、重さは二キロは優に有りそうな剣が飲み込まれてしまった。


「え……ミナヅキ? なにを?」


「なにをどうやってなのかはあたし本人にも分からないですから、多分説明は出来ないですけど、収納ポケットでー-きましたー-♪」


「????」

 訳が分からなかったのか、シドさんはいつまでも私のポケットをまさぐって出したり入れたりを繰り返していた。説明して! っていわれてもそれを作ったあたしにもよく分からないから黙って好きにさせてた。



「でも、これでシドさんと一緒に割りと遠出も泊まりがけ? で、出来きますよ? 多分。テントも、何だったら家すらも収納出きると思います。戻ったら一回試してみ……」


「って泊まりがけ!!」

 ぼん!


 何一体を意識してるんだ! 泊まりがけっていうキーワードに、あたしの心臓が反応したらしくバクバクいいはじめて、いい加減にうざいわ! 落ち着けだし! 待って? 一回止まって考えよう? ねえあたし?


 ……まあ、割りとガチめに心臓が、一回止まって考えるとか、人生最大のピンチが訪れるかもしれないのでそこはナシで! とりあえず落ち着け! 心臓!

 落ち着くまでに、温泉で浴衣姿のシドさんがこっち向いておいで! ってしてる所を想像しちゃってマジで心臓止まりかけて悶えててシドさん青い顔してた。




 ここまで順調に色々やらかしてきたあたし。大分自分のホント嘘臭い、バカみたいな可能性に気がついてきたみたい。……次は何を実現しようかな?




段々色々をつかめてきて、楽しそうな亨を書けてたのしいです。

平日はできる時しかできないのです。

( ´Д`)…ボチボチヨ…

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