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 心地よい風が白いカーテンを揺らせる。


 ここは四階のシドの部屋。部屋の主は寝息を立てて眠っている。今朝方まで約半日、上へ下への大騒ぎ(ちょっと違うけど)大変だったんだって。

 いくばかりか頬が痩けて本当に具合が悪そう。

 少し前にようやく眠れるまでになったらしい。実際こんな状態のシドさんを見ている。

「う……」

 あっ、気がついたのかしら。

「……く……るし……ぃ……て」



「……ゴメンだってば(涙)」


 ううう……あれでも得意な料理だったのに……



「うぅ……」


 流れる汗をガーゼで軽くおさえるように取っていく。うなされてて辛そう。



「……ごはん……こわぃ……」


 暫くどころか料理は禁止! 猛烈反省しる!


 自分が辛いならいくらでも耐えられるのに、それを見守る側に回るとあたしはてんで弱くなってしまうみたいだ。

「……どうしよう……あたし……」





 不意に、汗ばんだ大きな手が、落ち込む私の頭を撫でる。

「……ミナヅキ……どうしたのだ……」


「……何か辛いのか?」

 自分の方がうんと辛いのに、あたしの事を心配して声をかけてくれる。

「……シドさん! 私!」

「大丈夫だ……何も問題ない」



「……ごめんなさい……ごめんなさい……」


 謝る言葉しか出せないでいる自分に、少し困った顔をしたシドさんがあたしの手をそっと引き寄せて、優しく抱き寄せた。



「大丈夫だ……泣かなくていいから……」

 暫く泣き止めなかったけれども、大きな腕の安心感に守られてる感じがして離れられない。


「泣くな……」





 ……あたたかい……




 コンコン……

「失礼する。リンクス殿こちらに……」

「おやおや……」


「バーマン殿、こちらの方は?」

「ははは……この方が件の迷い人ですな」


 仲睦まじく抱き合って寝入っている。



 生暖かく見守りドアを閉める。

 元来た廊下を戻っていく。

「で、ソコとココが"線"で繋がる感じなんでしょうかね」


「これは、報告し甲斐がございますね。奥様がお喜びに、なられるでしょう♪」

「いや、まったくです♪」



「仲良きことは美しきかな……」

 足跡が遠ざかっていく……





「やばい! 寝てた……」


 看病に来てた癖にシドさんの鼓動を感じながら二人でそのまま熟睡していたみたいな……。これじゃまるで、アツアツの恋人同士じゃないの!! 誰にも見られてないよね?!

 キョロキョロ


 こんなの見られるとか恥ずかし過ぎるし!!


「うぅ……ヨダレまで……」




キャラ数が増えてくると名前間違えないかが一番気になる所です。

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