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 シドさんが寝込んじゃった!




「そうそう、今朝聞いたんだが、ここの砦で毒を使った暗殺未遂があったらしいべ!」

「へー、こげな平和なとこでもそげな悪どいやつが隠れてるかも知れねって、村の皆はいってんだ、オラ達もせいぜい気ぃつけるだなーー」

「んだんだ……こえーな……」

「愛しのかーーちゃんとガキ残して死ぬわけにはいかねぇなぁ……」


「くぅうううう……」

 不本意!

 シドさんの代わりに荷物運びをお手伝いしてたらいきなりおじさん達が暗殺未遂とか物騒な事を言い出すから、無意識に全力でクローゼットの中に隠れたわ!!

 他では未だに毒を盛られたとか。今朝なんて、密偵が仕留め損ねて、捕まったんじゃ……とか出入りの商人さんにまで言われる始末。

 ここ一帯に嫌すぎる噂が蔓延してて辛い!


「ふぅ」


「ただでさえ人手がたりなくなっているこの状況だから、ミナヅキちゃんは、本来お客様なのに、甘えちゃってごめんなさいね」

「いえいえ、こればっかりはあたしも責任感じてるので……」


「それにしても看護に割く要員がどうしてもいないのも問題なんだけれど……どれだけ酷いもの食べたらああなるのかしら」


「うぐっ……」

「いやいや、別に変な意味で言ったんじゃないのよ? 信じて?!」



 ……心が叫んでる!

 あっあれは! 誤解なんです、お姉さん!! ソレ実はどれも渾身の作品ばかりだったんです! しかもソレ貴女専用のですヨ!!



 てへ。

 また、こじれると嫌なのでこれ以上は、全力で黙秘権を行使するわ。


「ジェネッタお姉さん! シドさんの看病はあたしに任せて!」

 亨が買って出る。


「いいの? ほんと? でも○さない?」


「だーかーらー!! ○したりしませんって!」





 今日の残りの時間はシドさんのお世話に、決定!

 もうすぐお昼。

「よし、がんばる!」



「お昼とかお粥なんて、お米を溶解←しておけば完成……!」

 ガッ!!

「いたっ……」

 急に肩を捕まれたから振り向いたらマーヤさんが鬼の形相でその、先の発言を邪魔してきた(汗)こっわ!!

「しません! しません! ごめんなさい!!」


 分かってますよ! ちょっとは悪いと思ってるんだからね。

昨日のシドさんの酷い状況が脳裏を過る……




 しばらくは控えるんだからね!


 そう、昨日倒れてから今朝までは吐き気、下痢、嘔吐、腹痛、頭痛、にめまいがあってどれも満遍なく大変だったようだ。お医者様曰く、これが新手の毒薬じゃなかったら、十中八九食中毒だそうだ。

 二品目を食べてたら医者より葬儀屋を呼ぶレベルだって。



「そんなに?!」




 ぷー。ホント失礼だよね。異世界の人、実はみんな胃腸がモヤシなんじゃないと? いう疑惑を持ったのは口が裂けても言えないけれども。




 コンコン


「シドさん無事?」




「あっ、寝てた……」

 パタン

 静かにドアをしめるとベッドの横、窓際の椅子に腰かける。


 イケメンの寝姿……。




ゆっくりまったり書いていきまする。

( `・ω・´)ノ

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