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騎士の国のマキシ  作者: ぐっちさん
第1章 トゥルク動乱編
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第2話 プロローグ

ミレニアムと呼ばれた世界統一王国が滅びて約300年が過ぎた。


 帝国歴328年統一王国のあった広大な大陸の東側シルキリア帝国の帝都に一人の赤ん坊が誕生した。


 皇帝でもないのに雷帝と呼ばれたインディリア=フォルスト=ホルス大公の孫にして、現帝国宰相ミュラーズ=フォン=ローデンブルクの子。


 名はマクシミリアン=フォン=ローデンブルク。しかし、ホルス家の人間には、マキシ=フォルスト=ホルスと呼ばれ、友達には、マックス=フォン=ローデンンブルクと呼ばれた。



 ホルス家によって帝国の主要な役職が占められており、叔父が大将軍、そして父親が宰相。極めて恵まれた環境で、しかも騎士の才能を持ちこの世に生まれ落ちた。



 騎士とは、一般人と異なり極めて優れた身体能力を持つ。ホルス家は、男子全員が騎士として生まれる。



 そして、マキシとも、マックスとも呼ばれる騎士の成長物語が始まる。

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