表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『でも、できるんです!』  作者: さやそばらすか
5/21

問題1:『企業収支集計』《承》

取り急ぎ、

問題1:『企業収支集計』《承》

を投稿いたします。

そして次の日、今野は里山に、集計のしかたを相談した。



今野「ちょっと、それぞれの部に、『データの見直し』についてお願いしようと思うんですけど。」



里山「ああ、いいんじゃない?」



今野「『社内の電話帳』って借りても良いですか?」



里山「ああ、だめだめ。せっかくだから、直談判しに行ってみなよ。」



今野「え…。」



今野は、里山に言われるがまま、それぞれの部に訪問してみて、『データの見直し』を要求しては見たものの、上っ面の返事だけで返された。



男性社員「『見直し』って言われても…。」



別の部でも…。



男性社員「何か、うち、経理に要求してたっけ?」



女性社員「うーん…。」



席に戻ると、向かいの机のパソコンの上から、里山が、目の上だけ出して今野の方を見てきた。



課長の流山は、意に介するそぶりを見せないようにと自席のパソコンと向き合っている。



その日の午後、それぞれの部が提出してきた、支出内訳の細分化されたものを見つけた。



社用携帯関連支出から、出張旅費、備品関連費用、コピー代…どうやってこれをごまかしているのだと思うような資料が出てきた。



その日の午後は、それを一日中見ていた。



その週の今野都の仕事は、実質それだけで終わってしまった。

引き続き、ご愛読の程、よろしくお願いいたします。


さやそばらすか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ