第四射 記録係の責任の重さは異常 -大会前編-
~容姿について~
月見 陽子
名前の由来は曜日の『月』と、四大元素の『火』から連想して『陽』です。
少し長めのクリーム色の髪。少しツリ目気味です。
身長は夕奈以上千夜未満くらいで、体温が低めです。手とか足は大体冷たかったりします。
身長的には千夜>陽子>夕奈の順番ですね。
胸はまぁ、普通です。胸の格差も上記の身長と同じ並びだったりします。
あまり目立つ服は着ないけど、割とクール系な服を好んで着ます。
あとは他人に中々えげつない衣装をオススメするのが好きです。多分楽しんでるだけだと思います。
受け継がれし語り手→四森夕奈
なんですか『受け継がれし』って。
「おー、お二人とも! お疲れー! やっぱり皆中だったね!
いやー、朝美ちゃんと真昼っちと合流しようと思ったんだけど、どうにも人が多くてね~」
道場を出るなり明さんが物凄いスピードで喋り始めました。
いや、まぁ、もうこれが逆に落ち着くんですけどね。いつもありがとうございます。
「あははー、私は陰から皆を支えるよ!」
いつだか。明さんが私と千夜に話してくれた過去のこと。
名前の通り、とても明るくて一緒にいて楽しい気持ちになれる先輩が話してくれたこと。
家が弓道の名門で、それを窮屈に感じていた明さん。
そんな明さんが私たちを励ましてくれる。私たちは明さんに支えられています。
私は……まぁ私の個人的な欲望なのですけれど、そんな明さんを、逆に支えたいな、とも思っているんです。
……まぁ、そんな感じです。はい。
「ん? 夕奈? どうかした?」
「あ、いや、何でもないですよ~」
多分、それは千夜も同じだと思います。
なんだかんだ、私と千夜は所々の思考回路が似ていたり。
……似てなかったり?
あれ、なんか自信なくなってきましたよ?
「ねぇ千夜」
「ん?」
「私たちって似てますよね?」
「は?」
あ。そう言えば今がどんな状況かを全く言ってませんでしたね。
えーと。一応2話とか3話あたりでさらっと言っていたのですが……。
実は今日、弓道大会だったりします。
今回は1年生は出られないので、朝美さんや真昼さんは応援。あ、あと明さんも。
と言う訳で、千夜と私は団体戦には不参加で、個人戦のみの参加になっています。
それで、一応結果は私と千夜ともに4中。8射で競うので、次が勝負ですね。
ちなみに、暫定一位は4人。私と千夜、それに陽子さん。あと1人は、どうやら真珠女学院の副部長さんだそう。
うーん。いつもはこの地点で4中は7~10人くらいいるのですが……今回は少ないですね。
あぁいや。レベルが落ちてるって訳じゃないですよ。ちょっとした気持ちの変化で的中が変わったりもしますし。
まぁ、千夜や陽子さんはきっと次も4中、つまり皆中を叩き出すでしょうね。
副部長さんは、実はちょっと未知数。別に他の人が眼中にないって訳じゃないのですけれど
実は他校の選手のことは陽子さん以外はほとんど知らないんです、私。
興味がない、って言うのではなくて。何度も戦っているので、気がついたらって感じですかね。
「二人は何だかんだ、似た者同士よね」
うわ。陽子さんったらいつの間に。
「おー、陽子ちゃん! 陽子ちゃんも好調だね!」
陽子さんが背後から気配を消して現れたので、私も千夜も驚きましたが
なぜか明さんは全く驚く素振りを見せませんでした。視点的に見えていたのでしょうか?
陽子さんは明さんに微笑みを見せて会釈。
「明さんに褒めていただき光栄です。いつも励みになっています」
「千夜じゃないんだから堅苦しくしなくていいのに~」
陽子さんは目上に対してはいつもこう。いや、間違いじゃないんですけれど
まるでデキる秘書みたいに振舞う。特に元気な明さんにはそれが少しムズムズするらしいです。
陽子さん曰く、年上と話すと自然とああなるのだそう。真面目ですよね。
「そう言えば、陽子と一緒に出ていた……彼女は副部長なのか?」
「あー、羽海のこと? そうそう。ウチの部の副部長をしてるのよ。
腕前もこの頃さらに上げてきたし、何というか、お姉さんみたいな人だから
私も結構信頼してるのよ。今は幼馴染に会いに行くとか言って、どこか行っちゃったけど」
「へぇー……私、真珠女学院の人は陽子さん以外は知りませんから
ちょっと親睦を深めてみたい気はしますね。次の立の後なら平気でしょうか?」
そう言うと、陽子さんは少し難しそうな顔をしました。
あぁ、文字通り、難しいんだろうなぁ。なんて面白くもないことを思いつつ。
「うーん……羽海はちょっとふらふらする所があるから……。
私も射の終えた後とかに話しかけようとするとすぐ見失っちゃうし」
それは普通にダメなんじゃないでしょうか。
「まぁ、羽海には私が行っておくわ。覚えてたら来てくれるかも」
なんか、低確率で発生するイベントみたいですね。
羽海さんとの邂逅
難易度 ★★★★☆
依頼主 四森夕奈
報酬 4000G
ああ うみさんに あいたい
ようこさん なんとか うみさんに
つたえて もらえない でしょうか
「その うみというのは どんなひと なんだ?」
「その話し方やめてくれない?」
これは一種の伝染病なので、知らない間に陽子さんにも伝染ってるかもしれませんよ。
明さんなんか、少しドット化してますし。
「え、嘘でしょ? 明さん?」
「ようこそ たびのひと
ここは きゅうどうじょう だよ」
ドット化はしてないけれど、手遅れでした。
アレですよね。村の入口に立って、主人公たちが来ると村の紹介をしてくれる人ですよね。
「……羽海は天真爛漫で、姉のような人なのよ。
ウチのムードメーカーでもあるわ。それでいて実力もあるから、私は信頼してる。
学校でも人気者らしいわよ。慕ってる人も多いみたい」
無駄だと悟ったのか、スルーして話し始める陽子さん。つめた~い。
「へえ なんだか てんけいてきな あねきキャラ じゃないか」
「千夜、私がスルーしたのを無駄にするの?」
なんか、千夜が一番気に入ってません?
でも、陽子さんがことごとくツッコミに回されているのが、なんだか面白い。
「そう言えば、大瑠璃には何人新入生が来たの?」
唐突に話題転換をされましたが、きっとこのノリが面倒だったのでしょう。
私はそっと察してあげることにして、普通に答えました。
「2人ですね。合計だと4人です。明さんを入れていいなら5人」
「私はまだまだ現役だよ!」
「ウチも2人なのよ。少人数って大変よね。仕事も多いし」
矢取りとか、立とか、バタバタしちゃいますしねぇ。
せめて6人いれば分けやすいんですけれど。
「ウチは4人だからねぇ。やっぱり弓道って影が薄いのかしら」
どうなんでしょう。でもやっぱり弓を使う武道ですし、インパクトは強そうですけれど。
剣道とかは中学校でもある所はあるのに対して弓道って高校からなのが多いですし
やっぱり興味くらいは持っていそうな気はするんですけどね。意外と来ないのが現実。
「まぁ、中学時代でサッカー部だった人はそのままサッカー部に入るように
運動部だった人はそのまま同じ部を続けるのだろう。
だから他の部の人気がないのも仕方ないのかもしれないな」
「あぁー……確かにサッカー部とバスケ部、やたら人数多いですよね
クラスの男子のほとんどがサッカー部だったりしますし」
「サッカー男子はモテるらしいからな」
「そうかもしれませんけれども」
サッカーをしている男子って、結構チャラチャラしたイメージがあります。偏見かもしれませんけど。
だから、そう言う人はそれに見合った……という言い方は失礼かもしれませんが。
「ぎゃる」みたいな女子とカップルになってることが多いかなーなんて思ったりしますね。勝手に。
まぁ、高校生なんてまだまだ子どもですし、運動部に入ってたり、ちょっと不良グループと絡んでさえすれば
勝手にモテたりするんですよ。そういうもんです。現実に気づくのは大学生になってからでいいんです。
と、高校2年生が偉そうに言ってみました。もうこの話やめましょう。
「……っと。私、巻藁やりたいから戻るわね」
「あぁ、私ももう少ししたら行く」
「陽子ちゃん、頑張ってね!」
陽子さんは微笑みつつ一礼して、道場に戻っていきました。
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受け継がれし語り手を受け継ぎし語り手→二宮真昼
受け継がれし語り手を受け継いだ記憶はないんだけどねぇ。
「真昼、いた?」
ナチュラルにウチを背後から抱きしめながら、朝美が問いかける。
なにしてんのこいつ。
「んー、そろそろ出てくると思うんだけどなー」
まぁ、そこそこの人が道場から出てきてるから、もしかしたら見逃してるかもしれないけど。
そうしたらL○NEがあるし平気。素晴らしきかな現代科学。
そんな感じで携帯を眺めていると、早速連絡が来た。
登録名からして、探している張本人だ。
「あ、連絡来た?」
「うん。ちょっと確認する」
携帯を開いて、LIN○を起動する。
うみ姉「今終わった! 会いにいくぞーヽ(´▽`)/」
まひる「あい」
「え、真昼冷たくない?」
「そう?」
顔文字使う質じゃないし、あまり長ったらしく返してもアレかなーって思ってるんだけど。
と言うか朝美にもいつもこんな感じじゃん。
「そうだけど。それは私にだけかと……。
ほら、赤ちゃんの頃から一緒なんでしょ?」
「ウチは誰が相手でも態度は変えないよ?」
「じゃあ私にだけ特別冷たかったわけじゃないんだね!
それはそれで全然いいんだけど! むしろそれもアリ!」
アツいねぇ。ブロックしようかな。
「……」
途端に静かになったので、とりあえず再び道場の入口に視線を戻す。
相変わらず朝美は私に抱きついたままなので、誤解を生みそうだけど、まぁ平気でしょ。
「カメラが下からグイっとパンして──」
「え?」
突然地面の方から声がした。
モグラか何かかと思って下を見てみようとすると……
「タイトルロゴがドーーーン!!」
「ぐおっ!」
「きゃっ!?」
とか叫びつつ思い切り立ち上がってきた。タイミング良くウチの額とモグラの頭が直撃した。
お互い悶絶する。朝美は状況が理解できていないのかオロオロしている。たすけて。
「いたた……なんなのいきなり?」
痛くてしょうがないけど、逃げられる前にモグラの顔を見ておかないと。
道着に学校名書いてあるかもしれないし、出身校さえ分かればどうにでもできるしね。
でも、そんな必要はすぐに無くなった。
「いやぁ、驚かせようと思って……ずっとその子とイチャイチャしてたからさぁ」
自分の頭を撫でつつ、前に立っていたのは、少し赤いセミロングの髪を靡かせた……
その人だった。
「うみ姉!?」
「うみ姉って……もしかしてうみ姉ってこの人!?」
まさにこの人こそが火村羽海。ウチはうみ姉って呼んでる。
うみ姉はウチが生まれて間もない頃くらいからずっと一緒で、よく遊んだ仲。
ウチよりも1つ年上だから、立場上は先輩なんだけど、ウチもうみ姉も気にしてない。
うみ姉について話しておくと、天真爛漫な姐御肌。これに尽きる。
うみ姉の話を聞くと実際にかなり色々な人から慕われてるみたいだし、相変わらずみたい。
最近になってアニメにハマったって言ってたっけ。さっきのもアニメなのかもしれない。
うみ姉は真珠女学院の弓道部副部長をやってて、この大会では部長と一緒に出てるらしい。
なるほど、状況はウチの学校と全く同じなんだ。ウチらも部長と夕奈さんだけだしね。
「そっちは……フィアンセ?」
「はい! 真昼のフィアンセです! 名前はい……」
「フィアンセでもアモーレでもないよ。こいつは一ノ瀬朝美。友人」
「ほー……友人にしてはアツアツだけど、真昼ってレズだったっけ?」
「違うって、ホントに」
「真昼ぅ、私のこと友達って思ってくれてたんだね!」
朝美は幸薄いなぁ。逆に今まで私が朝美のこと友人だと思ってないと考えてたわけ?
「じょ、冗談だよ~」
「真昼は妹のようなもんだからね! 真昼が欲しかったらアタシに一言かけるように!
あ、これ○INEのアカウントね」
「あ、ご丁寧にどうも」
しれっと交換してるんじゃないよ。うみ姉ならあっさりオッケーとか言いそうでこわい。
いや、オッケー出されたからってウチが朝美のフィアンセになるわけじゃないんだけども。
「それより、さっきの立はどうだった?」
「あー。上手くいったみたいでね、皆中できた」
「へぇー……羽海さんって弓道上手なんですね!
実は私、あまり上手じゃなくて、皆上手なのでなんとか頑張ろうとしてるんですけど……」
「あぁー。確かにそっちは部長も副部長もアレだし
真昼は昔から何やってもそこそこ上手になる体質だったからねぇ」
ウチ無自覚なんだけど。
「まぁ劣等感とか感じちゃうのも仕方ないよ。自分だけ~とか思っちゃてもね」
「え?」
うみ姉が貴重な真面目トーンで朝美を慰めようとしてるのに対して
朝美はなぜか間抜けな声で返してきた。
「いや、別に劣等感とかじゃなくて、そうした方がやっぱり勝率も上がるかなぁって……」
「え?」
「はぁー……」
今度はウチが間抜けな声を出してしまった。うみ姉はなぜか感心している。
いや、今のは明らかに自分だけ上手くなくて……みたいな話題になるパターンじゃないの?
「凄いなぁ。朝美は他人に劣等感も嫉妬も感じないタイプなのかな?
だとしたら凄いね、アタシが尊敬しちゃうよ」
「え、いや、そんな、私そんな大層な者じゃ……」
でもうみ姉は揺らがなかった。
「いやいや。他人にそう言う感情を抱くのは普通なら当たり前なんだよ、多分アタシもそう。
でも朝美はそういうのに囚われないで、自分のペースで努力できる。それは何よりも強みになるよ」
「……ぅぅ」
おぉ。朝美の貴重な照れ顔。
朝美がウチの背中に隠れてしまったので、ウチは普通にうみ姉と話すことにした。
「いやー、ごめんごめん。真昼のフィアンセにちょっかい出しちゃった」
「だからフィアンセじゃないって」
ウチは普通に男の人と結婚したいです。別に好きな男子がいるわけじゃないけど。
「……真昼が結婚するなら、まず料理を覚えないとね」
「なんでそこで死にそうな顔するのさ?」
「いや、去年食べたカレーを思い出した」
アレ自信作だったんだけどなぁ。うみ姉ったら半日気絶しちゃって。
自分で料理が下手なのは自覚してたんだけど、まさかあそこまで下手だったとはね。
「いやでも。ウチも一応上達したんだよ? 朝美に教わってさ」
「へぇ、朝美って料理も上手いの?」
「…………はぃ」
朝美がウチの背中からこっそりと顔を出す。
「素晴らしいお嫁さんじゃないか真昼。アタシが欲しいよ」
「そんなこと言うとまた朝美が隠れるでしょーが」
そう言う途中でまた朝美が背中に隠れてしまった。ほらぁ。
でも今度から朝美対策としてうみ姉召喚しようかな。こんなに押されてる朝美初めてみたよ。
「ところで真昼……」
「うん?」
うみ姉は一瞬真剣な眼差しでこちらを見つめた後……
ニヤっと笑いだした。
「冗談でも『あげようか?』とは言わないんだね?」
「は?」
意味が分からなかった。
けど、すぐに理解した。
「なぁっ!?」
「あっはっは! 真昼の照れた顔なんて久しぶりだなぁ!
真昼もついに染まっちゃった? まぁアレだけベッタリされたらそうなっちゃうよねぇ」
「ち、違うから! ホントに違うから!!」
「ははは、あー、ホント面白い。やっぱ真昼といると楽しいなぁ」
「なんか負けた感じがする……」
なんだかんだうみ姉には敵わないウチだったのでした。
「……お、ごめん。電話」
うみ姉は携帯を取り出して、電話に応答する。
しばらくすると、こちらに向き直って
「ごめん! そろそろ部長が戻るみたいだからアタシも戻るね!」
「あ、うん」
すると、うみ姉はウチの頭を優しく撫で始めた。
あぁ。なんか、懐かしい感じ。小学校のときとか、結構撫でてもらってたっけ。
懐かしさのあまり、変な気持ちになる。
「じゃ、また後でね。真昼の所の2人には負けないから!」
「……うん。頑張って」
……勇ましくも懐かしい、うみ姉の背中を見送る。
次に会ったとき、うみ姉は笑っているだろうか。それとも泣いているだろうか。
まぁ、勝っても負けても、うみ姉は笑ってそうだな。なんて。
……
「朝美、そろそろ離れてくれない?」
「真昼いい匂いする」
「離れろマジで」
~真昼と夕奈の弓道用語解説コーナー~
真「なんか前回の仕返しと言わんばかりに出てきた気がするんですけど」
夕「気のせいです」
真「まずは『皆中』。あれ、これ前にも出ませんでした?」
夕「更新が久々なので説明したのを筆者が忘れてるか、解説をし忘れてるかですね」
真「どっちにしろ忘れてるじゃないですか」
夕「皆中と言うのは、一度の立で全ての矢が中ることですね。一度の立で4射行うので、4本的中です」
真「まぁ、今回の大会みたいに前半4射、後半4射の合計8射する大会では8射8中なんだけどね」
夕「まぁ、要はありったけの矢を全て的にぶち込むことです」
真「ぶち込むって……」
夕「次は……団体戦、個人戦についてですね」
真「3人1組、5人1組のパターンがありますね。その人数の合計的中数を競うのが団体戦」
夕「個人戦はさっき真昼さんが言ったように、8射、または4射の的中数で競います。
同中だった場合は、団体戦も個人戦も同じですけれど、いつぞや解説した競射になりますね」
真「で、その8射とか4中とかについてだけど、これはサラッとでいいかな」
夕「まぁいつもサラッとですけどね」
真「1回の立で何回射つかを○射。そして何回中ったかを○中って言うよ
中った本数をそれぞれ、1中、羽分け、3中、皆中とか言うんだけど、まぁ場合によって変わるね」
夕「最後に立について……って、これ順番逆じゃないですか?」
真「まぁまぁ」
夕「立とは……うーん。4射すること……と言いますか。サッカーで言う試合みたいな……はい」
真「説明しづらいですよね」
夕「結構当たり前に使ってるので……。まぁ、そんなところです」
真「また漏れとかあるかもしれないけど、そこはご勘弁ね~」
夕「間違いもあるかと思いますけれど、そこもご勘弁で」
千「ご勘弁ばかりじゃないか!!」
真「!?」
夕「!?」