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異世界で怪盗をやてるのだが、どうやら俺は世界最凶の賞金首らしい!?  作者: ザウルス
第3章:バトルコロシアム編。
8/22

声が聞こえる……

「ふぁ〜。もう朝か?」


俺からというと運が良いことに一軒だけで宿が空いていたので寝泊まりすることができた。少し高かったけどその分サービスも良くて布団もフッカフカだった。昨日の疲れが嘘のように治ってるよ。


「コロシアムの時間までまだ2時間はあるな。」


コロシアムは午前10時から開始だから30分ぐらい前に行けば良いか。


「ついでに買いたい物もあるし……ちょっと観光といくか。」


俺は服に着替えて、受付嬢に鍵を渡しチェックインした。


街は相変わらず賑わっている。言うのを忘れてたがこの国実は関税がほとんどかからないのだ。だから普通の国よりは格段に安い。だけど関税がかかって無くても高い物もたくさんある。


商人の殆どは武器購入だ。なるべく大量の質が良い武器を安くしてもらおうとしてるんだ。


しかし、これだけあるとどこの武器屋に行こうか迷う。パンフレットには星マークが書いてあり、平均星3つだからとても迷う。最高は星6と書いてあった。恐らくとても払える額じゃないと思うが……


「少しきになるし、行ってみるか。」


星6の店がどんなのか気になった。


「えっと……ここから200メートル進んだところを左にか。」


パンフレットで確認しながら進んでいると……


「ん?なんか良い香りするぞ!?」


何かを焼いているような匂いがしてきた。


「へい!!いらっしゃい!!ガールデンタウルスのケバブだよ!!」


ガールデンタウルスだと……!?


ガールデンタウルスは体調6メートルはあるトカゲに似た動物だ。鱗が固くて捌くのが難しく食べられる部位が個体2トンあたり700キロしか食べられない。鱗は防具などに加工して売られることが多い。滅多に地上に出回らない物だ。


キロ3万ルソーはくだらないはずだが……値段を見てみると安すぎる。


ケバブ 一個 950ルソー。

チーズ入り 一個 1050ルソー

温泉卵 プラス50ルソー


ケバブに入っている肉の量を見てみると明らかに赤字だ。


とりあえず聞いてみた。


「マスター。」

「なんだい?坊主。」

「どうしてこんなに安いんだ?キロ3万はくだらない肉だぞ?」


普通の肉がキロ1800ルソーくらいだ。ガールデンタウルスだと30gってところか。


「ああ、実はな最近ガールデンタウルスの人工生産が可能になってな。」

「人工生産!?」

「ああ、しかも品種改良して鱗を薄くして性格を大人しくしたそうだ。」

「そこまでやるとはな…」


この世界で人口生産は限られた生物しか生産してはならない。絶滅危惧種、絶滅動物、生産可能な高級食材などだ。


殆どが国家機密級なのであまり公になっていないのが現実だ。最近だと……ホワイトコンドルを復活させたとか。


でもその反面で黒い噂が絶えない。生物兵器の研究や生産。人口で超人(スーパー)人間を作ろうとしてるなんてのもある。中でもここはトップクラスで人口生産が進んでいる。


もしかしてここにSランク騎士が多いのは……


嫌な予感がするが……


「そんなわけないか。」


生物を育てるにはどうしても母体が必要だ。試験管で育てれるわけがない。


まぁー難しいことは考えるのはやめよう。とりあえず……


「チーズ入りをひとつください。」

「はいよ!!暑いから気おつけな!!」


出来立てのケバブは肉がジュワジュワしており、ずっしりとした重さだ。


たまらずかぶりつく。


ハム!!


「!? これは!!」


最初に気づいたことはこの生地だ。普通は小麦粉などを使うはずなんだが…これは米粉でできている。これはご飯とお肉。最強の組み合わせをイメージしてるんだ。


そして溢れる肉汁。生地が深いから溢れることがなく綺麗に食える。こんなに肉汁が凄いのに全くくどくない!!いくらでも食べれてしまう。


「へへ、気づいたか坊主?」

「ああ、肉と肉の間に細かく刻んだ物が入ってるな。それがアクセントになっている。ピクルスとは違うみたいだが…」


例えば肉をさっぱりと食べたい時にレモンをかけて食べることがある。ハンバーガーにもピクルスと言う酸味があるのだ。だけどピクルス特有のエグミがない。


「これは、玉ねぎで作ったピクルスなんだ。」

「玉ねぎだって?」

「もちろんただのじゃにないぜ?普通のピクルスを付ける場合はワインビネガーか酢を使うが……これは梅酒を使っているんだ。」

「梅酒だって?」

「工夫はそれだけじゃない。梅酒にオレンジ果汁、ニンニク、生姜、ブラックペッパー、蜂蜜も少し入れてある。そしてそれをフライパンで焼き色がつくまで焼いてある。」


たった一品これだけの工夫がされていたとはとても思えなかった。


「俺は元々、レストランコンタルターの料理長だったんだ。」

「コンタルターだって!?」


王都で数少ない五つ星レストランだ。どこからかの貴族や王族の紹介でしか入れないことで有名だ。それならこの味を出してもおかしくはない。


「なんでやめちゃったんですか?」


五つ星レストランとなると年棒は料理長でも数千万ルソーは当たり前だ。


「いやー、もう年頃だし。若い世代に譲ってもいいかなと思ってな。」

「なるほど。」

「でもやっぱり料理人だから料理がしたくてたまらんくてな……気づいたらこの店を出してたんだ。」


これは隠れた名店だ。屋台だから恐らくパンフレットには載ってなかったんだろう。


「ありがとうございます。とても美味しかったです。」

「うちはいつでもやってからまた来てな。坊主。」

「はい!!」


ついでに昼飯として3個買いました。しかも値引きしてくれたからとてもありがたかった。



こうして俺は目的地へと向かった。結構長い時間いたから急がないとな。


少し小走りで行くことにした。


数分後……


「おお!!でか!!」


そこに立っているのは武器屋というより城だった。門の前だけで6人もの従業員がお出迎えしてる。


ここからはまるで別次元だ。さっきから中に入っていく人達も見たことある人が多かった。


どうやら会員制らしく、入るさいに皆んなカードらしき物を見せていた。ちなみにこのカードは王国からの紹介でないと手に入らないらしい。


商品は頑丈なガラスケースの中に飾られている物があったのでそれを見てみた。ちなみにガラスは透明なほど高級でこれはほぼ透明だ。恐らく1メートル50万ルソーはするだろう。


ガラスに関心するんじゃなくて武器を見てみると……


魔剣タガースロー 5000万ルソー。

聖剣ルンディール 4500万ルソー。

聖槍ポセイドン 6500万ルソー。

魔法杖 特級品 3000 万ルソー。


「高!!」


どれもこれも1000万は軽く超えてる。これがもし王都だったらさらに上乗せできる。


「なんかもういいわ…….」


目が痛くなってきてしまった。


「帰るか……」


残り時間はまだ1時間ぐらいあるがエントリーしてコロシアムで休むことにしよう。恐らく控え室があるはずだから。


「はぁ〜、これといった物なんてなかったな。」


値段に驚愕したのもそうだが、俺には関係ないような物しかなかった。


諦めて帰ってる途中……


「こ……っち……」

「 !? 」


突然何かに呼ばれたような感じがした。振り返るとそこにはボロボロの鍛冶屋があった。


名前はエドの鍛冶屋。星は0だ。


でも気になるから入ってみた。


カランコロン。


シーーン。


「誰も居ないのか?」


やはり中もかなり荒れていた。少しは掃除しろよ。


「おーい、誰かいますか?」


……反応なし。


「おーい。」


………………………


「誰かいま……」

「さっきからやかましいな!!小僧!!」


お、奥からおっさんの声が聞こえたぞ?どうやらいたようだ。


すると奥の鍛冶場らしきところからイカツイおっさんが出てきた。なんか怖い。


「ガキがこんなにオンボロ屋に何の用だ?」


自分でオンボロって言ってる。


「いえ、なんかこの店が少し気になりまして……」


正直に呼ばれた気がするなんて言えば馬鹿にされるしな。テキトーにごまかしてみた。


するとおっさんは何かわかったような顔して……

「ほぉー。お前さん呼ばれたんじゃないか?」

「な……なんでそれを?」

「俺の作る刀は生きててな。呼び寄せることがあるんだよ。ごく稀にな。」

「そうなんですか?」

「だがここまで激しいのはお前さんが初めてだ。お前さん何者だ?」


このおっさん……只者じゃない!!刀と話ができるらしいが……どうやら俺が普通じゃないことがわかったようだ。


正直に言うべきか?しかし……


「通りすがりの旅人さ。名乗るほどの者じゃない。」


とりあえずカッコーつけてごまかした。


「へ、お前さんが何者だろうと俺は興味がねぇから安心しな。」


どうやら納得してくれたみたいだ。


「ここじゃなんだ……俺の厨房へ来い!!色々見せてやるよ。」

「あ、ありがとうございます。」


奥へと案内してもらうことになった。


「これは……凄いな。」


中は武器で大量だった。ワイン用の棚に武器がこれでもか!!ってくらい入ってる。


「どれか好きな武器(もの)を選びな。値段は右から順に高くなってるよ。」


とりあえず右から順に見ていくことにした。

一番安いやつでもなかなかの者で伊達に刀と会話ができるだけってではなさそうだ。でもやっぱり一番左のほうが美しく仕上がったいる。


好きな者を選びなとは言ったけどピンと来るもんがなくてな……結局全部見てしまった。


おっさんには悪いが帰ろうと思ったそのとき。


「お……ね……がい……」


何か聞こえる。この樽の中の武器じゃない。どっかからだ……


「どうやら何か呼ばれてるみたいだな?」


おっさんは感じ取っていたらしい。


「そうなんです!!でも……ここの中じゃなくて……」

「お前……まさか……」


おっさんは驚いた顔をして、突然地下へ行ってしまった。てか、地下通路あったんだ。


数分後……


「お前さんが探してんのはこれじゃないか?」


埃まみれで帰ってきたおっさん。手には何やら包帯のような物で巻かれた物体があった。


ファーンファーン。


「これです!!間違いありません。」

「やはり、そうか……」

「これはなんですか?」

「とりあえず開けてみな。」


言われた通り丁寧に包帯を外していくと……一本の刀が出てきた。


長さは大体70センチくらいか?とりあえず鞘から出してみると……


「黒……黒い刀?」


刃全体が真っ黒に覆われている。でもうつくしい。


「それは俺の最高傑作でもあり最低傑作でもある刀。絶黒刀キリサキだ。成長し続ける刀だ。」

「成長する刀?」

「ああ、こいつは数年前に俺が偶然見つけた真っ黒な鉱石で作ったんだが…それがえらいことになってな。この刀は魔力を吸って切れ味が増してやがるんだ。」

「魔力を吸う?」

「ああ、最初は切れ味が鈍でなくてな。丁度Sランク騎士のやつが若手育成のために模造刀が欲しいと言ってきて売ってやったんだが……」

「どうなったんですか?」

「騎士がいきなり倒れてな。どうやら魔力切れだったらしく原因は不明だった。その後この刀を鞘に入れようとしたらん」


するとおっさんはシャツを脱いで……


「おれをいきなり斬りつけやがったんだ。」


おっさんの体には至る所に傷ができていた。今もそのあとはくっきりとわかる。相当な深さでやられたんだろう。


「その後、病院で目覚めてな。原因は明らかにこいつだと思った俺はこの刀を封印したわけだ。誰も傷つけないためにな。」


なるほど。ん?待てよ……


「じゃー、俺はどうして斬られてないんだ?魔力も座れてないし。」


俺は魔力はあまりないから吸われたらすぐ気絶するはずなんだが-気絶もしないし、話に聞いた、襲ってもこない。どうなってんだ?


「それはお前を主と認めたんだろうな。俺も不思議で何ねぇーぜ。今まで強烈なオーラーを放ってたから誰も寄せつかなかったんだが……今はすっかりおとなしいな。」


俺が主?なんでだ?俺は怪盗だが凶悪な犯罪なんて犯したことないよ?人を殺したことなんてないし。(物理的には。)


でもこの刀を見た目より軽いし、カッコいいから買おうかな?でも値段がな……


「おっさん。これいくら?」

「いらねーよ。持ってきな。」

「え?」

「いいってんだよ。その刀売りもんにもならねーし、客を追っ払うから困ってたんだ。それを追い払うチャンスができたんだ。なんの文句はねぇーよ。」

「なら、遠慮なくん」


テレッテテレー。アスタは呪われた?刀、絶黒刀キリサキを手に入れた!!正直嬉しい。


「そういやー名前を聞いてなかったな。俺の名はエド・ランゼルだ。」

「アスタです。」

「そうか……いい名前だ。」


どうやら褒めてくれてるみたいだ。人生で初めてだよ。名前を褒められたの。


ここで俺は大事なことにきずいた。


「……て、今何時だ!?」


確認してみると……


午前9時45分


「あと15分しかねーー!!」


俺は急いで店を出ようとすると……


「待ちな。」


おやっさんが声をかけてきた。


「なんですか?できれば早くしてほしんですが……」

「お前さん、コロシアムに生きてんだろ?ならここの地下脱出口を通りな。コロシアムの近くまで繋がってるから早く行けるぞ。」

「まじですか!?ありがとうございます!!」


おれは、地下室へと足を踏み入れる。ーっとその前に……


「あ、ここってオーダーメイドできますか?」

「ああ、だけど俺は高いぞ?」

「なら、良かったです。明日また伺いますからその時はよろしくお願いします!!」

「はいよ。おっと、カンテラもってきな。中は暗いからな。」


カンテラを渡してくれた。


「ありがとうございます。」

「コロシアムがんばんな。」

「はい!!」


そして俺はコロシアムへ向けて地下を進んだ。


その頃爺さんはというと……


「こりゃーコロシアムが荒れるぞ〜、あの坊主、騎士達やこの国の勧誘から逃れるかな?」


波乱が起きることを確信していた。




ついに武器を手に入れましたね。果たしてコロシアムはどうなるのか?次回はコロシアム出場編です。お楽しみに!!

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