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異世界で怪盗をやてるのだが、どうやら俺は世界最凶の賞金首らしい!?  作者: ザウルス
第3章:バトルコロシアム編。
19/22

これが真実だなんで俺は信じたくはない……

「結構深いな〜。」


ミリルさんとのゴダゴダがあった後、丁度そこに来た番兵?らしき人物が何やら怪しい動きをしていたので調べたところ、隠し扉があった。


辺りには松明があるが、それもあまり効果がなく、足元が見えない。ちなみに階段を踏み外したことは言うまでもない。


それにしてもん


「どんだけ続いてんだ?もう30分ぐらい歩いてるんだが……」


歩けど、歩けど、同じ景色しか見えない。こんな長い地下道を作るには不可能ではないが最低でも数十年はかかる。最新のトリットドリルを使ったとしてもニ年くらいはかかるだろう。ちなみにこのドリルを使った場合はものすごーく、お金がかかる。


……要するに、大変ですよということだ。




そんなことを思いつつ歩いていると……


「お?あそこだけ妙に明るいな。」


ほんの少しだけなんだが、あそこだけ松明が集中している。


俺は駆け足で向かう。


そこには、扉があった。かなり古いドアだが、でかい南京錠がかかっておる。これはかなり新しい。


「てことは……よく使われてるってことなのか?」


俺は鍵に触れる。触っただけでわかる。神鉄(オリエンタル)だ。どうやらどうしても中には入れて欲しくないみたいだな。


この南京錠を作るのに、神鉄を使ったのは贅沢だが、素晴らしい。


たが、甘い。


「ピッキング防止の魔法を掛けてないのが、ミスだな。」


神鉄だからって油断しすぎたな。しかも、特注品ではあるが、材料だけが特注なので鍵の構造は安いやつと全然変わらない。


だから……


「ここをこうすると……」


カチャ……


わずか1分であいてしまうんだよね。ちなみにどうやるのかは企業秘密……。企業じゃないけどね。


「さーて、何があるやら。」


俺は扉を開けて、中に入った。





「な、なんだこりゃ!?」


俺は衝撃を覚えた。中に入ると……



「続いての商品はこれだ!!」


バサ。


「謎の古代遺跡、スルトメクから見つかった翡翠の指輪!!1000万万ルソーから!!」


「1100万!!」

「1120万!!」

「1500万!!」


「さぁ、来ました1500万!!他にはいないかー!!」


「2000万!!」


「ここで、一気に500万アップ!!他はどうですか〜!?」


シーーン


「では、これにて可決!!翡翠の指輪。2000万ルソー!!ゴルデックス様がお買い上げだ!!」





….…オークションやっていた。


しかもただのオークションじゃない。参加している人達を見ると、豪華な衣装を着ていたり、指の爪が金ピカになっている。どうやら貴族様方のようだ。


なんとなくわかってきたぞ。


警備員が沢山、そして隠し扉、長い地下道。

貴族様が沢山。


要するに……


「貴族限定オークション会場ってことだったのか。」


貴族の身につけているものはどれも高級品だからよく襲われやすい。それにこんなに集まってるところを知られたり、見られたりしてみろ。間違いなく強盗殺人が起こるよ。


「なんだ、結局は貴族達の娯楽施設だったってわけか……」


少し、ショックだった。もっと何かヤバイものがあるかと思ってた。国家の転覆に繋がるような何かとか、軍の極秘研究所とか。


でも、少しだけ安心が出来た。どうやら裏で何かが動いてるわけではなさそうだ。


「明日は決勝戦だし、帰るとするかな。」


俺は、振り返って帰ろうとすると……


「あれ?アスタ君じゃない?」


名前を呼ばれたので振り返ると……


「あ、アムーダさん!?」


なんでここに姫様が?てか、この状況は……


「なんで貴方がここにいるの?ここは貴族か、王族しか入れないはずなんだけど……」


まずい、俺みたいなのがここにいることが周りにばれたら……


チーン。


死亡フラグ確定!!


何かいい案がないかと考えてると……



ドカーーーン!!!!


扉が勢いよく爆発し、扉が飛んできた。


すると、続々と武装した集団が入ってきた。


あれ?こいつらもしかして…….…




すると、奥からでかい人影が出てきて…



「おい、貴族共!!命が欲しかったら金品全品おいてきな!!」


赤髪海賊団船長、ゴン・レッドロートが佇んでいた。





なにやら、怪しい展開になってきました。次回は閑話を書きたいと思います。お楽しみに!!

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