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異世界で怪盗をやてるのだが、どうやら俺は世界最凶の賞金首らしい!?  作者: ザウルス
第3章:バトルコロシアム編。
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余談多いな……

「さて、調査(しごと)をするか。」


治療室での出来事から2時間。俺は今、熱戦を繰り広げたコロシアムの前にいる。理由は簡単だ。


このコロシアムでの優勝すると1000万ルソーとルーペン行きのチケットが手に入る。1000万ルソーの賞金が出るのは恐らく全大陸を見ても人間が暮らしてるところでは王都かここぐらいだろう。


歴史上、最も高い賞金が出たとされるのが魔族大陸の魔都ソルトアの大精霊際でのバトルコロシアムだ。優勝賞金50億ルソー、しかも王族親衛隊への入隊つきだ。そして歴戦の猛者として書物に書かられるそうだ。


ちなみにこれはマサシルクと呼ばれ、この本に書かれるのは偉大な功績をのとした者だけ出そうだ。魔族にとってはここに書かれることが最大の勲章らしい。書かれられたいる人物は歴代の魔王や王妃。もしくは英雄ぐらいだ。


断然魔族限定だ。ちなみに人間サイドにアサテルという似たようなものがある。


ただ少し違って、マサシルクは国に貢献をした人が重だが、人間大陸では国を大きく動かした者が書かれる。貢献をした者を含め、犯罪者なども書かれる。と言っても相当な事をやらない限りはありえない。数も指で数えられるほどだ。


その中で一番有名なのが、第6代魔王の虐殺王フックスゲルクスだ。


ことごとく人間大陸へ戦線布告をし、領土を拡大していった。そこに住んでいた住民、子供や女性も関係なく虐殺し、述べ250万人を殺したまでと呼ばれている。


巧みな演説を行い、魔族達を洗脳していったと呼ばれている。


しかし、そんな奴は生き残れるはずがない。奴は君臨して僅か三年で暗殺されてしまった。


暗殺したのは当時の将軍カルセシ。のち、魔族と人間の闘争を止めるきっかけを作る人物だ。


フックスゲルクスは恐怖政治(サムシック)と呼ばれるものの根本を作った人物だ。反乱を恐れ、権力のある者を次々に殺していき、同じ種族でありながらも御構い無しだったそうだ。


国民の怒りもついに爆発しカルセシ率いる革命軍(ロストサーシン)によって倒されたそうだ。


その後、カルセシはこれまでの独裁政治を変え国民代表政治と呼ばれる者を作った。前までは「魔王は国の力であり、神に等しい権限をもつ。」という考えを「魔王は国民の象徴であり、政治に関してはそれぞれの地域の代表を決めて行うものとする。」と言った民主政治を取り入れた。


一方、人間大陸は未だに独裁政治のオンパレードだ。しかし、歴史上で恐怖政治が行われたことは一度もない。


……ってか、話ずれてるな。えっとなんだったけ?


あ、そうそう。なんでこんな事をするのかということだ。


この際言おう。このバトルコロシアムは何かが動いている。


参加者の目的はほとんどが賞金だ。中には俺目当てでルーペン行きのチケットが手に入らなくて参加したものもいる。


そうだとしても、今回は異様に盛り上がっている。特に赤髭海賊団や覇天龍拳の使い手など、伝説級の猛者が集まっている。


奴らなら、こんな大会なんかしなくても食ってけるはずだ。特に赤髭海賊団の財宝は国が一つ買えると言われている。


「奴らの目的は一体……」


これらの疑問を元に俺は、バトルコロシアムの前に立っている。入り口には警備員が四、五人いる。


「さて、どうすっかな。」


そして俺は、このバトルコロシアムを挑んだことを深く後悔することになる。







お久しぶりです。今回は余談?が多くなってしまいました。さて、次回は真実編です。果たしてどうなるやら。

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