雨のち晴れ

ある雨の降り続ける日のこと。
とあるアパートに住んでいた一人の独身男性。彼は自室で人生最大の行事に取り掛かっていた。それは「自殺」である。
しかし、なんだかんだで自殺に失敗した彼は、アパートの近くに捨てられていた女の子を見つけてしまう。放っておくわけにもいかず、しかたなく自分が保護することに。
お互いに深刻な心境にありながら、彼らは共に過ごしていくうちに、何かが少しづつ変わっていくのを感じていた。