僕の存在する理由。
どうも。ΗΘΤΛΤΕです。
今回の話は『永遠』についてです。
なんだっけ。本当にこんな歌があっておもいつきました。
そして、話がずれましたww
ちなみに、爽茶の苗字は全然出てきません。
そんなんですが、よろしくお願いしますw
僕は。生きている意味があるんだろうか・・・?
永遠なんてないし、誰かの心に残らないなら・・・生きてる意味なんてあるんだろうか??
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「そーーた??何してんの?」
こいつは、幼馴染の
蓮見耶 蓮
女子にしては珍しい名前だと思う。
髪の毛も地毛の金髪だし・・・。
「ん??アリの観察・・・。」
「蟻??なんでまた、そんなもんを・・・。」
蓮が苦笑しながら蟻のほうを見た。
「むっ・・・。別に?好きでやってるわけじゃないし!」
そんな風に僕がぶっきらぼうに言っても
「ふ~~ん。」
で、終わり。特にそれに乗って怒るわけでもなく、ただそれだけ言う・・・。
「っていうかさ、まぁ。そーたのやってることに興味があってここにいるわけじゃないんだけど・・・。」
あぁ!!そうだろうね!!
「何?なんか用事があって来たんじゃないのか??」
いったん蟻のほうを見るのをやめて、蓮を見ると・・・。
「そーたはさ・・・。『永遠』って信じる?」
は?何だ・・・。その質問は・・・。
「は??なんだよ。それ。」
「ん??いや。この前さ。みーちゃんと話してたんだけど・・・。」
ちなみに、ミーちゃんとは、
鷹野 海晴
って言って、かなりのお嬢様だった気がする・・・。
なんだっけ??鷹野財閥?よく覚えてないけど・・・。
初めて、蓮に紹介された時のイメージは・・・。
ふわふわしてて、なんか・・・ぬいぐるみが生きてる発言をしそうな感じの子だったと思う・・・。
「んでね。みーちゃんが。『永遠なんてありえないんだよ。』とかいうからさ~~。そーたはどう思ってるのかなって。」
・・・?????
「それは・・・どーいうシチュエーションだったのかな??」
「へ??どーいうって・・・。えっと・・・。確か、なんかの曲に。『僕らが集まれば永遠ができる』
っていう歌詞があって。」
・・・どういう歌詞だ。っていうか、何の歌だ・・・。
「でね。その歌をみーちゃんと聞いてたら・・・。ミーちゃんが、そこで急に文句いいだして・・・。『永遠なんて存在しなあああああああああああああああああああああいいいい!!!』っていうから・・・。」
おい。みーちゃんて、もっとふわふわしてて、たしか、お嬢様学校通ってて、そのお嬢様学校でも、特に金持ちで、制服めっちゃ改造してて、っていうかもう原型とどめてなくって、髪の毛なぜか白くって、なぜかいっつも熊のぬいぐるみ抱えてて、目も垂れ目で、もう一回言うけど。
ぬいぐるみが生きてる発言をしそうな感じの子だったよね?!
なんで・・・なんで・・・。そんな現実的なの?!
「でね。うちが。『永遠は存在するよ。死んだって、人の心には残ってるでしょ?』って言ったら・・・。『ん?何言ってるんですか?みなさん。絶対に『永遠は存在しない!』って言いますわよ?』っていうんだよおおお。どう思う?」
・・・いや。どう思うってか・・・。
「・・・みーちゃんて・・・意外と現実的なんだな・・・。」
「むうううううそういう事が聞きたいんじゃなくって。そーたは『永遠は存在する』って思う??」
・・・そこか??そこか???みーちゃんのそのギャップではなくって??
「俺は、『永遠』なんて存在しないとおもうね・・・。」
「ん?・なんでえええええ??」
っていうか、もしかしなくてもこいつのほうがギャップすごかったりするのか??
俺は、幼馴染だからあんま感じなかったけど・・・。
「『なんで』って。決まってるだろ?『永遠』なんて存在しないよ。」
「むうううううう。存在するよ!!!だってさ!!」
「『人の心には存在する』って言いたいんだろうけど。俺はそうは思わないよ・・・。だって、どれだけ有名な人でも、それを知ってる人が死んだり、伝えたって、流行らなければ、消えていなくなっちゃうもんだろ?」
そう言うと、あいつは軽く泣きそうになって・・・。
「そんな・・・こと・・・ないよ!!!だって!!歴史人物だっているし!!徳川だって!!!藤原だって!!卑弥呼だって!!ちゃんと皆残ってるじゃん!!どんな人か知らなくっても!!顔だって知ってるし!!」
そうやって大声で叫ぶ。
「じゃあ?何か?書かれていればそれでOKか?!永遠ってそんなものか?!そんなものなら。俺は!!!永遠なんて!」
はっ・・・何言ってるんだ??俺は・・・
「『永遠なんて』?」
やばい・・・熱くなっちゃった・・・
「いや・・・なんでもない・・・。」
そう言ってふいっと他のほうを向くと・・・。
「私は・・・それでも・・・そんなんでも永遠は存在してほしい・・・。」
「?」
「もしも、本当に永遠なんて存在しなくっても・・・誰かの何かの心に・・・記憶に残っていてほしい・・・。それは、きっと永遠なんだと思うから・・・。」
そうやってぽつりぽつりと話し始める・・・。
「じゃあ・・・なんだよ。その人が、死んだら。どうすんだよ。人は永遠なんてなくって・・・死んで。お前の言うように教科書に載ったって・・・」
何の意味もない・・・。
誰かの心に残ってなかったら・・・。
「・・・私は・・・教科書に乗りたいとは思ない・・・。」
そう言って隣に座る蓮。
「ただ・・・教科書に載ったら、永遠になるきもする・・・。」
「だから!!それは、記憶に残っているだけで!!いつかは忘れ・・・。」
蓮がにこやかに笑った。
「教科書の人でも、もしかしたら・・・その生き方に感動を受ける人がいるかもしれない。卑弥呼の生き方に感動してもしかしたら、それがきっかけで変われる人が存在するかもしれない。教科書に載らなくったって・・・その人が、それを誰かに伝えて、もしかしたら、その人も感動を受けて、それが広がっていくかもしれない・・・。それって、すごい奇跡だなって思うし、それってすごいことだと思う。それで、死んで、天国や、もしかしたら地獄に行って、そこで、その尊敬する人に出会えて。そこで。『あなたのおかげで私は変われました。』って言われたら、それって『永遠』になってると思う。その人にとってそれは永遠なんだと思うんだ。そうやって、最後言われるように生きていきたいと思う・・・。」
なんか・・・最後変わってないか?話の要点がずれてると思う・・・。
でも・・・。
「そう・・・だな。そうやって最後言われるように生きていこうか・・・。永遠を誰かに残せるように・・・。永遠になれるように・・・。」
誰かのおかげで変われて、誰かを変えられるようなそんな永遠・・・。
「ん?ってことは、蓮。お前もう、永遠になったぞ。」
「?」
「だって・・・。」
お前が俺を変えたんだから・・・。
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「あなたのおかげで変われたんだ。ありがとう。」
どうもです。
話が変化しましたねwwちなみに、最後は、皆様のご想像にお任せします。
爽茶が、蓮に言ったととらえてもいいですし、爽茶が誰かに言われたと考えてもらっても・・・。自由にww
こんな終わり方ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。