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  作者: 久米 貴明
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都会の暮らし

親友と、どちらも悪くない理由で、仲違いをした


お互いがお互いを知っていながら、


お互いがお互いを知っているから、


ただ、それぞれが、大事なものを守りたかっただけだった


世界はまるでパズルのように


好意が離別へと裏返る


家の部屋の隅っこはSNSの大都会に通じてる


善意と悪意と好意が入り乱れる複雑に入り組んだこの白いチャット画面で

 

何を見る?

 

何を語る?

 

ホントはもうわかってるんじゃない?


本音と建前、当たり障りのない言葉、DMで語られる本気の優しさ

 

大人の世界は全部建前に隠されたままそれぞれの思惑で動いて、青臭いヤツが置いてきぼりくらうよ


"上手くやってる連中"に不信感が積もる

 

青臭い僕は全部見透かされ馬鹿にされ利用され、それでも愚直に自分の言葉を吐き続ける

 

都会の暮らしはいつだって水分不足、喉がからからに乾いて誰彼構わず吸い付きたくなる

 

塩水みたいな愛を与えられたらもう狂ってしまうよ

 

そうして布団に包まって寝込むたび、また人間関係振り出しに戻るのさ


孤独を吸い込み、愛を吐き出す光合成は、いつになったらできるようになるんだろう

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