表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

1ー2 出会い

よろしくお願いします

ルーティンというものは人間誰しもが無意識のうちにしている。文字を書く時に意味もなくシャーペンの芯を出したり、走り出す前に少しジャンプしてみたりして、心を落ち着かせている。

僕のルーティンは、お墓に行くこと。手を合わせ、その日の予定を伝えている。

「おはよう未来。今日は大学で研究の中間発表があるんだ。上手くやれるか分からないけど、程々に頑張ってみるよ。」

そう告げて返答の帰ってこない墓石を後にする。これが僕のルーティンだ。

いつから始めたのかは覚えていない。ただ、そうするのが正しいそんな気がしているだけだ。


「綾瀬君、今日の発表よかったよ。」

「ありがとうございます。まだ詰めきれてはいませんけどそれなりの研究結果は出たと思っています。」

「そうだね、君の研究テーマは少々時間がいるが君は大学院の進学も決まっているわけだしそんなに焦ることもないだろう、気長にやりなさい。」

「ありがとうございます。失礼します。」

今日は何故かあの海に行きたいと思ったので、足早にその場を立ち去った。

こういう時がたまにある。意識してるわけじゃない、ただ何かに呼ばれているようにあの海に向かうのだ。

さざ波の音が心地いい。山の細道を抜けた小さな海辺。ここにいるといつも世界には僕一人だけだと錯覚してしまうほどにちっぽけな世界だ。

あの日を最後に忘れてしまった手の温かさも、ここに来れば思い出せる。かけてしまった僕の心を一時的に修復するように鼓動が少し早くなる。

その時波打ち際の少し奥が光って見えた。

考える前に体が動きだして、服を着たまま僕はその場所へと歩き出した。波立つ水をかき分けて、ただひたすらに前に前にと歩いた。

「え?」

沈んだ。突然に沈んだ。光に足を入れた途端に僕の体は全身が水で包まれた。

『あぁ死ぬのか…まぁもうどうでもいい』

もうおやすみ。

「…で…んで…なんで、来ちゃったの…」

微かにそんな声が聞こえた気がした

久々に書いたー!

かなり疲れましたね…最近どん詰まり全然書けてなかったので、進めることにしました。

少し短いですが今はこれが限界ですw

これからもゆっくりと気長にやってきます。

ここまで見て頂きありがとうございます!

よろしければレビューお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ