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……解。

流石に1000年あれば、その分野の天才に肩を並べられるでしょう。……多分。

「キサラお姉様……」

「あ、そうだったわね。フィナ。」

「はい、キサラ姉様。」

「貴女の精霊魔法を行使する力を封じている『呪い』を解呪するわね。」

「やはり、呪いだったのですね。王族である私を魔法で精霊魔法を封じるなんて不可能だと思っていたのです。」

「じゃあ、解呪するわね。」

「キサラ姉様、本当に出来るのですか?」

「ええ。鬼術『呪詛返還』! どう?」

「……え!? ……き、聞こえるわ! 奴隷に、いえ、あの時から聞こえなかった精霊達の声が聞こえるわ!」


 舞い上がっているから暫く、放置ね。


「……キサラ姉ちゃん。」

「何、アズサ。」

「呪いや呪詛返しとかは、陰陽師の十八番(おはこ)だと思うんだけど?」

「アズサ。」

「……はい。」

「幾らなんでも、1000年も有れば修得出来るわよ。」

「……はあ。」

「それに、幾ら才能が有っても、只の人よりも、私達(おに)の方がそっち方面が得意だからね。」

「……納得だわ。」

「じゃあ、召喚の方は?」


 私は、人差し指を私の口の前に立ててウィンクして言う。


「それは秘密です。」

「……なるほど。地獄の方にも文化は流れていたのね。」

「まあね。ドラまた、左手は添えるだけ、幼女の皮を被った悪魔、とかね。」


 この後、アズサとかの専門的な雑談を交えながら、フィナとも交流して親交を深めたわ。


 その日の深夜


「……夜襲ね。」


 私は、微弱な「意思」の様な存在を感知して目が覚めた。


「キサラお姉様?」

「リン。全員起床!」

「キサラ姉!」

「キサラ姉様!」

「何? 何なの!?」

「……嘘でしょう!」

「リン達は完全武装。アズサとフィナは旅が出来る服装に着替えなさい。」

「「「「「はい!」」」」」


 私は、最硬の結界を張り、更に召喚する。


「召喚! 前鬼! 後鬼! 馬頭鬼! 牛頭鬼!」

「「「「鬼紗羅様、御命令を!」」」」

「馬頭鬼と牛頭鬼は、この建物を中心に直径『1町』から中に、敵対者を近付けさせるな!」

「「はっ!」」

「前鬼と後鬼は、この建物を中心に、この都市に侵入した雑魚を全て殺せ!」

「「はっ!」」

「リン達は、アズサとフィナを守って。」

「はい、キサラお姉様。」

「うん、キサラ姉。」

「分かりました、キサラ姉様。」


 私は公爵邸を飛び出すと、私は鬼としての感知能力で都市の東北方面から3km先に、見付けた穢れた魂を持つ者に向かって走った。



「見付けた!」


 都市から見て、奇しくも東北方面に向かっていた私だけど、遂に見付けたわ!


「まさか、こんなに早く見付けるとは思わなかったぞ。

 だが、単身で、しかも、女が来るとは愚かだな。」

「さあ、それはどうかしらね。」

「ふん! なら、その無謀を後悔しながら死ね!」


 そう男が言うと、奥から、ハイオーガでしかも亜種が5匹に、同じく亜種のジェネラルオーガが1匹に、黒竜(ブラックドラゴン)と黄金竜(ゴールデンドラゴン)が1匹ずつ現れた。


「どうする、女? 1人ではどうにも出来ないぞ。」

「あら。私が何時、1人で来たなんて言ったのかしら?」

「何!」

「召喚! 酒呑童子! 茨木童子! 星熊童子! 虎熊童子! 金童子! 熊童子!」

「鬼紗羅様、御命令を!」

「お前達は、あの木偶の坊を殺せ!」

「「「「「はっ!」」」」」

「召喚! 大嶽丸!」

「……チッ。」

「大嶽丸は、あの黒い奴を殺せ!」

「何で、このオレ様が……」

「出来ないのなら、その頭の『鬼角』を切り落とせ! 力を振るわぬ鬼なんぞ、亡者にも劣るわ!」

「……分かったよ。」


 さて、今風ならツンデレな大嶽丸も動いたし、私は、あの黄金竜(ゴールデンドラゴン)を討伐しますか。

 後、「かくれんぼ」は、面倒臭いから……


「鬼術『目印(もくいん)』。」

「……ぐっ。」


 良し!


「……貴様は何者だ?」

「ありふれた、普通のAランク冒険者よ。」

「ふざけるな!」

「貴方の相手は、あの黄金竜(ゴールデンドラゴン)を片付けたらしてあげるわ。」


 そして、私は何か喚(わめ)いている奴を無視して、黄金竜(ゴールデンドラゴン)に相対した。


「GaAAAAー!」

「……う~ん。折角だし。全力全開(・・・・)で戦ってみるか。」


 そして、私は黄金竜(ゴールデンドラゴン)の攻撃を躱しながら、装備品を異空間収納に仕舞い、代わりに大神様から戴いた戦装束を身に纏い、愛刀を腰に差し、面を取り出す。


「久し振りだわ。これを使うのは、天明3年の頃かしら。流石に浅間の噴火の規模を抑えるのは苦労したわ。」


 そして、私は「鬼面『紅桜』」を装着した。

 その瞬間、外見はそのままで身体能力の全てが本来の身体と同等となった。


「……私としては、数ヶ月振りぐらいなのに、何とも懐かしいわね。」


 この鬼面は、私達「鬼」の戦闘力の9割を封印した物。


「全く。竜の騎○以上のインフラよね。」


 あっちは、3、4割だったわね。


「……解!」


 鬼面の封印を解除した瞬間、私の髪が紅に染まり、指の爪が獣の様になり、朱い炎が私を包む。


「さあ、準備が整ったわ。貴方の血の色は何色かしら?」

「GaAAAAー!」

「あはははは! 征くわよ!」


 先ずは、拳からよ!


 私が拳を振るう度に、空気を振動させる爆音が響き、黄金竜(ゴールデンドラゴン)の巨体が揺れた。


 次は、私の爪を試したけど、ただ振るった程度では、かすり傷だった。


「流石は、最強種(ドラゴン)の上位ね。」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


一辺が、約100mです。

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