心の中の天使と悪魔
あなたは自分の生い立ちに悩まされたことありますか?
「あたし」の生い立ちはあたしがまだ記憶に残らない生後6ヶ月の時に
両親が離婚したことから自叙伝が始まります。
当然あたしはまだ生後6ヶ月なのでさっぱり分かりません。
父方の祖父母や育ての親の話を聞かない限りは...
当時はあたしにとって物心がついた時に育ててくれている人たちが
お父さんお母さんとなります。
後から知らされる真実と現実の狭間で葛藤する心情を語り綴ります。
どうぞご期待くださいませ!
私の両親は生後6ヶ月で離婚して母が私を実家に連れて帰りました。
しかしある日突然父方の祖母が私を取り返しに来て半ば強引に奪い去りました。
その時母は色んな感情で気が狂ったそうです。
一方父方の祖母は甥夫婦に相談を持ち掛けます。
祖母 「赤ちゃんの間は育てきれんけん、幼稚園卒業するまで育ててくれんかな?」
甥夫婦「よかですけど、物心ついた頃あたしたちを実のお父さんお母さんって
思って大変なことになりますよ!」
祖母 「よかよか、そん時は強行突破すっけん!よろしくお願いします。」
そんなわけで甥夫婦は私に愛情をたっぷり注いで育ててくれます。
幼稚園に入園する頃には私も甥夫婦のことをパパママと呼んで天真爛漫にそしてワガママに
育っていきました。
しかし幼いながらも私は甥夫婦の実の兄妹2人と一緒に過ごしてて私に対する一種の違和感を
感じるのでした。
それは実の兄妹2人は今まで厳しく育ってきたのに突然やってきた私に対しては超甘々。
嫉妬で私にちょっと辛く当たり両親から怒られてる時です。
父母 「お姉ちゃんお兄ちゃんなんだから優しくせんね。」
兄妹 「どうしてあたし達が悪いことしたら叱るとに叱らんと!」
父母 「まだ5才の子を叱っても分からんやろ!」
兄妹 「あたし達が5才の時はそんな優しく言ってくれんやったやん!」
父母 「ヘリクツばかり言わんと。分かったね。優しくせんばよ!」
兄妹 「・・・」
そんなやり取りを目の当たりにして私は
(お姉ちゃんお兄ちゃんは私のこと好かんとかな~?何で仲良くしてくれんとかな?)
と脳裏に?がたくさん浮かびます。
でも楽しい思い出いっぱいでいつしか忘れてました。
幼稚園の時から男勝りで男の子とばかり遊んでいました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ幼稚園の卒園式を迎えようとしていたある日
甥夫婦が私におばあちゃんちに行こうと持ち掛けます。
これが後に6才の私にとって余りにも酷な出来事となるのです。
続く
この作品は連載となっています。
あたしと同じ境遇の方々がポジティブに考えられるように
なればと書きました。
この作品を読めばあたしだけじゃないんだと考え方が
変わりますよ。