1.いつもと違う日課
前回は初めての投稿ということもあり、詰め詰めで書いてしまったので今回は、少し空白を加えてみました。まだお試しの段階なので見にくかったりしたらすみません。
「ふぅ...」
食事を食べ終え溜息をつくとともに、食器を洗うために立ち上がる。
蛇口から流れる水の音を聞きながら、ふと時計を見てみると午後4時であった。
「ハァ...俺はいつまでこんな生活を続けていればいいんだろう...」
そういいながら、洗い終えた食器を置き自分の部屋へと戻っていった。
そして自分の部屋のベットで横になり、考え事を始めた。
普通に考えたら、バイトして学費稼いで大学やらに行けばなんとかなるだろうけど。
「バイト続けられるならそもそも、学校行ってるっての!」
いやいや、もしかしたら続けられるかもしれないし一回やってみる価値は...?
「何回か試してダメだったやん!」
そうやって、一人で謎のツッコミを繰り返しているうちに、嫌気がさしてしまった。
「何してんだか俺...」
そうつぶやきながら、立ち上がりパソコンを立ち上げ、ヘッドホンを取り出した。
「次はどれにしようか...」
パソコンをつけるやいなや、TMMを開き始める佑。
「これにするか」
気に入る音声を見つけた佑はその音声を購入する...と思いきや。
音声のタイトルをコピーし始めた。
「よし...」
そしてそのコピーしたタイトルを、違法サイトの検索欄にペーストした。
検索結果に上がった音声をクリックし、ダウンロードし始める。
彼はニートであるがために、もちろんながらお金を持っていない。
食事などは実家暮らしのため困らないが、お小遣い等はもらっていないため、
このように、違法でダウンロードした音声をいつも聞いているのである。
ダウンロードし終えたことは確認すると、ヘッドホンつけ目を閉じ日課が始まる。
2時間後...
「ふぅ、今日のは今まで一番良かったかもしれないな...」
今日はいつも聞いているジャンルである、先輩との百合系音声を聞いた。
「...」
だが、今までは何事もなく終わっていた日課が今日はいつもと違う様子であった。