番外:バスタイム
掃除が済んで、夕食も終えて居間でゆっくりしている時間帯。俺は教科書を読んでいた、しかし、とても左の腕に違和感を覚えてしかたなかった。その違和感は柔らかくてとても気持ちのいいものだから不快感はないがやはりどうも落ち着かないのだ。これでは落ち着いて教科書を読めないので俺は本から目を外しその違和感の正体に話しかけてみた。
「なぁ、マヤ。いつまで腕に抱き着いてるんだ?」
そう、違和感の正体とは小さな学園長のマヤだった。
「私があきるまでですユージさん。」
「それっていつになるんだ・・・?」
「えーと、ですね、恐らく一生来ないと思います。」
「おいおい・・・。」
マヤはさっきから俺の左腕に抱き着いた状態から離れようとしないのだ。
別に困ることはないのだが、ただでさえ、部屋に女の子特有の甘い匂いが充満しているというのに、その匂いの元の本人が抱き着いていてはどうも落ち着かないのだ。
いや、変な気分になるとかじゃないからな?ただ、甘い匂いに酔うみたいな感じだからな?
俺は一体誰に言い訳してるのだろうと自問するが、無駄だと分かり考えるのをやめる。
「でもそろそろ俺、お風呂入りたいんだが?」
「なら、一緒に入るです!」
「・・・え?」
「一緒に入るです!」
「マジでか?」
「マジなのです!」
12歳の女の子と一緒にお風呂って倫理的に大丈夫なのだろうか・・・。
「ほらユージさん!早速お風呂にいくのです!」
「あ、あぁわかったから引っ張らないでくれ。」
「ユージさん、お背中洗ってあげるのです!」
「あ、あぁお願いするよ。」
なんだかんだで一緒に入ってしまったが案外何もなくてよかった・・・。
そ、そうだよな流石に12歳の子に欲情したら完全にアウトだもんな。
「痒いところはありませんかー?」
マヤが後ろからそう言ってきたので
「大丈夫だ、問題ない。」
と答える。
実際のところ問題なかった。むしろマヤに背中を洗ってもらうのはとても気持ち良かった。
あぁ~マヤくらいの力でこすってもらうと気持ちいいな~。
そのあとは2人で洗いっこをして湯船に浸かる。
マヤの体を洗ってる時に肌が柔らかくて不覚にもドキドキしたのは絶対に誰にも教えられない一生もののトラウマだ・・・。
「マヤ、ちゃんと100湯船に浸かってから出るんだぞ?」
「わかったなのです~」
マヤは俺とお風呂に入れたのがとても満足したようでとてもテンションが高かった。
「97、98,99、100なのです~!」
100数えれたところでマヤは湯船から勢いよく立つ。
「こら、危ないぞ!」
「大丈夫なのでツルっ。」
その途端マヤは足を滑らせてしまう。
「危ない!」
慌ててユージが受け止めるがそのまま後ろに倒れてしまう。目の前が暗転して自分がどんな状態になっているのかもわからなくなる。
「いてて・・・。」
背中からぶつかったから背中が痛いのは分かるがなぜか目の前が真っ暗だった。それに何故か口のあたりに柔らかいものと先が尖がっているものが当たっているのがわかる。
「ん?なんでこれ?」
ユージはそれが何か気になって舌でなめてみる。
ぺろぺろ。
すると何故か先端の部分が固くなってきたのだ。
なんだこれは?
「あ、ひゃっ、ゆ、ゆー、じ、ひゃんそ、そこは、あんっ!」
「ん?・・・。っ!?」
マヤの声が聞こえて目の前にあるのがマヤの体だと気づき慌てて距離をとる。
「わ、悪い!マヤだと気づかなくて。」
解放せれたマヤは頬をピンク色に染め上げぐったりとしていた。
「い、いえ助けてくれてありがとうございます。」
「お、おう。」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
2人の間に沈黙が続く。
うぅ、気まずい・・・。てか、俺がさっき舐めてた場所ってまさか・・・。
そんなことを考えているとマヤのほうから提案がでた。
「上がりましょうか・・・。」
「そうだな・・・。」
だが、マヤはこの後も腕から離れず、寝るまでそのままだった。
これは八話の中の途中の話です。
一応上げときます。
皆様のおかげで100ユニークを超えました!
これからもご愛読おねがいします!