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五十五

「どういうことだよ」


 啓介は上体を起こすと、不気味に笑う姉の顔をにらみつけた。


「うーんとね、どこから説明したらいいのかな」


 ベッドを回り込んで椅子にすとんと腰を落とすと、姉は腕組みをした。


「夏音ちゃんは生きていて、カラオケの音ちゃんは、その……」


 姉は啓介の顔色を横目でうかがって、


「実体がない」

「そうだよ。音は交通事故で瀕死になったところを、あの男の実験材料にされたんだ。それで、殺された」


 実験室と呼ばれていたカラオケの地下での出来事を思い出して、啓介は強く歯をかみしめる。


「ううん、そこからが間違いなの」


 姉は首を左右に振ると、腰を浮かせてパイプ椅子を後ろ手に握り、啓介の枕元に近づいた。彼女の視線が真っ向から啓介のとぶつかり合う。

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