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短編集

おバカな怪盗の話

僕は怪盗スポンジ自他共に認める天才(自称)だ!!

今回はアミューズメント施設に売っているボウリング玉を一つ盗むのだ!!

そうすれば客がボウリングが出来なくて困るだろうなぁ

さっそく予告状を書くか

十分後

「書けたぞぉぉ!!」

あとは予告状を送るだけだ。

よし、送りに行くぞ

テクテク

コンコン

「あの、これ道で落ちてました」

「お届けありがとうございます。……予告状!?」

あれ!? さっきまで持ってたはずの予告状がない!!

まさか落とした!?

ちょっと受付の人に聞いてみよう!!

タッタッタ

「ここに予告状届きませんでしたか!! さっき落としたみたいで!!」

「あ〜、届きましたよ。もしかしなくてもアナタ様が……」

「はい、僕が書きました!!」

「そうですか……少々お待ちください」

「はい、分かりました」

九分後

僕が待っていると、お店の外からパトカーのサイレンの音が聞こえてきた。

まさかこの中で犯罪が!?

危なくないかな、避難しようかな

……あれ、こっちに歩いてきてる。

僕の近くに犯人がいるの!?

「こちらで通報があったのですが……この方で合ってますか?」

「こちらの方が……はぁ、君がこの予告状を落としたって聞いてきたんだけど合ってる?」

「そうです!! それで警察の人が来るってことはこのあたりで犯罪があったんですよね。怖いんです捕まえてくださいよ!!」

「はいはい、言われなくてもねぇ」

ガチャ

「……? あの、僕何もしてない……人間違えてないですか?」

「予告状書いたんだよね君?」

「書きましたけど」

「犯罪予告だよねそれ」

「…………あっ」

「あっ、じゃないでしょ。本気で気づかなかったの!? 嘘でしょ」

そして僕は警察に捕まった。

「プププ……あんなバカなやつと俺を一緒にするなよ。あんなあからさまな予告状を落とすとかバカを通り越して阿呆だな」

「速報をお伝えします〇〇博物館より国宝の"武士(もののふ)の結婚リング"が盗まれました。今回を含め八件全てこの"豹兎(ひょうと)"による犯行と見られ更なる厳重な警備を敷からております。続いてのニュースです。アミューズメント施設でボウリング玉を一つ盗むと書かれた予告状を落とした男性が逮捕されました」

僕は外に出るなぜか笑いものにされた。

……まあ人気者って考えれば大成功だな!!


おしまい


見つけて読んでいただきありがとうございます!!

こんなおバカな怪盗って面白いかもと思って書きました

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