第36話
「いや~それでね?」
あ、あの、さ…何分間話すつもり…?私はもう限界だよ?だって、思いもよらない他人に筒抜けだったんだよ?私の生活が。何年何月何日の何時何分の寝顔がかわいかった、とか意味が分かんないからね?
「はぁ…結構話しちゃったかな。」
はい。もう動画の下のバーがさっきの三分の一です。話し過ぎです。私は羞恥で死にそうでした。もう、そりゃあ、自分でさえ知らない寝相の癖とか、寝ぐせとか、他にも多くあった。食生活ももちろん筒抜けだったし、ゲームしてる姿だって取られてて、別動画で配信しながら実況してるんで見てください!ってちゃっかり宣伝してるし…プライバシーの保護はどこ行った!!!
(小声)プライバシーの保護?は!知らねぇよ!!(by 作者)
「さて、核の作り方の話でもしますか…」
なんでそんなにテンション下がるの?これが普通だよ?あぁやばい…この動画ひどすぎて突っ込んじゃってる…
「まず核はぁ中身から作りまぁす」
めっちゃつまらなそうにすんなよ…あと、絶対それ上級者用だよね?下のテロップにも別動画推奨のマークでちゃってるし。
「核の中身は魔力とさっき使った素材を…あ、さっき使った素材を最初、準備してください。それを魔力で柔らかくして丸めてください。」
あ、ちゃんとしたのが始まった。よかった…
「丸めたらいったん放置します。このぐらいの大きさですからね?この大きさで堅さは…あ、皆さん餅って食べたことありますか?餅を焼いたら伸びますよね?その時ぐらいの柔らかさです。外の堅いほうじゃなくてふやふやしてる中の方の話ですよ。」
ほうほう。たとえがわかりやすい。私はきなこもち派だな
「ちなみに私は醤油餅がすきです。ずいぶん前の話になるんですが、ゆーの様が食べてらっしゃったんですよ。チーズ入りのお餅を…って、え?」
は、はあ!?そんな理由で好きになったの?あれは間違えて料理長が作って、ここで文句言ったら料理長が解雇されちゃうから仕方なく食べただけなのに…ていうか、ルアナは何に反応してるんだろ?あ、メールかな?でも非常識でしょ…
「早く説明しろ?うるさいなぁマネジャー。でもさすがに今日は話しすぎちゃったよね。ごめんね、マネ。でも、ゆーの様の話を切ったら許さないからな。」
怖い…マネさんお疲れ様です。今度差し入れ上げるよ…
「それじゃあ、続きの説明を、っと。次に高難易度ダンジョン・ヘルタイフィルのスワンって敵モブ知ってるかな?それから獲れる毛皮を一番薄くしたものを用意。別に市販で売ってるやつでも何でもいいよ。でも、この後の工程がめんどくなるかもだからどうするかは自分で選択してね」
え?そんなもの必要なの?一応持ってるけど…
「そこから自分の魔力を入れてさらに薄く引き伸ばしてください。」
・・・意外にムズイ。でも、広げる感じだよね?こう、金属をたたいてのば…違う。皮だし薄いしすぐ破れそうになるからゆっくりコロコロで伸ばす感じかな?
「えっと、ここのイメージは適当過ぎたらだめだけどハンマーでどっか~ンみたいな感じじゃなかったらオッケーだよ。」
やっぱりやり過ぎたらだめなんだね。あ、うまくいったかも。
「よし、そしたら火であぶってください。」
『制限解除』 燃えろ
これでよし!あれ…何であぶらないんだろう?
「コホン…【朱よ 踊れ 空気は広がり 燃える 発生せよ 炎】」
布にボっと火がついた
中二病!?なんでそんなに長く詠唱するの!?必要なくない?
「う~ん、初見の皆さんに補足。これは中二病だから詠唱するんじゃなくて必要だからするの。私は使えないリメイアルを機械を使っての詠唱で補ってるからね。さて、設計図が浮かび上がってきたんじゃないかな?それを自分のヘッドホンにダウンロードしてね。そしてさっき丸めたのを素材として入れて。そしたらここに出現させてね。私は科学者だしさすがにそのリメイアルは持ってるから詠唱は大丈夫。」
さて…創造作製。これで良し。
「この中に大量の魔力を入れてください。特にそれ以外は必要ありません。あとは放置です。大呂の魔力の目安は…そうですね、中央ドーム一つ分ぐらい。さて、皆さん見ていただきありがとうございます。チャンネル登録高評価、よろしくね。ば~~い」
次の動画を5秒後に再生します
あ、きっとかなきゃ。てか、こんなに簡単にできるんだね。あれ?はめ込む場所言ってなかったような…?後でまた検索しなきゃ。でも、ルアナにはごめんねしとかなきゃな…
ピコン!
思わず通知の内容を見た。私の顔は驚愕に染まった。そしてすぐさま恐怖へと変わった
«ゆーの様ですか?»
え…?なん、で、ばれ…てるの?
やほー!読んでくれてありがとうございました。連載していく予定なので心待ちにしてくれると嬉しいです。高評価、感想、誤字脱字などたくさん送ってくれると嬉しいです。
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