第33話
とある森の中の小さな屋敷の前に一人の少女が遊びに来ていた。
「ウェーイ☆紅亜~私が来たよ~?」
その少女の名は紅葉 琉亡。西葉家の一つ下の家の長女にして天才発明家である。
ふふん。いつも以上に研究がはかどって外の奴らとゆーの様に語り掛ける何かの存在に干渉できるようになりそうなんだよね~
上機嫌の彼女はそこに紅亜がいないとはつゆ知らず、ドアをたたき続ける
「あ、あれ?紅亜、まさかここにいない?」
30分ばかりドアの前で待ってやっと気づいた。
「あッはは…私ってドジ…なのかな?ま、まぁいいとしておこう。」
何が?w
だ、誰かの気配を感じたような?
おっと、これは危ないかも。
いなく、なった?なんで?というかどこに人が?ま、
「そういう謎は私が解き明かすためだけにあるんだもんね!じゃ、西葉家の屋敷に行こっと。」
彼女はその斜め掛けにした小さいバッグから出たとは思えないくらいの大きさの装置を出した。
床に設置してっと。
少女はその上に立ち、目を閉じた。そして口が開かれた。
「【空間よ われろ 空気はゆがみ セカイは作られる 悲しみは消えず 笑いは絶えない 矛盾は そのままで ともに 進もう 世界よ歪め ・・・空間転移】」
何らかの詠唱が終わると少女はそこにはもういなかった。
ただ、落ち葉が風にあおられるだけだった。
ゆーのの与えられた部屋には今現在、二人の男女がいた。一人の少女はもちろんゆーのだ。そして男の方は、すらっとした高身長で顔がいい…いわゆるイケメンだった。
「ふぅぅ。やっと一息つけるよ。」
「盗賊狩りなんて楽しいか?」
「楽しいに決まってんじゃん!それに以外にも有益な情報を教えてくれるし。」
「そっか。ま、この体は気に入ったぜ。ありがとさん。」
「いいんだよ。影を器に移してコミュニュケーションをとれるようにできるなんて自分のためだからね。詳しくいってあげると影という仲間を得ることでもっと楽に広範囲を探索できるようにすることと私がこの家から出て周りにばれることを極力なくすため。(あんまし外に出たくないから)」
「俺を使うことが目的かぁ。本当に厄介なやつに力与えちゃったな…」
「本当に体が上手くなじんでくれてよかったよ。」
さて数時間ほどさかのぼろうか。
ね~影~
なんだ?
暇ぁ~
それは知らん
ね、なんかいいことしたい
は?俺が知るわけ…あ、いいこと思いついたぞ?
え、なになに?
盗賊狩りでもすればいい。どうせこの世界は盗賊でも強力な能力を持ってるし、取り締まれる奴がそいつより強いとは限んないせいで野放しになってるやつもたくさんいるだろうし。
ナイスぅ~!!ってなわけで『索敵』!!
さて、俺から君たち読者諸君に問題だ。
急に何を始めてんの?影
作者は黙ってろ…ゆーのが他の方向を見ている間にやりたいからな。さて、なんでゆーのは盗賊に対し正確な索敵を行えているのでしょうか。
あ、そんなこと。それは…
だまれよ、つまんなくなるから。
答えはあとがきで!
おい!!ってかあとがきって何なんだよ!?
そんじゃ、ばいばーい
あれ、影なんかあった?
いや、なんでもない。ところでいい感じの奴ら見つかったか?
もちろん。私の目にかかったことを後悔するがいい!あーはっはっはっは
こっちが盗賊じゃん、これ…
そんなことは気にしなくていいのだーってことで頑張りますか!
お前のストレス発散のためだけに消費される命がもったいないしかわいそうだよ。…ま、俺の提案のせいだからなんも言えないけどな。
その通り。よ~く理解しているようで何より。そんじゃ、普通の人が住んでる地区から始めようか。
わかったよ。(スリープモード)
さて、と。『空間切断』!!
目の前には荒れ果てた家が何件にも連なる場所へと転移した。
ほほ~ここがスラム街というやつですか…って!間違えた…(´・ω・`)もっかい『空間切断』
再び空間の割れ目を通って目に入った景色はあの北雪方にいたころの城下町と同じく発展していて何台もの屋台があった。
ふぅぅ。それじゃ、ここら辺の裏路地だったよーなきがしなくもなくもな、ビンゴだ!!
屋台の間を歩き、家と家の隙間の路地に向かうと数人の盗賊がいた
さ、やっつけよっか!こういうとこではまず相手をおびき寄せるために無防備なふりをする。ここのポイントは身構えたり武器を目に見える範囲に身に着けないこと。武器として安っぽそうな短剣などをダミーとして持っておくのはいい感じ。新人冒険者とかに紛れ込んだり、少し武術かじっただけの一般人にも見えたりするからね。ちなみに私は武器を持ってないし、どうせ持っていたとしても高級なものしかないからリメイアル頼みかな。リメイアルのすごいとこはどんな人間でも必ず一人一つ持っていて、一般人でも非力な女子でも与えられたリメイアルが戦闘系の場合、努力失くして戦えるようになること。これは他のリメイアルでもいえる。でも、戦争とか紛争が起きたときは一般人を徴兵できてしまう口実となるから嫌だよね。
「おい、そこの嬢ちゃん、こんなとこ入ってきて何してんだぁ。暇なら俺らとあ」
『吹っ飛べ』
「ぐっは」
は~い、ここでポイント2!リメイアルを発動するときはできるだけ心の中での詠唱を心がけましょう!
ゆーの以外できないけどね
あ、作者じゃん。
ほらほら、気を取られてるとやられるよ?
「おい、お前何をし、」
『吹っ飛べ』はいはい。てかさ、私がやられるなんて万に一つもないから大丈夫。
一億だったら?
あるかも…
やほー!読んでくれてありがとうございました。さて、答え合わせをさせていただきます!答えはおおざっぱだからです。簡単に言えば個人の特定は不可能だけど、あやふやな目標だと感知できる幅が広がって見つけやすくなるってことです。
連載していく予定なので心待ちにしてくれると嬉しいです。高評価、感想、誤字脱字などたくさん送ってくれると嬉しいです。
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