第23話
黒い世界の中一人たたずむ少女
こんにちは
何もない空間へと語りかけた
・・・
ほぉら、気配がある
もぞもぞと何かが動く。それは濁った黒い何かだった。
何の用だ
特に。
はぁ?んなわけあるか。何を企んでいやがる
えーなにもないけど?
嘘つけ。一言でも用がないなんてこたぁお前にあるはずがねぇ
あったりぃ。企んではないから安心してほしいかな~。でも一言だけ言いたいことっていうか、なんというか…
にやりと口角をあげて笑った。それはもう恐ろしいほどに。
遊ぼう?
誰がそんなくだらないことなんかに…
『影』
!?おい、ゆーのどこで知った?
ふふ~ん。私の頭脳を舐めないでほしいかな。
私には知識だけはあったからね。ではまず、その経緯を話そうか。私が四大リメイアル機密保管庫すべてに情報を盗みに入ったことは知ってるよね?
てか、半分俺だしな
そこには当然特別な能力…リメイアルの話だってあるわけで、まぁ、当時の私は気にしてなかったけどね。お父さんからそれが私にあることを聞いた私は納得はしたんだよ、いつもそんな感じだったからさ。でもそしたら何が違うのかってなるじゃん?周りの奴らと私の違いそれは黒い何かが動くかどうかなんだよ。つまり、『影』が勝手に移動するかどうか。私たちの『影』は絶対消えるんだ。
そりゃ、動かなかったら俺も暇で仕方がないからな
他には精神がいびつになるくらいかな?たとえば極度な人嫌いだったり、しゃべれなかったり、超短気だったりね。私の場合はサイコパスかな?で、『影』っていう単語としての名前を知ったのは意外と身近にあるものなんだよね。私だけは何度も目にしてた。だって暇つぶしの道具がそれとゲームぐらいだったし。ここまで言えばわかるよね?本だよ。昔の本にはリメイアルのことなんて一切かかれてない。だから私の部屋にあるのは昔の本ばかり。
後は考察ですか…
少女は得意げに笑う。この笑みはとても可愛らしかった。
そうだよ。さぁ、『影』遊ぼ?そして、私の友達を探す手伝いをして?




