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リメイアル チート少女は友を探す  作者: ルナ
第一章 まぁ、つまらない?かも
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第22話

戦いが始まり、始まり、始まり、そして終わる


戦いに負け


勝負に勝つ


そういう事象は

こういう事象のことを表すのだろう





「はぁ、……はぁ…」


パタリ。軽い音が虚しく響く


「ダ、ダ、ダ、ダ、ダ」


シュッ


殴られそうだった少女は横にスッと避けた


その勢いのまま男は倒れた 


「く……そ…」


ひとりの男は悔しそうに言葉を吐く


少女は冷たい目で男を見た


『「無様だなぁ。負け犬が」』


少女の姿に似つかわしくないガラガラとした声が発される


「負け犬?」


「なんか疑問か?」


「俺が寝たあと考えてみろ…よ……」


パタリ


少女は余韻に浸るかのようにしばし沈黙した。


『「やっと、邪魔者が消えたなぁ。」』


意思の宿ったはっきりとした目を見せた


『「今こそ叶えられる。ゆーの」』


静かに勝者は目的の場所まで歩く。それを止められるものはもういない。


「ゆーの、様?」


否、ふたり居た


「さっさとゆーの様をもとに戻せ、下郎」


そのふたりはメイド服に身を包み怒りをあらわにしていた。


『「お前らは…ゆーののメイドか。輝夜と……………」』


少女は驚く。それほどまでに時間が経っていただろうかと。


じぃというイレギュラーな存在ならこれほどまで驚くこともなかった。ここまでどんなに走っても息を切らしはしないだろうから。

しかし、それが一般人だというのなら話は違う。怒りで体が震えるほどだったとしても人間には体力の限界がある。能力行使の代償なら体力でなくても結構だが走るという単純作業は道理が違うというものだ。


「侵入者にも名を覚えられない存在感ですか?わたし。まぁいいです。あなたのその口で名を呼ばれたくありませんでしたので。」


『「サクヤ…か?」』


「はぁ!?覚えてないならそれでいいのにあまつさえ名を間違えるなどと!流石の私も起こりますけど!?」


「うるさい、サラ」


「はいはい。わかりましたよ、輝夜様」


『「サラなんだな。」』


「あ〜名前バレちゃったじゃないですか!」


「わだしだけ知られているのは気持ち悪い」


『「仲間割れか?それなら続けておいてほしいんだが?」


「んなわけ、あるか!」


「さっさと叩きましょう?こんなクズ」 


「そうですね!」


『「やってみろよ」』


少女は余裕の笑みを浮かべる。はったりなどではない。少女には、体力の限界も能力の限界もない。神に等しき存在なのだ。


「オーラ」


ひとりのメイド服の女が一度その言を発するとたちまち手が不透明な¥で神秘的な靄に包まれる。女の表情は見えない。


「遠慮なく私は後方支援ってことで。」


ひとりのメイド服の女はスッと一歩後ろへと下がる。


「さぁ、始めましょうか?」


少女は一歩も動かない。 


ダンッ゙


力強く踏み込んだ音が耳に届いた。


「a,element in Fire.」


流著な英語が聞こえる。今の時代、英語を話す需要は消えた。尚更すごいことである。


そしてそれは少女ともうひとりのメイドの周りをぐるりと円で囲った。


そんな中、先程のメイドの拳が少女の方に迫る。しかし、少女が手をその拳にかざすだけでその勢いは消え、赤子が殴ったかのような衝撃まで緩和された。


驚きで目が見開かれる。


「流石、ですね」


『「ゆーのの能力が使えて負けるだなんて無様な真似はしねぇぜ?」』


「a, element in ice」


少女の足が凍る。


『「!?」』


だがすぐに()()した。


『「驚いたな…まさかここまでこの力を操るやつがいるとは…」』


クックッと笑う


『「アマ」』


「オーラ!」


誰かの名前を呼ぼうとしたが、メイドのリメイアル行使の声に阻まれた。放たれた回し蹴りを赤子をひねるかのように止めた


『「ふん…何をそう頑張る必要が」』


「お嬢様を返せっ、オーラ!」


『「はぁ…面倒な、が、なに、が?」』


「はあっ」


『「っち」』


少女はバックステップで回避した。


「a, element in Time 」


少女がそのことばを認識する瞬間、固まった


「輝夜さん!」


「オーラ!」


完璧な連携で少女に蹴りを入れた


「解除」


静かにメイドはつぶやく。少女の時が動き出す。


『「がっ…」』


口から血を吐く少女。倒れ込み咳き込み続けている。


『「い゙だ…はぁ……体を持つと不便が多い…」』


「精神体には効果がありませんでしたか…」


残念、とでも言うように首をふる


『「このや、が、なん、で?わた、おれは」』


急に少女の情緒が不安定になった。そして、満身創痍という面持ちで唱えた


『「Delete」』


メイドの頭の中は真っ白になりそのままパタリと倒れた。


『「くそ…時間切れか?違う。あいつらっ」』


ゆうきは最後、様子がおかしかった。


『「結界術?違う…お前か?そうか、そうなのか。はやく、すべてを戻さなければ…」』


ふらふらとした足取りで黒い何かへメイドとじぃを連れて消えていった。








少女がいなくなった中央タワーはすべてが元通りだった。

読んでくれてありがとうございました。連載していく予定なので心待ちにしてくれると嬉しいです。高評価、感想、誤字脱字などたくさん送ってくれると嬉しいです。

ブックマークもよろしくお願いします。

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