第20話
簡潔に言おう。私たちの目的は時間稼ぎだ。ぶっちゃけ、無力化して気絶などの状態に持ち込むことがベストだけど、無理だと思う。それに時間稼ぎにしたって終わりはゆーのが戻ってくるまでだ。その超が付くほど長い戦いになるであろう持久戦をコンディションによる不調も疲れすらも、一切関係なく戦うことのできるか神のような存在に挑んでいる。どちらも不可能に近いのだ。この部屋での攻防だって私が発動源だと思わせることで成り立ってる。こうすけが主な軸となっているこの世界だからこうすけが気絶なりなんなりすればこの世界は消え去り、瓦礫の山に埋もれる中央タワーだったとこに一瞬で戻ってしまう。
まぁ、心配はしてないんだけどね。だって、ゆうきの作戦はすべてうまくいく。
そういう運命だから。
どんな強者であろうと覆せない。
この世界の理の一つとなってしまった今では。ゆうきの手に渡った今では。
もう、勝てる奴なんていないのだ。
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どうせあいりはこんな感じのこと考えてるから余裕なんだろうな~。・・・はぁ。
俺にだってできないことぐらいたくさんあるのに、なんでなんだよっ本当に、もう。
あー、ゆーのと二人の時はチェスをやってたけど、それがだめだったのかなぁ?
あいつら、頭はそこまでよくないけど(結構いいほうです。ゆーのとゆうきがおかしいと思っといてください)情報が早いというか、チェスを二人でやってることも隠してた俺の秘密のことすらもばれてたし…。一回プライバシーの侵害で通報してやろうかと本気で悩んだこともあるぐらいだ。
俺のリメイアルは計画を立てる、ただそれだけのものだ。使用者の頭が良ければよくなるけど、鈍感だったりするとうまくいかない、そんなところだ。
ただ、なぜか自分の秘密系を守ることに関しては全く使えない能力だ。無意味な能力なのだ。
だって戦闘時でしか使えない能力だなんて意味がないだろう?そう思ってた時期もありましたよっ!結局中央タワーに半分軟禁状態になってた時どんだけテロにあったと思っていやがる…
とにかく、最近は使える能力だとみなおしてきたとこだよ。う~ん、でもこの戦況は実に厳しい。
あいりの能力は銃との相性がいいうえに本人にも銃の才能があるから銃で戦うという戦闘スタイルが基本だ。もとから運動神経がいいからか驚くほど体術もできるが相性はダントツに悪い。なぜなら彼女の能力は数十分前にも確認した通り武器に付与をし、相手へのダメージを大きくする、攻撃型の中でも付与型と言われるところに分類される力なのだ。しかし、付与型と言っても身体能力系の付与型や記憶などの精神系、他にも日常生活の道具に付与するものもある。彼女の場合は武器系の付与型となる。体術の場合は身体系の付与型になるためあいりの才能があっても数分したら気絶してしまう。今はこうすけの能力をあいりが使ってるかのように偽って現状維持をしているため、気絶するのはご法度というわけだ。
長文失礼しましたなのだ〜
何だ…?今の声は。まぁいいけどね。
こうすけの能力は下に書かせていただくのだ。よろよろ〜
まただ…ミファイアが言っていたのはこれのことなのか…?
こうすけのリメイアル(驪姫結界)
攻撃型 結界系 近距離タイプ(自らを中心に展開)
主に身体向上付与とデバフ効果付与、洗脳が可能。
結界の内側は好きに装飾可能。
幻術効果あり。しかし、動物系の幻は消費体力が大きい。
範囲が広がるほど、負担が大きくなる。
結界は術者の気絶、あるいは死のみで強制解除が可能。
体力が尽きた場合は気力が取られていく。
気力が尽きた場合、魂が削られていく。
この世界の人が知らない設定。
魂を自ら全て捧げた場合、結界は永久維持される。
このとき、一切魂がかけていないことが条件である。
理性はこのリメイアルに使われることがないため、取られることもなく、自ら捧げることも削ることも不可能である。
あいりのリメイアル()
(詳しくしただけ。読まなくて良い方はゆうきの方をご覧ください)
攻撃型 付与型 武器付与系 距離タイプ無し
主に武器に対して質量変化から攻撃力、耐久力向上が可能。
武器の形状変形は不可。
銃などの遠距離タイプはその放つもの以外にも放たれた物に付与が可能。
自らの身体能力強化も可能だが数分使うと体力切れで気絶する。
体力を代償に可能となる。
体力が尽きた場合は気力が取られていく
気力が尽きた場合、魂が削られていく。
あいりの知らない情報
身体能力強化の体力切れによる気絶は理性が正常に働き、自らの限界を悟ったからである。
付与型のリメイアルを持つものは魂が削られるほどの消耗が出る前に理性が強制気絶させる。(通常の脆弱な精神の人間なら)
ゆうきのリメイアル
補助型 ??? ??? ???




