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リメイアル チート少女は友を探す  作者: ルナ
第一章 まぁ、つまらない?かも
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第15話

「お前っ…自分の娘をこんなになるまで放っておいて何がしたかったんだっ!?」


こうすけの激昂。当然ながらそれは、こうすけだけではない。あいりも、ゆうきもそうだった。


「どういうことかしら?」


「許さないっ…。本当に白を切るつもりなわけっ!?」


「俺らをゆーのから離して、俺たち以外のゆーのの大切な友達もあいつから離してあいつを、ゆーのを一人にしてまで何がしたかったんだ?」


ゆうきは平静を保つ。


三人ともども平静を失ったら完全に負け確といっても過言ではない事態になることは間違いない。けどっ…


心の中でゆーのの母をにらむ


人に対してこうも負の感情があふれ出てくるのはお前が初めてだっ、ゆーのの母さん、いや、もうこいつをゆーのの母と呼ぶのもおこがましい…絶対にっ


「「「殺してやる」」」


「あら、私なんかやったかしら?」


「アハハハハ、自覚がないってとっても素敵で素晴らしいことよね、あははっ」


あいりが飛び掛かる。よけもせずに受け止めるゆーのの母。彼女の能力は武器の質量を変える能力。一般的には50倍にできたらいい方の能力だが、彼女は一般の奴らとは違い100倍の質量にすることも軽々と行える。


「あいりっ、使うな!!」


「え?」


彼女はその手に持つナイフに100倍の質量にした。否、してしまった。


「フフッ、どうしたのぉ?あいりちゃん」


ゆーのの母からその華奢な体から放たれたとは到底思えない強い蹴りが出される。あいりはよけれなかった。なぜなら彼女はあり得ないスピードでゆーのの母にナイフを振りかざしていたからだ。そのため、スピード暴走を起こし体制が崩れてしまっていたのだ。あいりは当然その蹴りを直撃で食らい、壁に激突した。


っち。あいつの能力は


「反転の能力っ」


「あぁ、ばれちゃった。ばれちゃった。もう、手加減はなしね。」


ゆうきへとその手刀が構えられる。一瞬の隙


「おいっ、俺を忘れるなよ?」


突如としてゆーのの母の背中に衝撃が加わる。その次の瞬間には体中の骨がバキバキに折れてしまったかのような激痛が走った。


「っ!?」


「パン」


乾いた音と共に放たれる鉄の塊。それは的確に彼女の急所を外し、彼女の足の付け根に鋭く吸い込まれた気がした


「危ないわねぇ。近頃の若者は。」


ゆーのの母はその斜め前に普通に立っていた。


これでも倒せないか。


「あなたもまだまだお若いでしょう?」


「あら、うれしい」


「っち」


反転の能力がある以上、うかつに俺もこうすけも能力を使えない。そして、時間経過とともに不利になっていくのは俺たちの方だ。俺たちの目的はゆーのと会うこと。時間がたてば俺らはもちろん、ゆーのも無事でいられるかどうか…。いや、どうせ特別な能力があるからある程度は大丈夫なんだろうけど、ゆーのだってまだ15歳の中学2年生だ。精神状態なども考えるとなおさら早くそばにいてあげたい。


ちらりと何となく横に視線をやる。


っあ…


ゆうきは気づいた


あいりのこと、忘れてた…。やばい、絶対たたかれる。


「ぅう」


うめき声をあげているがこれはもう完全に気絶していた


そりゃあ、しょうがない。100倍の質量をマイナス100倍の質量としてナイフにかけられて頭がその急に変わったナイフの質量に混乱し一定時間動けなくなったのだから。


また正面のゆーのの母を見つめる


さて、どうしたものか___




「カチャ」


軽い音とともにその重厚な扉は開かれた中はしんとしていて一人も人がいないように見える。


さっと左右を確認する。


「お前はだれだ?」


首筋にひんやりとした…いや、それは全くひんやりとしていなかった。逆に生暖かいくらいだった。生暖かい感触とそれに見合わぬ圧迫感。それに対する恐怖が頭の中を駆け巡る。理性の力で抑え込む。


「お前こそ誰だ?」


「答えるつもりがないのなら存在価値は皆無だ。」


その会話が男の最後となった。


赤い鮮血がメイド服に血の跡をつけた。


「あぁ、ゆーの様にこんな不潔な姿では会えませんね…」


残念そうに息を吐く姿はとても美しかった


「どうですか、輝夜」


「もちろん順調ですよ、サラ」


輝夜と呼ばれたメイドは微笑みながらサラの方を見る


輝夜 満月___ゆーのの専属メイドであり、現・副メイド長である。

有能で美人な彼女だがゆーののためならば殺人だっていとわない、そんな残酷で優しい性格のメイドだ。ゆーのを慕うようになったのは拾われたから、である。定番あるあるだが、やはり現実だとその重みも意味も全く異なってくる


私も専属メイドなんだけどなぁ…はぁ。


深くため息をつくのは、最近専属メイドとなったサラである。最近といっても3年前の話だが、それでもゆーのの専属メイドである輝夜含め4人は5年間以上ゆーののゆーのだけのメイドとしてやってきているため3年というのは新参者なのだ。


名前も覚えられていないこの差はどうやって埋めればいいんだろうか…


サラはこの周りの同僚に打ち明けられない悩みの解決方法を探し独り悩む。ちなみにこの思考の間にも5,6人普通に侵入者が入ってきているが、輝夜とサラにかかれば思考しながら相手を殺すなんて造作もないことだった。

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