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リメイアル チート少女は友を探す  作者: ルナ
第一章 まぁ、つまらない?かも
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第9話

ゆーの視点


たっだいま〜


いやーつかれたな〜 


「お嬢様、」


「ん?なに?」 


「東花方桜夜宵がやけました」


「っ!?うそ…あの一番警備が厳重な、東花方が誇る桜夜宵が…本当なのですか?」


「はい。そして西葉方ご当主様から、後日、4方秘儀重要会議が行われますので、ぜひゆーの様のご出席を求めます、と。どうしますか?」


う〜ん、本当は私が出席しても何も変わらないと思うんだけどね〜?


「私を何故呼ぶのか、聞いておいてほしい。私がいなくても、お父様がいれば…」


あれれれれれれ?


「かしこまりました。」


「そーれーで?なんのつもりですか?西葉 紅亜様。私は一応これでも北雪方の姫。寝屋を襲われたと騒げばどうなるかしらね?」


「っふ、流石はゆーのだね。これでも変装の達人なのだけれど、君の審美眼には敵わないようだ。」


紅亜と呼ばれたメイド…否、少年は服やらカツラやらをそこら辺に投げ捨てる。そこまで派手じゃない服。でも誰でも彼がなにものかわかる。なぜなら、彼の胸元に光る紅色の宝石。ファンシーダイヤモンドに分類されるそれは西葉家を表す特徴的な色だ。これで何度ゆーのが頭痛と腹痛を患ったことか。


片づけないんでしょう?結局。はぁ…


「あと十秒で出てってください。」


「え〜〜?」


マジで苛ついてきた…


「十……、九……、」


「ちょっと、」


「…、七」


「さっきの質問に答える猶予をちょうだい!!」


「?…まぁ」


「んっ、んっ。答えはズバリっ!僕が父上に頼んだからだ〜。」


はぁ?


「ゆーのちゃんと、仲良くなりたいっ!、てお願いしたら叶えてくれたのさっ」


「出てってください。」


「えぇ〜嫌だな〜」


めんどくさっ


アイスソード、フライ


「うっわ!!!!危ないじゃないかっ、ゆーのく」


サンダー


「あぁ!」


か⬛ごおり


あれ? 


「術式阻害ですね?よくできました。おめでとうございま〜す」


「嫌味だよね?でもさ、今の術式、絶対に、お菓子を僕で作ろうとしたでしょ?」


「さあ、なんのことでしょうか」


よーくお気づきになりましたね。パチパチパチ。


「僕は素材じゃないんだけどな〜」


え?


「素材じゃないんですか?」


「結構辛辣っ。ごはっ」


たおれた


「よ〜し追い出すか〜。」


とびあがる


「まてまてまて。」


「?死んでなかったんですね。」


「ちょっと、今日のゆーのちゃん辛辣すぎない?何かあったの?」 


ふ、感だけはいいのね


「失礼なこと考えてない?」


「いえ。これぽっちも。」


「それで、何かあったの?」


「ふ、あなたに教えるくらいなら全世界に教えますよ。」


「うわ…僕をここまで拒絶するのは君くらいだよ」


「それはそれはとっっっても光栄なことですわね。とてもうれしいですわ。」


「あはは」


「うふふ」 


乾いた笑い声が響く


「僕を怒らせたいのかい?」


「今、現在の立ち位置的には私が有利ですけどね」


「まぁ、そうだね。でも、」


ベッドに押し倒される


「このまま、寝取ることだって可能なんだよ?」


「フフ、何を言い始めると思ったら。あなたにその行為が許されるとでも?」


静電気。


「うわっ!?」


「重いですね、案外。」


「いや、ほんとにどうかしたの?」


スルー


「ゆーのちゃ」


「お嬢様っ!」


執事、じいが入ってくる。


「じぃ!助けてくださいっ」


じいが私と紅亜の間に入る


「誰であろうと許しませんよ?」


「執事長ご無沙汰しております。」


「猫被っても仕方ありませんよ?」


「なぜ、ゆーのと話すのがだめなんだ」


「非公式ですので。」


「そうですね、今回は僕が悪かったよ。」


ふふふ、じぃ、ありがとっ!


「今度また会おうね?」


「ふ、お断りいたします。」


絶対嫌だもんね〜べーー


「それじゃあ、ばいば〜い」


窓から飛び降りていった。


「大丈夫かしら?」


「そんなことより、不届き者をお通しいたしましたこと誠にすみません。」


「いいの。西葉方が相手だし。」 


「誠に僭越ながらお嬢様、この度、長を務められるのは御父上ですよ?」


えっ


「嘘でしょ、なんで?」 


「とある事情がたくさん存在するとか」


「ふん。まぁいいわ。」


なんとなく把握はできる。きっと、私の特別扱いと関係してる。


「西葉方に異議を唱えますか?」


う〜ん


「やめておくわ。」


私の遊びをこれ以上制限されたらたまったもんじゃない。


「そういえば、あなた様の御父上から伝言で『これからは簡単に会えそうにない。』だそうです。」


「そう…。」


お父様…また、か。私が認めるのは貴方だけなのに。なんで、私の周りから大切な人がどんどん消えて行くの?


「じゃあ、いつ、会えるの?」


「それは…」


少し顔が曇る


「わかりません。」


そんなぁ…


「ねえ、じぃ、また変わっちゃうの!?お父様が?ねぇ、また、変わるの?今回は嫌。イヤよ、絶対に!」


ゆーのは驚くほど取り乱す。彼女のいつもの冷静さが嘘に見えてしまうほどに。


「あんなに優しくて、厳しくて、私に対して誠実なお父様はいない。いたとしても、お父様以外には絶対に認めない。だって私が求め、知らなかった、それ以上を初めて与えてくれたから。お父様の前のやつなんか、ただの寄生虫よ。この由緒正しき北雪方に来たただの害虫。許さない!お父様以外が来たら殺してやるっ。」


本物の怒り。目から涙も流していた


「私から、言っておきます。お嬢様の我儘。唯一の我儘を、伝えておきますね。」


ぽんぽん、と親が子供の頭を撫でていなすように、優しく


「本当?」


「はい。私達、使用人の明るく優しいお姫様。」


「あり、がとう」


取り乱したことがなかったゆーのは疲れ果てた

読んでくれてありがとうございました。連載していく予定なので心待ちにしてくれると嬉しいです。高評価、感想、誤字脱字などたくさん送ってくれると嬉しいです。

ブックマークもよろしくお願いします。

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