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第0話
緑が生い茂った公園。公園といっても遊具があるわけではなく、中央に一つ大きな木が生え、その公園の内側の淵は低木や花で囲われていた
一人の少女の大きさをした影が公園の入口に現れる
いつも一人で遊んだり、ほのぼのとしていた少女はその公園に見慣れない姿を見つけた。
「ねぇ、あなたはどうしてここを知っているの?」
心底不思議そうに聞いた少女。
話しかけられた少女はその本を読む手を止めて顔を見上げた。
「いつもいる。あなたこそ、どうして?」
逆に聞かれた
「遊びに来たの、いつもこの木のこっち側で遊んでるの。」
少女は今にも歌いだしそうなそんな様子で答える
「ふーん」
逆に質問をした少女はもう興味がなくなったのか下を向いている
「あなたの名前は?」
「…!?」
ピクッと肩が上下する。まるで予想外のことを聞かれたかのように。
「ゆーの」
ぼそりと答えた
「え?」
「神喰狼ゆーの」
「ゆーの、ゆーの」
少女は何度か復唱した
「いい名前だね!私は星河あいり、よろしくね!」
「ッ、プ…アハハハハ」




