高校とバカと作戦と②
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警察署に着いたら櫻井所長含めて沢山の警察官が慎二を待っていてくれた。
「慎二君、ようやく来てくれたみたいだね、こちらは直ぐにでも動ける準備は出来てるよ?」
念のために今日起きる事は事前に教えていたけど準備が早くて助かったよ。
「ありがとございます、僕も直ぐ動けると言いたい所ですがちょっと用意してもらいたい物が2つほどあります。無かったら別に良いのですが……」
そう言った慎二は用意してもらいたい物を櫻井所長に伝えてみた。
「そんな物が慎二君は必要なのか、まあ何に使うかわからないけどあるから持ってこよう」
そう言って櫻井所長達は慎二が言った物を持って来てくれた。
「ありがとうございます!これで僕が思い描いている「未来」が実現出来そうです!」
「そうか、それなら良かったよ……では今からここに集まった人々で今から不幸になろうとしている人を助けに行く、犯罪者には徹底的な処断を、救いを求めている人には救いの手を!」
櫻井所長が言った瞬間慎二含めて全員が「おおー!」と掛け声を上げた。
「慎二君、君も何か言ったらどうだ?恐らく盛り上がるぞ?」
そう櫻井所長から言われたけど盛り上がるわけが無いと思い、周りを見回したらほぼ全員の警察官が慎二に向けて期待の眼差しを送っていた。
これは何か言わなくちゃ終わらない感じだよね……
「皆さん今回も協力ありがとうございます!また悪意により不幸になろうとしている人がいます。そんな人を僕は見捨てられない、だから助けに行きましょう、そして僕を皆さんが助けて下さい!」
その慎二の言葉に今日一の声援が湧いた。
その声は桜田警察署一帯を震わせるほどだった。
慎二はこれ程までに皆が反応してくれるとは思っていなくてどう対応したらいいか困っていた。
その姿を見ていた櫻井所長は苦笑いを浮かべていた。
「まったく慎二君には勝てないな、俺の言葉より慎二君の言葉の方が俺含めて他の皆の心に響いているんだからな」
その後、慎二達はパトカーに乗り慎二の案内通り「田村亮二」がアジトにしている場所に向かった。