第5話:占いはいい結果の時だけ信じた方が幸せ
まーた長くしちゃいましたねー
しかもまとまってませんしねー
作者クソですねー
では、どうぞ〜
「・・・・・・人間・・・?」
そう、曲がり角から出て来たのは幽霊ではなく人間
ちゃんと足もあります(つーか見えます)
「あら・・・皆さん今晩は・・・・・」
その人影が数センチ頭を下げた
「ていうか・・・どちら様・・・?」
苑里が持っていた懐中電灯で人影を照らした
その人は、白い肌に黒くて長い髪でまるで日本人形のような出で立ちだった
色白すぎてちょっと怖いけど、よく見ると結構美人
「私、1年D組の霧月 赫と申します・・・」
「その1年D組の人が夜の学校で何してらっしゃるんですか?」
メイリが(他人の前なのでキャラを変えて)聞いた
「はい・・・実は私、幽霊等のものにはとても興味がありまして、入学当時からこうして夜の校舎を回って
幽霊を探しているのです・・・・・・」
その時、あたし達4人は同時にこう思った
((((なるほど・・・幽霊の正体はこの子だったのか・・・・・・))))
「そういえば・・・あなた方はここで何をしているのですか・・・?」
「忘れ物を取りに・・・・・」
そう言ったのは舞斗
そりゃあそうだ 初対面の人にいきなり幽霊だなんて言ったら失礼だもんね
「そうですか・・・では、私はこれで・・・・・」
そう言って霧月さんはあたし達に背を向けて歩いて行った・・・・・
と思ったら数歩進んだところで振り向いた
「幽霊を見かけたら・・・・私に教えて下さいね・・・・・」
「「「「・・・・・はい・・・」」」」
あたし達はなんとも言えずただ返事をして頷いた
霧月さんは
「ありがとうございます」
とだけ言って、また歩いて行った
で、翌日
あたし達は夜遅くまで学校にいたおかげで結構寝不足なわけで、
授業中はほとんど居眠り(メイリだけは根性みたいなもので起きてたけど)
さらにその日の昼休み
授業中たっぷり居眠りをしたあたしと舞斗と苑里はおめめパッチリ
唯一いい子ちゃんを貫き通したメイリはぐっすり寝ています
「こんにちは・・・・・・」
「ヒッ!!」
あたしの目の前に突然日本人形のような顔が現れ、
思わず上擦った声が上がる
「・・・なんですか、今の・・・・・・」
「ああ!すみません!えっと・・・・霧月さん!!」
「覚えてくれていたのですね・・・・・・」
印象が強すぎて忘れられませんでした・・・・・・
そしてなぜだろう・・・・心の何処かに忘れたがっているあたしがいる・・・・・・・
つーかいきなり出てこないで下さい!!
メッチャ怖いです!!
「なんでB組に?D組ですよね?」
霧月さんは「よくぞ聞いてくれました」みたいな顔で
「実は占いの結果、ここが一番こっくりさんとの会話がしやすい場所だと出たので、
こちらでこっくりさんをやらせていただこうかと・・・・・」
「そうですか・・・・・・」
この人は普段もこうなのだろうか・・・・・
いや、それ以上にこっくりさんの会話のしやすい場所が分かる占いっていったい・・・・・
「では早速・・・・・」
そう言うと、霧月さんは近くの机にひらがなをびっしり書いた紙に10円玉をのせた
クラスの人達が霧月さんの周りに集まって来る
「こっくりさん、こっくりさん来て下さい・・・・・」
霧月さんは10円玉に指をのせながら言った
こういうのってこっくりさんが知りたいことを教えてくれるんだよね
この人はいったい何を聞くつもりだろうか・・・・
「こっくりさ・・・」
キーンコーンカーンコーン・・・・・
霧月さんの声はチャイムにかき消された
霧月さんはチッと舌打ちすると
「こっくりさんこっくりさんお帰り下さい」
と早口で言い、そそくさと教室から出て行った
――――なんだったんだ――――――・・・・・・
その後、あたしは何も知らないメイリを起こした
ちなみに、起きるときにメイリが
「ビールもう一杯」
等とぬかしそうになったので、あたしは条件反射で
思いっきりメイリの顔面を張り手してしまいました・・・・
ごめんよ・・・・・・・・・
ちなみに作者、こっくりさんのやり方を詳しく知りません
やったこともないです
あと、霧月さんは地○少女をイメージしていただければ結構です