第35話:「なんでもいいよ」って言われて遠慮する人は暗黙のルールが分かる人
更新めちゃくちゃ遅れました
いや、いつもの事なんですけどね
というか、毎回毎回こんな言い訳のような前書きを
しっかり読んでくれてる読者様、ありがとうございます(土下座
「ということで、次は私ですわね?」
「・・・うん」
なんか会長に一つトラウマが出来たらしい
きっと明日には忘れるだろうね
そういう性格だから
「(もぐもぐ)・・・・クラゲ?」
「クラゲ?」
メイリの言葉を思わず疑問形で返してしまうあたし
なにコレ、めっちゃスベった感
「それならオレだ」
言ったのは副会長
この人のクラゲなんだからまた変なクラゲだろうに・・・・・
あれ?あたし何回クラゲって言った?
「この日の為だけに日々研究を重ねて育て上げた・・・
その名も熱湯クラゲ!
煮えたぎる鍋の中でも生き続けるのだ!」
「ネーミングセンス悪っ」
「お前にはこの芸術が分からんのか!?」
「分かりたくもありませんわ」
「フン、軽口を叩いていられるのも今のうちだぞ斎宮
熱湯でも生き続けるということは
刺胞の毒も有効ということだ!」
何でこんな人が副会長になれたんだろう・・・
あ、大魔王様だからか
「そんなクラゲごときのチンケな毒で
私がどうこうなると思いまして?」
ハイ、前言撤回
「なん・・・だと!?」
副会長が倒れる(音がした)
なんでみんな倒れるの?
つか、帰りたくなってきた
トイレとか言ってトンズラしようかな
「次っ!柚樹クン!」
「えぇ、僕!?」
「「「ご愁傷様」」」
「死んでないよ!」
1年3人組に叫ぶ苑里の目は
きっと涙で潤んでいたことだろう
暗いからわかんないけど
「(もぐもぐ)・・・あ、肉団子だ」
「「「「うわフッツー」」」」
「なんなの君達!?
僕が倒れれば良かったの!?」
「「「「まあ、流れ的に・・・」」」」
「なんでみんなで言うの!?
肉団子食べただけで何この扱い!」
「ハイ次!
ホントは時雨だったんだけど
死んじゃったから阿積クンね!」
縁起でもない!
まだ生きてますよ!
・・・・・・・・・多分・・・
で、具材が鍋から出る音がした時、
鼻がねじ曲がるような
何とも言えない匂いが真っ暗な部屋に広がった
「「「「!!!」」」」
「この匂いは・・・・・まさか!」
言ったのは苑里
「あ、この香り
オレの手作りつみれじゃん」
「なんですとう!!!?」
スーパーで買えばいいものを!
あまつさえこの異臭を香りで片付けるか!
この場の全員がきっと「つままなくて良かった」と思ったであろう舞斗の料理
否、暗黒物質は何の躊躇もなく毒殺料理人の口へ運ばれていった
「ん~、普通」
「「「「普通!!!?」」」」
恐ろしや毒殺料理人
お妙さんの卵焼き並の危険度を持つつみれを普通一言で済ませるか!
残りはあたしと会長のみ
これが終わるころ、あたしの命があることを願います・・・・・
どんだけ続くんだこの回・・・・・
でもあんまり長いと最後まで読んでもらえない気がして怖いんです!