第3話:お守りなんてのは気休めに過ぎない
えーっと今回のは無駄に長いです
文もイマイチです あしからず・・・
廊下
ども、朱鳥です
ただいま廊下を歩いております
(「それだけかよ!」って突っ込みたい人は突っ込めばいいじゃない!!)
すると突然あたしの目の前でプリントの山を持った女子がすっ転びました!
(展開が無理矢理だな!作者!!)
「ひゃっ!!」
「うぉぶっ!!」
その女子は持っていたプリントをあたしの顔面にぶちまけて倒れた
あたしもいきなりぶちまかれたプリントの山にびっくりして尻餅をついて倒れた
「いっつう・・・・・・」
「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
その女子は廊下一帯にぶちまかれたプリントと倒れたあたしを見て、
頭を抱えながら、まるで人一人殺してしまったような顔をして悲鳴を上げた
そして、いきなりその場に土下座すると、
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃ!!!!!!!」
と叫びながら、頭を何度も床に打ち付けた
つか、ええええええええええー・・・・・
それくらいで!?
ていうかなんか「ガンッ」って音がいっぱいするんだけど!?
「いやあのえっと、もういいから!大丈夫だから!!」
「・・・・・・・・・・ハイ・・・・・」
女子は頭を打ち付けるのをやめると、立ち上がり、あたしに深々とお辞儀をした
「本当に申し訳ありませんでした・・・・・」
女子は頭を上げると、しゃがみ込んでプリント拾い始める
つーかおでこに血が滲んでるんだけど・・・・・痛くないのかな・・・?
「あ、あたしも手伝うよ」
あたしもしゃがみ込んでプリントを拾う
あたしとその女子がプリントを拾い終わると、
あたしはプリントをその女子に渡した
「・・・・・ありがとうございました相嶋さん・・・・・」
「どういたしまして」
・・・・・ってアレ?
なんであたしがこの女子の名前を知らないのに、この女子はあたしの名前を知ってるんだ?
「あの・・・何かで一緒になりましたっけ・・・?」
「え・・・・・・・」
女子は「そんな!」という顔であたしを見た
ありゃ?あたしなんか悪いこと言った?
「あの・・・私・・・同じクラスの霜渡です・・・・・」
霜渡・・・・・・・・?
・・・・ああ!思い出した!!(間ぁ長っ!!)
そうだよ!同じクラスの霜渡 葛さんだよ!!
つーかこんなに時が経っていたのにちっとも思い出せなかったあたしって・・・・・
「いいんです・・・・・私・・・慣れてますし・・・・・」
そう言うと霜渡さんは廊下の端に蹲った
なんかケ○ロ軍曹のド○ロみたいな娘だなぁ・・・・・・・
ていうか忘れられるのに慣れてるのってどうよ・・・?
「昔からこうなんです・・・・・・
かくれんぼした時いつも私だけ忘れられてるし、年に1度は車に撥ねられるし、
自転車なんて買った日の内に盗まれるし、バナナの皮で転ぶし、そもそもこの学校だって
10回受験して10回目ギリギリで受かったんです」
うはぁ・・・・・・・・
それはなんとも運が悪いというかなんというか(バナナの皮は微妙だけど)
「それじゃあ・・・失礼します・・・」
霜渡さんはまた深くお辞儀をして歩いて行きましたとさ
学食
あたしは隅っこの方で一人黙々とご飯を食べている霜渡さんを発見
なんか凄く寂しそうなので声を掛けてみた
「霜渡さんよかったら一緒に食べない?」
ちなみに今はメイリと一諸
メイリには「どういう風の吹き回し?つか霜渡さんて誰?」と言われました
霜渡さんの事はちゃんと教えておきました
さて霜渡さんには一応OKをいただいたので一緒にご飯を食べることになりました
隣に座る時に霜渡さんは「私なんかと一緒に食べたら食中毒になる」って呟いてたけど
そういうのは空耳だったってことで!
「あのぅ・・・・・・」
「はい?」
声を掛けられたので霜渡さんの方を見る
つーかなんかモジモジしてるね?トイレ?
「えっと・・・よかったら・・・名前で呼んで頂けませんか・・・?」
「ん?いーよ えーっと葛ちゃん?あ、じゃああたしのことも名前で呼んでよ」
葛ちゃんはめっちゃ嬉しそうにあたしにお礼を言いました
すると、メイリもあたしの横から顔を出して
「私のことも名前で呼んで頂いて結構よ」
って言った
つーかやっぱキャラ違うな、アンタ
葛ちゃんはやっぱ嬉しそうにお礼を言った
と、次の瞬間
ビシャッ
葛ちゃんの頭にお味噌汁がお椀ごとぶっ飛んできました!
葛ちゃんの真黒な髪にはお豆腐やらなんやらがべっとり・・・・・
「すみません!!椅子に躓いちゃって・・・・」
そう言ったのは一人の女子
ご親切にハンカチを差し出してくれました
葛ちゃんはハンカチを受け取ると申し訳なさそうに言った
「・・・・・慣れてますから・・・・・・」
・・・葛ちゃん・・・・・・
アンタやっぱ不幸だよ・・・・・・・・・
スランプの神様が微笑んでいます
ヤバいです・・・・・・