第２９話：人って集まりすぎると話が進まないもんです
サブタイトル通りです
今回珍しくたくさんキャラ出したら話が進みませんでした
「私達はあなた達ＧＯＣ部に勝負を挑みますわっ！！」
先輩は私達ＧＯＣ部員に指さしてそう言った
一瞬の沈黙が流れる
そしてその沈黙を破ったのは―――・・・
「「だが断る！！」」
いつものＫＹ双子
しかもセリフがネタすぎる
「すみません、どういう経緯でそうなるのかさっぱりわかんないんですけど・・・」
「あなた達、目立ちすぎですわっ！！」
「はい？」
「この前やっと我が裏情報部の存在が明らかになったというのに
ＧＯＣ部ばかり目立って・・・・・許せません！」
「作者の都合じゃないですか！
主人公があたしなんだからしょうがないでしょ！」
「あなたの様な方が主人公だなんて私は認めませんわ！」
「どういう意味だコラァ！
あんたらばっかボケるせいでこうなってんですからね！？」
「ちょっと二人とも熱くなりすぎだよ
少し落ち着こうよ」
苑里があたしと先輩をなだめる
「要はアレだね！」「六華ちゃんはウチの登場頻度が気に入らないと！」
「そういうことですわ！」
「じゃあ、手っ取り早くまたじゃんけん大会でも開いたらどうだ？」
「「やだ、アレ飽きた」」
「そういう問題？」
「では、いっそのことロシアンルーレットなどいかがでしょうか」
メイリはピストルを片手に微笑む
「出来るわけないでしょ
この期に邪魔者を消そうとしようとするのはやめなさい」
苑里が突っ込むが、邪魔者というキーワードが気になりすぎる・・・・・
「叩いて被ってジャンケンポンなんかどう？」
またこの場にはいない別メンバーの声
聞き覚えはあるけど・・・誰だっけコイツ？
とか思いつつ振り向いてみる
「「「生徒会、ここに見参！！」」」
――――――――馬鹿がいました
じゃなくて、そこに居たのは作者がネタに困った時くらいしか出して貰えない生徒会の方々
３人しかいないくせになぜかギ〇ュー特戦隊のポーズをとっている
「なぜ会長がここにいらっしゃいますの！？」
「いやー、なんか学園長からここで面白いことやってるって連絡が入ったから
ちょっと見に来ただけだよ～」
会長の暁鈴先輩がマイペースに答える
あたしは自分のまわりを床から天井までくまなく見回した
「監視カメラなら無いぞ」
あたしの行動から察したのか、副会長の彩蓮崎先輩が言った
「何故だかは分からんが、ウチの学園長は何処で何時、誰が何をしているのかが即座に分かるらしい」
「ガチで千里眼じゃないですか！
前も心読まれたし、あの人エスパー！？」
「どっちにしろ、俺は精神面に興味はないがな」
「あなたの性癖なんかこれっぽっちも興味ありませんわ！」
「暴言フェチに言われたくはないな」
「暴言限定ではありませんわ！」
抗議するポイントが間違っているような・・・・・
どっちにしろ変態の会話にしか聞こえないけど
「二人とも喧嘩はやめよーぜ☆
ほら、プーギーも言ってるぜ☆」
「ブヒッ」
この描写、一見コミカルだけど
あれは確か豚インフルエンザが話題になった時期に
あたしの部屋に先輩が連れ込んだブタ（しかもメキシコ産）だ・・・・・
「そうだ・・・アイツを殺そう・・・」
メイリからドス黒いオーラが放出され始める
「いやいや何？
その『京都へ行こう』みたいなノリ」
「せめてもの慰めにあのブタ共々逝かせてやるよ・・・」
メイリから放出されるオーラが大魔神を形作り始める
なんか吐く息まで毒ガスかなんかに見えてきた・・・・・
あ、殺気にあてられてブタがノイローゼになった
ブタでも泡とか吐くんだなー・・・
「ぬおおおおお！！
どうしたプーギー！？」
さすが馬鹿というかなんというか
メイリの殺気に全く気付かない炎先輩がオロオロし始める
「お黙りなさい、馬鹿」
メイリがシャーペンを構える
大魔王様、もう許してやって下さい・・・・・
「「よし、雪合戦にしよう！」」
この時あたしは何か特別な細菌がみんなの脳を侵食していってるのかと思いました・・・・・・
「本気っスか・・・・・？」
「ちょっと無理があるんじゃあ・・・・・」
舞斗と苑里が心配そうに問う
そりゃあ雪も降らないのにそんな事言われてもそうとしか言えないでしょ
でもそこはあの双子
抜かりは無かったようで・・・・・
「そんなん金にモノ言わせて」「どーにかするに決まってんじゃーん☆」
「と言いますと・・・？」
愛狐先輩が怪訝そうに聞く
「「北海道行こっか！！」」
前回紹介すると言ったはずのストーカ部の部員の出番が微塵もない・・・
いつ紹介するんだコイツ
そしてなんか長文だと途中で飽きられる気がするのは私だけ？
