第15話:梅雨だって暑いんだから夏でもいいじゃないか
期末テストが・・・・・・来る・・・!!
※筆者のどうでもいい事情です
「うわあぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!ぎゃあぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!」
「帰れ」
「げぼほぉっ!!」
GOC部の部室に号泣しながら飛び込んできた炎先輩をメイリが不良蹴りで部室から追い出した
ていうか先輩顔すげー!!
先輩の顔は涙と鼻水でグッシャグシャになってて、むしろ別の意味でメッチャ潤ってます!!
「ひどいじゃないか後輩!!」
「顔がキモい 失せろ」
メイリが簡潔に思いを伝えてドアを閉めようとしたところを、炎先輩が自力で隙間を保った
あの執念とど根性はどこから来るのやら・・・・・
「「斎宮、そのまま止めてな」」
と言った部長と副部長の手には
夏にデパートとか行くと売ってそうなやたらフォルムがデッカイ小学生男子に受けの良さそうな水鉄砲
が構えられていた
「「かますぜウォーター!!」」
「掛け声はもっともかもしれませんけどそんなモンどっから出したんですか!!?」
「「夏と言えばコレだろ!!」」
「この回更新したのは梅雨です二人共!!」
というあたしの突っ込みは完全スルーされ、二人の放った水弾とも言うべき水は
見事ドアの隙間から除く先輩の両目に命中した
「ギャーーッ!!目が、目がぁぁぁぁ!!!!」
という絶叫と共に部室のドアが閉まり、その次の瞬間メイリが『ヘルプミースイッチ』(忘れた人は第12話をチェック!)を力強く押した
それと同時に部室の窓、ドア、その他穴という穴全てが遮断された
「ちょ・・・・何もここまでしなくても・・・一応依頼者じゃないんですか?」
「いや、アイツのことだから〜」「どうせペットの死因調べろとかっしょ〜」
「「そういうのは専門外だからね〜アハッ★」」
「私はあの方の為に何かするのが気に食わないだけよ」
そんなセリフを淡々と口にしながら3人は爽やかな笑顔をあたしに向ける
なんつー奴らだ・・・・・・・・
「バウバウ!!」
今まで全く出番のなかったゴンザレスさんがシャッターによって遮断された窓に向って吠えだした
「「どうしたゴンザレスさん!!」」
みんなの注目が一気に窓に集まる
で、次の瞬間全員絶句
「く・・・・・のをぉぉぉぉぉ!!!」
なんと炎先輩が窓のシャッターを自力で開けているのだ!!
「「マジかよ!!」」
「ウソだろ!?」
「ここ4階ですよ!!?」
「「つーかどんなバカ力!?」」
「つーかいつの間に登ったんだ!?」
「いやそれ以上にナゼわざわざ窓から!!?」
全員の突っ込みがフルで入る
炎先輩は何を気にする様子もなく窓を割って入って来た
ガシャーーーンッ
「「「「え〜〜・・・・・」」」」
もうここまで来るとみんな呆然と立ち尽くすしかなかった
しかし流石部長と副部長
すぐに我に返り、ピューイと口笛を吹いた
「「カモン!ケルベロス!!」」
その声と共にどこからともなくシェパード(警察犬でよく居るアレ)が5匹ほど出て来た
「「ゴンザレスさん!ケルベロス1、2、3、4、5号!ソイツを取り押さえろ!!」」
「『ケルべロス』自体はかっこいいのになんてテキトーな振り分け!!
いや、そんなことよりいつからいたんだコイツら!!」
「ぎゃああああああ!!」
犬に集られた炎先輩の喜びと恐怖が入り混じった断末魔が部室に響いた
――――で、数分後
「や、ホントすみませんでした」
「ホントにそー思ってる?」「なにがいけなかったか言ってみんさい」
「えっと、俺がシャッター自力で開けたせいでセキリュティプログラムが故障しちゃったのと、
入ってくる時に高級製の窓ガラス割っちゃったことです・・・・・」
「「わかってんじゃねーか」」
「ありがとうございます・・・・・」
「「修理代、キッチリ出してね」」
「はい・・・・」
炎先輩は落ち着いた(つーか落ち込んだ)様子で床に正座している
ちなみに、さっきまであんなに元気ハツラツとしてた炎先輩がここまで大人しくなったワケは自主規制させていただきたく・・・・・
ピロピロリン♪
と、どこからともなく間の抜けた電子音が聞こえた
「あ、メール」
部長がケータイを取り出した
こんな空気で悪びれもせず悠々とケータイを開けるとは奔放な人である
「ふんふん・・・おー申」
「あ、もしかしてもしかして?」
「何がもしかするんですの?お二人とも」
「「あーオランウータン殺した連続動物虐殺犯、捕まったみたいだよ」」
「「「連続動物虐殺犯!?」」」
なんだそれは!初耳だぞそんな虐殺犯!!
「うわあぁぁぁぁん!!ありがとうございましたぁぁぁぁ!!!」
炎先輩は土下座で二人に感謝の意を示した
なんかカッコイイな!部長と副部長!!
「「どいたしましてー♪」」
二人はそんな大げさな感謝の意もサラッと流すのだが
「あ、そういえば」「コレ、来月までに」「「払ってね♪」」
二人は唐突に話題を変えると、炎先輩に電卓を突き出した
その瞬間、炎先輩の顔はサーッと青ざめたのでした
「無理ィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!」
学校中に先輩の叫びがこだましましたとさ
今回と前回・・・・・
炎先輩よく泣きますねぇ・・・・
(↑お前が書いてんだろがww
ミステリにしようと思ったのに結局グダグダ・・・・
この小説でシリアスなんて無理!!
(作者に問題があるんだけどね!!)