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第14話:腎臓は二つじゃなくても生きて行けるらしい

やっとユニークアクセスが1000突破しました(疲

皆さんありがとうございます!!

「きゃあああああーーーーーーーーーっ!!!」


という悲鳴で安眠中だったあたしの全身が「おーはよーございまぁーす!!」とばかりにシャッキリ起床ですよ!

なんだなんだ、まだ夜中の2時ではないか!!あたしに気ぃ使えバカ!!

ヨン様でも来ましたかコンチクショー


「うっせえな・・・・・こんな夜中に悲鳴上げるとかどんなKYだよ。死ねばいいのに・・・・」


メイリが目をこすりながら寝ぼけつつも淡々と毒を吐いた


「どうする?外、見に行ってみる?」


「オッケ、誰かが死んだとかなら面白いしね 特にあの動物バカ書記」


副会長と同じタイプの守護霊が憑いてる・・・・・・









あたし達が寮の外に出ると、男子寮の近くに野次馬ができていた


「何があったの?」


そこら辺にいた人に聞いてみた


「なんかオランウータンが死んでたらしいよ」


「「オランウータン!!?」」


あたしとメイリが野次馬をかき分けて行くと、

まあやっぱりというかなんというか案の定野次馬の中心には横になったオランウータンと

その傍らでオランウータンの腹に突っ伏している炎先輩がいた


「うわあぁぁぁ〜〜〜〜ミケランジェロォォォ〜〜〜〜〜!!」


先輩はこれまたダッサイ名前を連呼しながら号泣中

最前列の人達のほとんどがその先輩の姿ににドン引きしている

すると、野次馬の中から女子が先輩の傍に歩み寄り、なにやら先輩に話しかけた

その後、先輩はものの10秒程度で絶叫しながらオランウータンの亡骸を担いだまま走りだしてしまった!


「ぎいやぁぁぁぁ〜〜〜〜〜いやだぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!」


と、思いきや

その女子がいきなり手に持っていた何か(・・)を先輩に投げつけた!

女子が投げたその何か(・・)は見事先輩の頭部に命中し、先輩は『バタンッ』と倒れた


『スゲェ!!!!』


野次馬全員が叫んだ

この場合、フツーだったらその女子にソフトボール部からの勧誘が来るはずなのだが、

その女子がぐったりした生オランウータンを引きずりながら歩いてくるため、

ソフトボール部の女子が怖くて近付けないのだ


「あら?あれってもしかして・・・・・」


「霧月さん!!?」


暗闇にあたし達の目が慣れて来たのか、よく見るとその女子、最近出番が全くなかったあの霧月さんだったのだ!!

しかも、霧月さんもこちらに気付いたのか、昇天済みのオランウータンと共にあたし達に近付いて来た

地獄○女と死んだ霊長目が新しいホラーのカタチを生み出しています


「こんばんは・・・お二人とも・・・・」


霧月さんが美しい日本人形フェイスで微笑をたたえるのですが、今の状況では殺人鬼にしか見えませんっ!

『ひ○らしの○く頃に』に出演できるよ!よかったね!


「先輩、泣いていらっしゃったみたいですけど、何をお話していましたの?」


メイリが西洋人形フェイスで同じく微笑をたたえた

普段あの人をあんま「先輩」って呼ばない分ちょっと気持ち悪・・・・いや、なんでもないです


「オランウータンを解剖のサンプルに頂けないかと聞いてみたら、泣き出してしまって・・・」


「いや、明らかにそんな改まった感じじゃないでしょ

 フツーに先輩気絶させてオランウータンの死骸、拉致ってたし」


「大丈夫ですよ

 解剖して採取して実験したら余った部分(・・・・・)はちゃんとお返しするつもりですから」


「大丈夫要素が一切見当たらないんですけど」


「その余った部分(・・・・・)を見てあの方がどんな反応をするか楽しみですわ

 よかったですわね、霧月さん

 今度は本物の人間(・・・・・)を解剖できそうですわよ 脳みそはちょっと残念な出来ですけどね」


「それはそれは・・・期待できそうですね

 それでは、おやすみなさい・・・・・」


「おやすみなさいませ♪」


「おやすみなさい・・・・・」


あたしとメイリは、嬉しそうにオランウータンを引きずっていく霧月さんに手を振った

まわりの人は皆(いろんな意味で)恐れをなして道をあけた


「そういえば霧月さん、先輩に何投げつけたんだろ?」


「これみたいよ」


メイリがいつの間にか持っていたのは五寸釘の刺さりまくったワラ人形

人形の胴体の部分に貼り付けられた紙には筆字で『岡原』と書かれていた


「懐かしいな岡原!!!」


「きっと何か気に障ることをしたのね、あの人」









第15話に続く・・・・・かも・・・・

さあ久しぶりに赫ちゃんが出て来ましたよ!

赫ちゃんファンの方々、ご満足していただけたでしょうか?

朱鳥「いるの?霧月さんのファン」

知らん!!

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