第13話:いきなり無くなるモノって割とあっけない所にあったりする
ある人は言った・・・
「面白い小説を書きたければきな粉を飲め」と
そしてきな粉をを飲んだ結果がこれです すみません嘘です・・・・・
耳かきが・・・ない・・・・・
あ、すまんね
いきなり出だしがこんなので
あたしはアレだよホラ、みんなのアイドル斎宮メイリちゃん
・・・・・ごめんウソウソ、そんな顔しないでよ、ねっ?(何が『ねっ?』だ・・・)
チッ・・・作者うぜぇ・・・・あ、なんでもないよ〜
で、さっそくなんだけど今回は作者が何を思ったのかあたし視点で行くから、そこんとこよろしく〜
ホント、誰に頼まれたワケでもないのにね
こんなん書いてるくらいだったら学園っぽく体育祭とかそういうものを書けばいいのに(ほっとけ!!)
んじゃ、本題に戻ろうか
ワタクシ、斎宮メイリは只今耳かきを探しております
ていうかよくあるよな、耳かきとかテレビのリモコンが突然どっか行っちゃってること
つかスゲー耳かきたい 今すぐ あと1秒で見つからなかったら耳切り取る
・・・ゴメン、ウソ そんな度胸ねーし
「ここにもないか・・・・・」
あたしはベッドの下を見るために床に張りつかせた顔を引っぺがした
「教科書と一緒にカバン突っ込んだか?」
こういうこと、たまにある
あ、ない?いいよ別に 気にしねーし
とりあえずあたしはカバンを全開にしたままひっくり返した
ちび○こちゃんよくこうするよな
え?ズボラ?へっ、なんとでも言いやがれ
あたしが床に散らばった教科書やらノートやらを漁ってると、封筒が出てきた
あーこりゃアレだね、ラブレター
誰かがあたしの机にこっそり入れたんだわな
フツーの恋愛小説とかだったらここから恋物語も始まるんだろーけどココじゃそうは問屋がおろさねーぜ
まあ面白そうだから中身ぐれーは読んでやらあ
あたしは封筒から中の便箋を取り出した
「んーっと・・・何々?」
『斎宮メイリ様へ
あなたは薔薇の様に可憐で、百合の様に――――――』
そこまで読んだトコであたしは便箋を封筒に戻した
つーかなんじゃこりゃ
コレのおかげで耳以外の所もすべてかゆくなった
さぶいんじゃ!歯ぁ浮くわ!全部抜け落ちるかと思うたわ!つーか冒頭から最凶!ベタ過ぎるにも程がある!
あたしはラブレターをシュレッターにかけた
今「ひでぇ!」とか思った奴に聞こう
こんなモノを地球上に残しておく理由を30字ピッタリで簡潔に述べよ!
無理だよな!?ヨシ、勝った!!(何に?)
さて、耳かき探すかー
次、ドコ見ようかな?
「どうせならなんかこう・・・ボケをかませるトコがいいな・・・・・」
って、これは作者の意見か
うーん、どうしよう・・・・・
ってとこで寮部屋のドアが開いた
「メイリ・・・・」
「あん?どーしたね、苑里
あたしゃ今『いかくんせい』のご試食と耳かき以外は受け付けんぜよ〜」
「いや、もとから『いかくんせい』作んないから僕
ていうか何その語尾。『ス○バン刑事』?古いよ、ネタが
いやいや、そんなことよりね、耳かき舞斗が借りてたみたいだから返しに来たんだ」
「わーソフトなノリ突込み・・・・・ってなんだとゴルァ!
あたしの今までのナレーションに注いだ体力、知力、そして愛を返せえぇぇぇぇ!!」
「何その人生において大切な3要素みたいなの!
ていうかちょ、来ないで!怖いから!目が怖いから!
ま、待って!やめてとめてやめてとめて―――――――――・・・っ」
アハハ、動かなくなっちゃった★
まだちょっとピクピクしてるし、大丈夫でしょ
あー、すっきりした♪
あたしは苑里が握っていた耳かきを取って、自分の耳をかいた
「ああ・・・あたしを今ここまで幸せにできる耳かきって怖いっ(キャピッ)」
「僕は君が一番怖いよ・・・・・・」
さて、初めて書いたメイリ視点はどうだったでしょう?
次からはまたフツーに朱鳥視点に戻りますが、「○○視点が見たい!」っていうのがあったら言って下さい
ちなみに、ごくたま〜に出てくるあの謎のC組担任とか、炎先輩のペットやゴンザレスさんのような動物でもOKです
(ちなみに、前書きにあったきな粉の人はココの小説家さんです^^