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幕間小話:女の勘が囁いてる。委員長はヨッシーを気にしてるってね!_01

 二宮姫子は高校指定の体操服へと着替えて、ウェーブがかった亜麻色の髪もシュシュでポニーテールにまとめて動きやすくして、体育の授業に臨んでいる。


 女子は体育館でバレー、男子は運動場でサッカーと、男女で分かれて授業を受けるので、クラスメイトの吉屋衛司の姿はおらず、姫子は体育館で委員長相手に絡んでいた。


「委員長を見てると、この世は平等ではないって思い知らされるなぁ~」

「えっと……。人の胸元を見ながら、何を言っているのかしら」


 腰まで伸びた黒髪を運動用におさげに結んだ委員長だが、その少々野暮ったいヘアアレンジとジャージ姿でも、校内一と噂されるスタイルの良さは隠し切れていない。


「私も委員長くらい背が高くて胸も大きければ、ヨッシーをあわあわさせることが出来るかもしれない……。圧倒的な力が……パワーが欲しい……」


「吉屋くんの何がそんなに貴女を駆り立てるのかしら。まあ吉屋くんに色仕掛けのような真似は通用しなさそうだけどね。私も彼からそういう視線を貰ったことは無いもの」


「目測Gカップの委員長でも(なし)(つぶて)ですか。梨以上に大きいおっぱいでも梨の礫ですか」


「あら、体育の先生が来たみたい。セクハラを告発しましょう」


「ええっ!?」


 話を打ち切った委員長は、体育館にやってきた体育教師に何やら耳打ちする。


 すると体育教師は姫子を呼び寄せて、コツリと軽く拳骨を喰らわせた。


「同級生に胸のサイズについてセクハラ発言するなんて、まったくもう……。姫子さんは罰として腕立て伏せとスクワットを限界までこなすこと! 良いわね?」


「これからバレーなのに、何という厳罰~!」


 流れるように告げ口して事なきを得た委員長だが、バレーのチーム分けで姫子と一緒になってしまったので、まだまだ姫子からの追及は終わらない。

第二章開始まで、幕間としてヒロイン視点の小話を投稿していきます。

この幕間小話の続きは、今日か明日の更新予定となります。

いつでも主人公に興味津々なヒロインをお楽しみ頂けましたら幸いです。

※ジャンル別週間1位になっていました。本作をお読み頂けて嬉しいです!

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