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7話 ようやく仕事をする

正直、充てがわれる家は倉庫と言うか物置が良いトコだろうと踏んでいたが、普通の家だった。

と言うよりも、生活臭どころかついさっきまで人が居た雰囲気がある。

もしかしたら俺の為に無理矢理引っ越しをさせられたのかもしれない。


家の中を見回しているとノックの音がした。


「はいっ!」

「入ル、マス」


ドアを開けて入って来たのはアリシアさんと雰囲気の似た美しい女性エルフだった。


「私、世話、スル」

「はい。よろしくお願いします」


そう言えば、アリシアさんは普通に喋ってたけど他の人は結構な片言で意思の疎通が図れるかちょっと怪しい。


「あ、行天優です」

「アリス」


俺は軽く頭を下げ、名乗る。

するとアリスと名乗る女性エルフは深々と頭を下げた。


言葉遣いと態度に違和感を感じるが、もしかしたら言語スキルが十全に発揮されていなくて翻訳しきれていない所為かもしれない。

アリシアさんの言語スキルのレベルが高いと仮定するなら筋が通る。


俺にも言語スキルがある。Lv.1だが。

もしこれが無ければ、この片言での会話さえ出来なかったのかもしれない。


「あの、俺ってこれからどうすれば良いんですか?」

「アリシア様、言ウ、好キ、スル」


えっ、アリシアさんが俺の事好きって?

じゃないな。俺の好きにさせろって言ってくれたのかな?


「何でも良いので、この世界の事を教えてくれませんか?」

「私、ムラ、出ル、ナイ、分カラナイ」

「だったら、エルフの事でも。この村の事でも良いので教えてください。あ、立ったままなのも難なので座りましょうか」

「ハイ」


向かい合って座り。

アリスさんは小さく咳払いをしてから話しだした。


「エルフ、ニンゲン、戦ウ、エルフ、森、住ム、ナル」

「エルフと人間が戦争して森に追いやられたって事ですか」


アリスさんは小さく頷いた。


「それで、戦争中なのに森に俺が現れたからこんな大騒ぎになっちゃったんですね」

「戦争、終ワル、ムカシ」

「終戦はしてるんですね。でも、不可侵の条約みたいなのがあったりするのかな」

「エルフ、森、強イ、入ル、ナイ、約束、エルフ、森、出ル、ナイ、約束」

「なるほど。人間は森に入らない、エルフは森から出ないって条約なのかな?ただの口約束か分からないけど、そういう事になったんですね」


どういう理由で戦争になったかは分からないけど、戦争に理由なんて要らないか・・・。

でも、戦争があったって事は人間に対して良い感情は無いだろうしなぁ。


「アリシアさんが転移者の人と知り合いだって言ってましたけど、それっていつぐらいの話ですか?」

「勇者、居ル、ムカシ、戦争が起こるよりも昔の話ですね」

「え?」

「戦争が起こった理由も勇者が元の世界に帰り、統制が取れなくなった為だと聞いています」

「何か片言じゃなくなりましたね」

「本当ですね。言語スキルが上がったんでしょうか?」

「ステータスオープン」「あ、言語スキルがLv.2になってます」

「私もLv.2になってますね」

「こんな一気に変わるものなんですね」

「そうですね。私も初めて上がったのでビックリしてます」

「あ、そうですね。いや、でも。これで話しやすくなって良かったです」

「はい」

「このスキルについても教えて欲しいんですけど。俺の居た世界にはスキルとかステータスなんて無くて・・・あれ?レベルが上がってる」


スキルレベルじゃなくてプレイヤー?レベルも上がってる。

この世界に来た時点ではLv.1だったはずだけど、今はLv.3になっている。


「おめでとうございます」

「あ、ありがとうございます」

「スキルについて説明させて頂きますね」

「はい、お願いします」

「スキルは一定条件をクリアすると習得する事が出来ます。言語スキルで言えば母国語を納めれば習得出来ます」

「ん?って事は、言語スキルは誰でも持ってるんですか?」

「そうですね」


恩着せがましく言ってたけど、わざわざ言われなくても最初からLv.1なら持ってたんじゃねーか。


「って事は、鑑定とかアイテムボックスも誰でも持ってるスキルですか?」

「いえ、その二つは誰でもと言うスキルでは無いですね」

「そうですか」


ふぅ~。せめてもの救いかな。

この二つも誰でも持ってるって言われたら、精神的にクルものがある。


「一定条件をクリアした後、習得したスキルは使用回数もしくは使用時間によってレベルアップします」

「鑑定は回数で、アイテムボックスは時間でですか?」

「どちらもあまり一般的なスキルでは無いので断言は出来ませんが恐らくはそうかと思います」

「あー、そんなレアなスキルなんですね」

「そうですね。どちらもこの村で習得してる人は居ませんね」

「おぉー」

「それから、血族に受け継がれるユニークスキルと言うものがあって。そちらは習得は不可能ですね」

「へぇ~。この暴食のトコに書いてあるユニークスキルって何かと思ってましたけど、そういう事だったんですね」

「はい?」

「へ?」

「ユニークスキルが暴食なんですか?」

「そうですね」

「なる・・ほど・・・・」



あれ?これってどっち?

地雷スキル?それともチートスキル?


お読み頂きありがとうございます。


ストックが尽きましたので次話より毎日更新が途絶えます・・・(´・ω・`)ごみんなさい

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