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11話 コンポスト

「それでは行きましょうか」

「はい。お願いします」


アリスさんにエルフの村を案内して貰う事になった。


「急に駆け出したりせず、なるべく私からは離れない様にして下さいね」

「そんな子供じゃないんですから・・・って、離れると危ないんですか?」

「一応の為です」

「なるほど・・・」


やっぱ村の中は見て回らなくても良い気がしてきた。

でも、今更断れそうも無い・・・。


アリスさんと並んでエルフの村を見て回る。


「村の中にいくつかあるのですが、ここがあの家から1番近いトイレです」

「え、トイレって共用なんですか?」

「はい。下肥(しもごえ)に利用するので」

「何ですか?それ」

「別の場所に纏めて放置しておくと、肥料になるんですよ」

「あー、なるほど」

「それから次は井戸ですね」

「はい」


滑車があり、ロープの先に桶が付いている。

家の様子からそこまで文化レベルが高いとは思ってなかったけど、思ってた以上に文明の進みが遅いのかもしれない。

って、事は・・・トイレもボットン便所ってヤツか・・・。

あ、肥料にするって言ってるんだからそりゃそうか。汲取式でどっかに肥溜めがあるって事だよな。


「あの」

「はい」

「お風呂とかって・・・」

「はい、ありますよ。案内しますね」

「はい」


おぉ・・・良かった。

基本的にシャワー派だから絶対に湯船に浸からないと。ってのは無いけど、湿らせた布で身体を拭うだけとかは微妙な気がしてしまう。


「ここがお風呂です」

「あ、お風呂も共用なんですね」

「はい」

「も、もしかして・・・」

「はい?」

「混浴だったり・・・?」

「はい。男女では分かれてないですね」

「なるほどっ」


なるほどなるほどなるほどねー。


「準備に時間が掛かるので、皆で一斉に入ります」

「なるほどっ」

「全員が同時にというのは入りきれないので交代でですが」

「あ、入る頻度ってどれぐらいなんですか?」

「日に1度ですね」

「それは良いですね」

「日に1度。夕食が終わったぐらいの時間から入れます」

「はい」

「狩りを生業にされてる方はあまり入らない様ですが、農作業等をされる方は毎日の様に入られてますね」

「あぁ、狩りをする人は匂いで獲物にバレない様にって感じですね」

「はい」

「農作業とかはやっぱ汗も掻くでしょうしね」

「はい。それ以外の方も病気の予防の為に2-3日に1度は入る様に推奨されてます」

「なるほど」

「ユウさんが入られる時は私が付き添いますので、入りたい時は何時でも仰って下さい」

「は、はいっ。是非お願いしますっ」

「それでは、次は・・・「ウィンドシールド」」


バシュッ───。


「えっ・・・」

「誰ですかっ!出て来なさいっ!!」


今、何があった?

アリスさんが何か魔法を発動させたっぽい。

もしかして、どっかから攻撃された・・・?


「ユウさんはアリシア様から村への滞在を許可されています!そのユウさんに危害を加えると言う事はアリシア様へ弓引く行為だと言う事を理解しているのですか!」


あ、やっぱ攻撃されたんだ・・・。


「アリシア様が許可したとしても、そいつは人間だっ!」


どこからか声がしたが、どこなのかは分からない。

アリスさんの視線の先を見ると空・・・?あ、屋根の上にエルフが居た。


「人間だとしてもです。アリシア様が許可されましたし。それに、ユウさんは貴方の仇ではありません」

「ぐっ・・・それ・・・でもだっ!」


と、今度は弓を引き、矢を射ってきた。


「ウィンドシールド」


「くそっ・・・」


「ウィンドアロー」「ウィンドカッター」


アリスさんのウィンドシールドってのが俺の周りにあるっぽいけど・・・風だから見えないし、ウィンドアローもウィンドカッターもやっぱり風だから見えない。


ウィンドシールドが俺の周りにあるっぽいってのは。先に射られた矢が俺に向かって飛んで来たが1メートルぐらい手前で何かに阻まれた様にポトリと落ちたからだ。


その後のは、たぶん魔法なんだろうけど・・・言っちゃ難だけど、子供のごっこ遊びに見えなくもない。


「退く気は無いのですね?」

「人間を許せば、殺された妻と子に顔向けが出来なくなるっ」

「分かりました」


「ウィンドストーム」


「え、ちょっ・・・うわああああああああああああああああ」


アリスさんの放ったウィンドストームは見えた。

屋根の上に居たエルフを遥か彼方に吹っ飛ばしたんだけど・・・。

風だから見えないのは見えないんだけど、何て言うか・・・屋根ごとって言うか、家ごとって言うか・・・家の基礎部分を残して、後は綺麗サッパリとエルフごと遥か彼方に吹っ飛ばした。


「あ、あれ・・・大丈夫なんですか・・・?」

「死んでは無いと思います。まぁ、死んだとしても自業自得ですし」


こ、怖ぇ・・・。


「あれを見て、まだ襲って来る方が居るとは思えませんが・・・案内を続ける雰囲気でも無いので家に戻りましょうか」

「そうですね・・・」



「やっぱり根深いものがあるんですね・・・」

「そうですね」

「アリスさんは俺とか人間に対して無いんですか?恨みとか」

「ん~。特にはありませんね」

「そうなんですね」

「はい。父は戦争で亡くなったそうですが、私自身は戦争を経験してませんので」

「なるほど」

「それよりも」

「はい」

「先程は申し訳ございませんでした」

「え?」

「アリシア様から任されていたにも関わらず、ユウさんを危険に晒してしまいました・・・」

「あぁ、でも、アリスさんが守ってくれましたし」

「それは当然ですっ」

「怪我もしてないですし、大丈夫ですよ」

「そう言って頂けると・・・」

「でも、あんまり長居しない方が良いっぽいですよね」

「そうですね・・・」



お風呂どころか、トイレにも1人で行けないとかちょっとキツすぎる・・・。


いつもお読み頂きありがとうございます。


まだペースが掴めません。

どうにもテンプレを引きずってしまう( ᐡ. ̫ .ᐡ )

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 所々主人公がなぎとににてる気がする。
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