恋のうた咲く黄昏れたいむ(57577Ver.)
ただ声が
漏れているのは、とめどない
大恋愛に痺れて疲れて。
夕方の
たった一言、「忘れたい」
アタマを蹴飛ばし、ひびわれた歌。
清純な、
三文芝居を、演じても
照れながら、君、演技を放棄し。
歌うたい。
歌う、その胸、ふるわせながら、
聴こえないほど小さな声で。
言っちゃうか?
できないことはできないと、
正々堂々断ってよい。
照れて、歌。
呟き、見つめ返すぼくに
つっけんどんに、捧げるように。
その恋が、
ぼくを破滅にいざなっちまう
痩せっぽちな恋の歌でも。
恋のうた
咲くよ、黄昏れ、たいむに、ほら?
刻みつけたい、言葉は、流れる。