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海の底

更新が大変遅れました。

リアルが忙しすぎた・・・。

前回のあらすじ、すっげースキルゲットしてた。

 

 スキル進化(エヴォルヴ)を使い晴れて進化した俺、星川真琴です。

 でも未だプランクトン。

 ロックプランクトンとかちょっとランクアップした感はあるけど雑魚だよねー・・・。

 まだまだ進化せねばなるまいか。

 そんな訳でちょっと散策に出かけてみますか。

 アレですよ、俗にいう素材集めですよ。

 なんかレアな素材があることを祈ろう。

 そんですげー進化して生きよう。

 そんな感じで散策スタートした俺だった。

 

 ・・・。

 失念していた・・・。

 俺の目の前に広がるのは闇と砂と崖のような石。

 そうだよ、俺のサイズが小さすぎるせいで全然前に進まねえんだよ。

 体感半日くらい前にひたすら進んできたけど景色がほとんど変わらない。

 

 つっら。

 勢い込んで出かけたはいいけど進まねえんだよなぁ。

 石と砂ばっか。

 正直なところ飽きてる。

 進んでるのに暇とはいかに。

 そんな文句たれつつ俺は進むのであった。

 

 

 

 そう言えばもっかい進化(エヴォルヴ)を使ってみるのはどうだろうか。また何か違う生物に進化するのだろうかな?

 あれ?これ結構名案じゃないか!

  体大きくならないかな?

 よっしゃ、早速使ってみるか。

 お、いい所に赤い色した変な崖あるじゃん。

 よーし、進化(エヴォルヴ)


  ピカッ!

 

 よし、これで進化完了かな。

 どれどれステータスはっと。

 

 ロックプランクトン RANK F-

 魔力 F

 攻撃力 F

 防御力 F-

 

 スキル

 図書館

 進化

 硬化 F+

 

 あれれれれ、進化してない。

 でもなんか硬化のランクがあがったっぽいな。+が付いた。

 うーむ、何故だ。

 同じ素材じゃダメだったのかな。

 石と砂二回連続は進化不可でスキルがランクアップするのかな?

 まだまだこのスキルには不思議があるようだ。

 

 暇つぶし(スキルランクアップ)をしながら前に進み続ける。

 また半日費やした。

 景色は未だに変わりません。

 ちなみに石見つけたら進化(エヴォルヴ)使ってたのでいまの硬化のランクはこうなった。

 

 硬化 B

 

 ・・・やりすぎた感しかない。

 F+からBて。

 いったい何個の石を犠牲にしたんでしょうね。

 いやー、50超えてからは数えてないわ。

 何個か石使わないとランクアップしなかったりしたから割と無くなったかもね。

 まぁこの海じゃ微々たるものだろうけどな!

 

こうして暫く海の底を漂い続けてた俺についに変化が来た。

 そう、新たな生物に出会ったのだ!

 俺がこの石使えるかなーとウロウロ見てたらなんかいたんですよ。

 コイツが。

 見た目は溶けたスライム。うにょうにょしてる。でもなんか生きてるようなんだけど死んでるようでもある。

 ただし、デカイ。

 俺の数倍はあるな。

 プランクトン目線だけどね。

 でもこれほんとに生物なのか・・・?

  

 わかんないことは【図書館】に聞こう。

 という訳でこの謎の生物(仮)を検索検索。

 

『・・・・・・検索完了。結果を表示します。』 

 

 名称:アメバ(死体)

 魔力 なし

 攻撃力 なし

 防御力 なし

 

 死体かよ。

 生きてなかったらしい。

 なのにうにょうにょ動いてんのか・・・。

 死にたてホヤホヤなのかなぁ。

 そんな感じでアメバなる生物の死体を観察する。

 ちょっと興味本位で自分の触手で触ってみる。

 ネチョォ

 うっわ、めっちゃ気持ち悪い。

 どろどろぐちゃぐちゃじゃねーかよ。

 あれかな、食い漁られてぐちゃぐちゃ死体になったのかな。


 『アメバはもともと粘性生命体です。』


 頼んでもないのに【図書館】が答えてくれた。

 ぐおお、マジかぁ。

でもちょっと生きてるの見てみたいかも。

 

 そこで俺はピンと閃いた。

 これを素材にしてみるというアイデアが。

 うーむ、大丈夫なものか。

 進化したらぐちゃぐちゃでしたなんて勘弁してくれよ…。

 信じてるぜ進化(エヴォルヴ)・・・!

 意を決してせーの!!

 進化(エヴォルヴ)!!

 

 ピカー!!

 

 一瞬意識を手放す。

 しかしすぐにまた意識を取り戻す。

 

 おお?おおおお?身体がおっきくなってるぞ?

 具体的には体積が三倍くらいにはなった気がする。

 つーか触手が四本になってる?!

 キャアアアアア増えてるぅぅ!!

 急いで自分のステータスを確認する。

 

 プラクティア RANK F+

 魔力 F-

 攻撃力 F-

 防御力 F-

 

 スキル

 図書館

 進化

 硬化 B

 軟化 E+

 

 なるほどね。

 また違う生物に進化したらしい。

 プラクティアか。

 プランクトンの上位版みたいなもんかな?

 つーか、新しいスキルも増えてるし。

 軟化 E+ ・・・まぁあんだけぐちゃぐちゃならそんなスキルもついてきてもおかしくないか。あれ見たあとだとあんまり使いたくはない。

 うーむどうしようか。

 とりあえず大きくもなったし手(触手)も増えた。

 また進むか。

 それしかやることないしな。

 

 という進化を遂げて俺は進み出した。

 

 いや、進み出そうとした。

 突然頭上が暗くなった。

 

 は?なになになんなの?

 海底は元々暗かったけどさらに暗くなった感じがするぞ。

 ・・・もしかして上になにか通ってる?

上を見上げる。

 ・・・・・・。

 どうやらそれは当たりらしかった。

 魚が上を泳いできたっぽいぞ?!

 ゴゴゴゴゴゴゴ・・・。

 あ、魚が泳いだせいで小さな水の流れができてる・・・。

 いや!今の俺じゃそれは激流じゃねえか?!

 逃げろ!

 そう思ったのも束の間、どうやら逃げるのが遅かったらしい。

 その後俺は突如やってきた激流に身を揉まれて流されていった。

 

 『条件を満たしました。スキル 加速 F を習得しました。』

 

 どうやらなにか一定の行動でもスキルはゲット出来るんですね・・・。

 海流に揉まれてそんな声を聞きつつ、俺は気絶した。

プランクトン真琴は丸い体に2本の触手の謎プランクトンです。今回二本増えましたけどね。

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