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波動の龍者  作者: ケイマ
第1章
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得意な魔法

小説書くのは楽しいけど、時間がかかるなぁ〜。

零断が家に帰ってこれてホットし、ドアを開けるため、扉に手を触れようとしたら、内側からドアが開いてきた。


「あ~ー!!やっと帰ってきた!遅いですよ!零断!どれだけ心配した………ってウィリアムじぃじゃないですか!?!?なぜ零断に背負われてるんですか?」


セリアが怒ったように零断によってきて、後ろに背負われているウィリアムに驚く。その時零断は


【あれ?口調が少し砕けた?こっちのほうが関わりやすいな】

と思っていた。


零断は、先ほど教えてもらった魔法を他にも試してみたく、とりあえず、ウィリアムをセリアに任せ、自分の部屋にこもろうとした。


「ごめん!セリア。ちょっとやりたいことがあるから、遅くなった理由はウィリアムに聞いてくれ!俺からも後で話すから!」


「え?あ、はい。って、はやっ!」


と、ウィリアムを投げ捨て、瞬速の速さで服をセリアに見られないように脱ぎ、自室へ走っていった。


その時少し、零断の裸を見たセリアは


「零断の体、逞しいなぁ。触ってみたい………」


自分の世界に入っていた。置いて行かれたウィリア

ムは


「わし、どうすればいいの?」


と、あわあわしていた。




ーーーーーーーーーーーーー




それから少し立ってから、セリアが自分の世界から帰って来て、あわあわしていたウィリアムを家へ招き入れた。


「それで、なんでこんなに零断の帰るのが遅くなったんですか?それに、なぜウィリアムじぃが零断に担がれていたんですか?他にもなぜ、家の石が光ったのかとか、いっぱいありますからね!全て答えてもらいますよ!」


「わかっとるわい。まず、………」


ウィリアムは今まであった事をすべて話した。家に帰る途中聞いた話もすべて。


「零断が、魔法を…しかも相当な才能があるんですか。ウィリアムじぃを、超えるかもしれないほどの。」


「そうじゃ。もし良かったら、この嵐が終わったあと、アヤツに魔法を教えてみたいんじゃが、いいだろうか?」


「それは私に聞くことではないですよ。零断が決めることです。私も、零断に才能があるならやってもらいたいし、やりたいと零断がいうなら、それを応援します。」


「ありがとう。セリア。」


と、他にもいろいろな話をして、零断が部屋かは出てくるのを待つのであった。




ーーーーーーーーーーーーー




その頃零断は、自室で魔法についての本を読み返していた。ここ2日3日でセリアの家にある魔法について書いてある本は全て目を通してある。

しかし、実際に魔法を使う前と後では感覚が全然ちがう。気になっていたところを読み返したあと、魔法を使うことにした。使うと言っても、まず、呪文から作らなければいけない。本には何個か初級中の初級魔法の呪文が書いてあるが、零断が、使いたいのは雷魔法なのだ。

零断が妙に気になり、使うならこの魔法と思ってた魔法だ。しかし、雷魔法は最近発見されたばかりで、使用できる人も少なく、本に呪文は書いていなかった。

だから、零断は自分で作ることにした。まず、魔法と呪文の関係を調べる必要がある。本には、どのような人が魔法を使えるかや、偉大なる人、属性の違いなどのことしか書いていなかったのだ。

まず、水の初級魔法をウィリアムに教えてもらった魔法と同じように唱えててみる。やはり、普通に実行できた。次に、同じように水の初級魔法の詠唱をして土が溢れてくるイメージをする。

すると土がドバドバと降ってきた。

流石にこれは驚いて、さっき出した水を入れてあるバケツを反射的に蹴り飛ばしてしまい、つま先を負傷した。少し負傷したが、これは零断にとって大きな発見だった。

その調子で、水の呪文を唱え、風を出そうとしたが、出なかった。それをなぜかと考えながら試行錯誤する。

そして、結論は


『どのような言葉でも、その現象のイメージが、大事なのだ』


とした。土砂は『GFO』でよく見ていたので想像できたが、風は、吹くイメージなので、頭の中で考え難いのだ。その考えを補助するのが呪文である。

呪文を唱えるだけで、魔法を発動することができたのは、イメージがなくても、その言葉で勝手に頭がイメージするからである。ある意味言葉の印象操作である。これで、魔法と呪文の基礎がわかった零断。

後々知ることになるのだが、このことはまだ一部の超優秀な魔法使いにしか気づかれておらず、そのものが広めようとしても、広まらない現状だった。その後、零断は雷魔法の実現にむけて更に研究を進めた。

零断自体はイメージし、『雷よ』などと呟けば簡単に発動できたりする。そのイメージは『GFO』でまさに電気系の魔法、剣技を愛用していたからである。しかし、零断はそんなイメージだけにとらわれてはいけないと思い、呪文でも発動できるようにするため、いろいろ考えた。

まず、適当に言葉を当てはめ、ウィリアムに教えてもらった時のような初めての気持ちとなりながら呪文を唱える。

発動しなかったら少し変えて、また少し変えて、まだ他少し変えて………と、何回か繰り返した時、ドアからノック音が聞こえた。セリアだろうな。と思いながらドアに向かってあるきだすのであった。




ーーーーーーーーーーーーー



「もぉう!今日どれだけ心配させるんですか!!お昼前に田畑を見に行ってから2,3時間帰ってこないで、帰ってきたと思ったら、部屋に何時間もこもってる。何があったかと思いましたよ!。」


「すみませんでした……………」


なぜ零断が怒られているかというと、実は零断、真剣だったから気づかなかったが、5時間以上部屋にこもってたのである。

実際、5時間程度であの結果にたどり着く事自体がほとんど神業なのだが、そこは天性の才能だ。そこはおいておいて帰らなくて、心配させた挙句、直ぐに部屋にこもった零断にセリアはご立腹なのである。


「もうこんなことはしないでくださいね!本当に心配したんですから!ご飯も食べずに。」


「はい………もうしません………」


「よろしい。では、ご飯をどうぞ!」


「有難うございますぅ。セリア様ぁ〜。」


と、集中が切れた時から鳴りっぱなしだったお腹を満たしていく零断。

ご飯を食べながら、帰ってきたあとの話をしていた。

まず、ウィリアムだが、零断をいくら待っても出てくる気配がないので、先にセリアとご飯を食べ、風呂に入って寝てしまった。風に飛ばされそうになったり、雨にずっと打たれたりしてたので相当疲れていたようだ。今はもういびきをかいて寝ている。

次に、セリアだが、ウィリアムとご飯を食べ、ウィリアムが寝たあと、これは零断にお仕置きしなければと思い、いろいろお仕置きを考えていた。そして思いついたのが、


『自分の抱き枕になってもらう』


ことだった。拒否権はない。絶対になってもらう。と、心に決め、今日は零断と二人で寝ると思い、ドキドキしたり、いろいろと妄想をしながら待っていたが、流石にもう待てなくなったので、ドアをノックしたようだった。セリアが話し終わったあとに、零断が何をしていたかをセリアに話すと、すごく驚いた様子だった。


「つまり、零断はもう、使える人が少ない雷魔法をマスターしているんですか?」 


ああ。まぁマスターしてると言われたらまだ全然だけど、多少は使えるよ。

『雷よ、我が右手にイカズチを。"雷核"』」


「うわぁ!綺麗…」


と、零断が唱えると、静電気が起きたみたいにパチパチと黄色く、または赤く光る線が見えた。成功したようだ。それに、セリアがうっとりとしている。しかし、この魔法で零断の魔力は底をついた。集中していたことによって魔力が限界ということに気づかなかったのだ。

そもそも魔力が限界になる感覚自体を知らないため、対処しようがないが。ちょうどご飯を食べ終わり、二人でお茶を飲んでいたところで、もうそろそろ寝ようと言っていたところだったので調度良かった。


「零断、大丈夫ですか?」


「ああ。魔力が、きれた、みたいだ。すごい、眠気だ、」


「お風呂は明日にします?」


「あ、あ、そう、する、ょ…」


「ふふふ、おやすみなさい。零断」


セリアは自慢の怪力で零断をベッドに運び、そこに寝かせ、自分もそのベッドで横になるのであった。

一週間後投稿します

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