第1話 お前だれ?
初投稿です、拙い文章ですどうかヨロシクですっ!!
「お、俺の左手がァァァ」
そんな声と共に俺は最悪の2月20日を迎えた。今思えば、一番楽しかったのはあの時間までだったかもしれない。
前日
「はぁ、今日も疲れた〜」
部活帰りに缶コーヒーでも飲みながら家まで戻る途中、見覚えない中学2年生?くらいの女子が話し掛けてきた。
「ねぇ、君さぁ〜、私と一緒にちょっと世界をRESETしてみない?」
ウーン、取り敢えず俺はコイツの話を聞いた方がいいのか? いっその事、無視するって手もあるな。
と、俺がコイツ(見た感じ普通の女子なんだけど言動がアレ)の質問に答えようか悩んでいた所、いきなり思考が途切れた。
「いやぁ、そんなに考えないでくださいヨー。別に世界を救う(笑)とか言ってる訳じゃないのにぃ〜」
ますます意味がわからない、まぁ取り敢えず、ずっと黙ってても立ち去る気配がないから話してみることにするか。
「ていうか、お前誰だよ?」
「えぇ〜、それ聞いちゃいまスー?こっちの質問には答えてくれないのにぃ〜?」
ヤバイ、そろそろ手が出そうだ。だが待て、落ち着け、冷静になるんだ、針白雪鷹!!こんな所で暴力沙汰なんて起こしたら今後の部活に影響が出る。それに相手はただの女の子だ。
「いつまでそうやって考えてるつもりですかー?もういいや、さっさと終わらしちゃおうっと。ほいっ」
「えっ?」
彼女が両手を胸の前で伸ばして勢いよく振り下ろした途端、地面が消え、、、た
「ってぇぇぇェェェ」