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地球が舞台の話(ローファンタジー)

助けたいと言うエゴ

作者: ひつじかい

 恋人とのデートの最中、俺達はある光景を目撃した。


 烏に食われそうになっている子猫。


 それを見た猫好きの彼女が助けようと駆け出したのを、俺は腕を掴んで止めた。


「どうして邪魔するの!?」


「自然の摂理に手を出すものじゃない。烏だって、生きるのに必死なんだ。子猫を贔屓するなんてエゴだろ」


 そう答えると、彼女は絶望を顔に浮かべた。


「……どうして?」


 涙を零す彼女の背後に、不気味な老婆が浮き出た。


『残念だったねえ。子猫を助ける事が出来たら、あんたの願いを叶えてやれたのに』


 老婆は、慰めるように彼女の肩を抱いた。


『本人がこう言ってんだ。諦めな』


 声を上げて泣き出した彼女の向こうで、烏は熊になり・啄ばまれていた子猫は……。

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― 新着の感想 ―
[良い点] まぁエゴなのはエゴですが。 誰しも自分と大切なものは他と別にしちゃいますよね。 [一言] もし、もしそれでも主人公が「これが運命なら仕方ない」って受け入れたなら、その新年信念は本物ですね。…
[一言] え、エグい それしか言えない
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