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日本独立戦争  作者: AEGIS
何でもどんな物でもある序章。
5/9

選択権

仲間にならないかと勧誘を受けた。

相手は同じ日本人…。

「柳俊介君、君、我らAEGISの仲間にならないか?」

ワーオ・・・。勧誘されちった・・・。

仲間になりたい訳ではない、日本人の仲間に入るのはつまり自分をオープンに出せるという事だ。でもなぁ

「あんたら、戦争屋なんだろ?」

「いや、我々は戦争屋ではない。でも傭兵部隊でもない。どちらかと言えばプライベートアーミー、「私設武装組織」だ。」

「それって軍隊と同じじゃないのか?」

「装備は確かに軍隊と同じの物を所有している。しかし我々には階級や待遇といった上位関係は特に無い。」

「さっき斉藤さんがあんたの事武本とか総一郎さんとかって言わずに『リーダー』って言ってたけど」

「一つ聞くが、指揮する物のいない組織がどういう末路をたどるか君は知っているか?」

そのときの俺に答えはわからなかった。それ故に何も言えなかった。

「それは破滅だよ。指揮する物のいない組織では皆が自分の行動で動く。そのため個々が一人歩きを始め、最終的に内部分裂を起こしてその組織は破滅する。

 私はその様な事を起こしたくない。それにここは生き残った日本人達の数少ない安息地だ。私はそれを守りたい。そのために私は便宜上AEGISでリーダーとして指揮している。

 何度も言う、君は日本人だ、我々の仲間になってくれないか?今のは勧誘ではない、頼みだ。」

頼まれても後一つだけ武本さんに聞きたい事があった。

「AEGISって何をするところなんだ、戦争するなら俺は仲間になる事を少し戸惑う。」

このときの俺は武本さんになんて言って欲しかったんだろうか。NOと言って欲しかったのか?俺はなんて帰ってくるかもう分かってたのに。もう、俺も言うことも分かってたしそうしたかったのに。

「ああ、私達は戦争をする。仲間になったら君でさえも戦いに出て貰う。それも考えている。それを分かって君に仲間になって欲しいのだ。」

分かってた事を分かってたまま言われた。なのに俺の言うべきこと、言おうとしてたことが何故か今すぐには言えなかった。

「と言っても今すぐ入れとわ言わない。24時間君に時間をやる。入るなら荷物をまとめて家で待っていてくれ。明日の夕方に君の家に斉藤を行かせる。

 斉藤、彼を家へ。」

「はいよ」

その後俺は斉藤さんに車で家に帰された。

猶予は24時間。でも、武本さんが言っていたことは俺に対して『君、もう決まっているだろ?』と言ってたようにも感じた。帰るときに斉藤さんと話した事があった。

「なぁ俊介、お前、もう言おうとしてること決めてるだろ。なのにあの場で言えなかった。そうだろ?」

「分かるんですか?」

「ああ、分かる。俺はお前みたいな状況じゃなかったがくるみがお前みたいな感じだったんだよ。

もうすぐだぞ。」

「ああっはい。」

その後車から降ろされた時にある物を渡された。

「武本さんからお前にってコレを」

渡されたのは小包だった。

「これ家の中であけろ。明日夕方の5時頃来るから。それまでに全部しとけ。

じゃぁな。」

その後なんかへんな笑い方しながら斉藤さんは帰っていった。

まぁ・・・。準備するか。


小包の中身はなんだろうな。

まぁ、部屋に。

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