表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

魔王だけど、最近の勇者が酷すぎて、もう限界です

作者: Tkn

描き始めたら、やめようと思ったけど、書いた分無駄になるのでやめられなくて書き切ったけど、添削と合計でとてつもない時間がかかった模様(8時間)




魔王お前を討伐しに来た!



ほう、また、勇者パーティか…



もう来たのか、早いな、昨日の、魔王軍四天王の情報によれば、お前ら勇者パーティは王都でパーティを結成した直後と、聞いていたが…



勇者の俺の、空間転移魔法で魔王城まで、飛んできたんだぜwww




ん?転移魔法?そんな情報あったかな?



勇者の他に、いかにも、戦士、魔法使い、賢者、みたいな女がいるな、これは事前に伝えられていた情報で間違いはないようだ。



しかし、勇者の他女3人とか、ハーレムってやつか?気持ち悪りぃにも程があるぜ!



勇者よ、ちょっと突然なんだが、聞いてみたいことがある!



なんだ?



いや、念のためなのだが、もしかして無能で追放されたけど、後に実は最強スキルみたいなのがあって、俺Tueeになる展開だった。とか、


多くの女を口説くことに成功して、ハーレムを形成することに成功した。とか、


それから、追放したパーティがお前の強さに気づいて、引き戻そうとしている。



とか無いか?





すごいね…全部当たってるよ、魔王は預言者か、何かなんかw


ハーレムって何よ、私達は勇者様が素敵だから一緒にいるだけなんだからね。


私は、勇者様に助けられた命なので、永遠を共にするのは当たり前だと思っています。


私はまぁ…別に…




あぁ…そうか…まあ、いい!


勇者よ、戦う前に、俺の話をちょっと聞いてくれないか!


いいよ、好きにほざいてくれよ!


どうせ、魔王の力でも、俺のチート能力を前にしたら、手も足も出せそうにないだろうしなw







まず、魔王は、最近の勇者に怒っている!


それもかなりだ!


どれくらいかと言われたら、この世界を破壊して、リセットしたいくらいだ…


内容を言おう!


まず、追放、ザマァ系、とか、今はそんなもの求めてねーんだよゴミが!


勇者!


お前の、成長過程も見ていたぞ、なるべく視界に入れないように奮闘していたが、一年ぶりに、あえて見てみることにした!


まぁ、予想はできていたが…


あれだよ、あれ、まぁ、ひどいことは想定済みだったよ?


でも、一年前よりはマシになってるかなぁ、と思うじゃん?


でも現実は非情…


なんだよ…この惨状?と言わざるを得ない。


今まで雑魚だった、自分が、パーティをクビにされてから、最強スキルを持っていることに気づき、無双しますwww!


そして、前までいたパーティにお前が必要だったから戻って来いとか言われたけど、俺は戻らないからね、ザマァwwwwとか…



えぇ…(困惑)





ちょっと勇者達に、言いたいんだけどさ…



魔王達のことバカにしてんの?



まぁ、わかるよ、このストーリーが、最初は面白くてみんな見ていたことはわかるよ、


たしかに、自分も嫌いではなかった、たしかにこう言うのもありだなとは思った。


でもだよ、うん…




そのジャンル、もう需要ねぇわ!




考えてみてよ…


人気のあった勇者だって、何世代か続けば、みんなのジャンル耐性は上昇し、興味も薄れてくるわけよ…


だから、最初は面白くても、魔王がその攻撃に耐性を持ってしまえば、「効ねぇんだよ、カスが!」ってことになるのは当然だろ!


と言うことはだよ、それに合わせてジャンルとしての、知名度ランキングも薄れてきて、他のジャンルが台頭してくることが望ましいわけ!




でもさぁ?お前ら…




何ヶ月、何年、「追放系ザマァ」やってんだよ!




ほんと、頭おかしくなるぜ!




そうだよ、お前ら、勇者ギルドの、日間勇者ランキングとかでいつまで不正してんだよ!


俺ら魔王(読者)が、勇者ランキングの違和感に気づかないとでも思ってんのか?


あのなぁ、この世界の需要は常に一つのものってわけじゃねぇんだよ!


正直、流行るものはなんでも良いんだ!


異世界転生が流行ったり、学園モノが流行ったり、スローライフ系が流行ったり、異世界クラス転移系が流行ったり…



別に、ザマァ系が流行ったりしてもいいんだよ!



でも、今の惨状はなんだよ、もう悲惨としか言いようがねぇじゃねぇか?





流行りは、サイクルで成り立ってんだよ!




いつまでも同じものを見せつけられて満足する魔王なんて、どこを探してもいねーんだよ!





それで、次になんだが…



ぶっちゃけた話なんだが…



あれだよ、簡単に言うと、お前らが、それをやり続ける限り、この世界も、限界かなぁって…



いやまぁ、俺はずっとこの世界を見てきて、限界とか言いたくなかったんだけどさ…



でも、このまま突き進んだら完全に終わるぜ!




まぁ、俺だって限界まで、魔王として、永遠に続く、二番煎じ勇者達を、結構、頑張って見て、耐えてきたつもりなんだよ…


でもよ、流石に求めていないジャンルを一年以上続けられたら、流石に壊れるよな…


ここまできたんだから言っちゃうよ?




ランキングの不正やめてくれ!




これだけは、マジでいらない!




魔王達(読者)に需要のない勇者(作品)を供給してどうする?


頭悪いのか?


そんな勇者(作品)なんて、押し付けられたら、魔王(読者)はこの世界から消えちゃうよ?


こんなことしているから、魔王(読者)が消えるんだよ!


市場っていうのは魔王(読者)が欲しているものを供給しているんだろ!


ほら、あれだよ、過去にいた賢者のジジイに、市場は、客の流行りに乗って行けよっ…みたいなこと言っている人おるじゃんって!


だからだよ、俺は、ランキングで不正しないで、ちゃんと需要を考えてくれってことが言いたいわけだ、


ほら、考えてみてくれよ、勇者(作品)を見にきている魔王達(読者)は、勇者が、面白いかもしれないと思って、勇者達を見てるんだよ


だから、勇者(作者)で競い合って、流行りを作るのはやめてくれ!


流行りを作るのは魔王(読者)だ!


勇者は魔王にあった、新しいジャンルを開拓して、流行ったものに便乗して、やってくれ!


そうすれば、少しは評判を落とすことはなくなると思うぜ!


俺は思うんだよ、少し前のな、いろんな、ジャンルの勇者がランキングに溢れていた時代が好きだったんだよ、昔を知っている人こそ、今を許せないと思うんだ!


昔のランキングには、いろいろな勇者がいて楽しかったよ、あぁ、こういう展開もありなのかぁ、とか、良いねこれ!、とか勇者に感動して、ファンになったことも、いっぱいあったよ。


でもよ、ほら、今なんか、タイトルにとりあえず、書きたい内容を詳しく書いておかないと、クリックされにくいからとか、笑っちゃうぜ!


まぁ、確かに、これは戦略としてはありなのかもしれない。


だが、あんまり長いタイトルだと、展開が大体予想つく。


しかも、タイトルで引き込もうとしてくるやつは、大体予想通りのテンプレ書き方だから、たいてい面白くない。


これはもう、ザマァ系と同じで、


最近では、タイトルを長くするのは時代遅れと言えるだろうとも感じてくる。


まぁ、俺もタイトルにそんな感じで打ってるから批判は出来ねぇが、やめておいた方が良いかもしれない。





ここまで言ってきたなかで、


勇者(作品)が魔王(読者)の需要に応えてないということに関して、


「新しく入ってくる新米魔族を対象にジャンル作ってて、魔王(古参読者)なんて、相手にしてないから、」


とか反論してくる勇者達もいるかもしれないから言っておくが…



確かに、魔族なんて無数いるぜ!


俺ら魔王(古参)が、勇者(作者)に失望したとしても、他の新米魔族どもの共感が上回るかもしれねぇからな。


まぁ、そうなんだよねぇ、そこはそうだよ、見習い魔族なんかは、ランキングの上位の勇者と戦えば、わんちゃん名前だけで好きになる人もいるかもしれない!


実際、初めて読むファンタジー小説って、かなり面白いしな!


でもな、そんな雑魚狩り(新人囲い)をしていても、魔族の長である、魔王(古参)を説得しなきゃ、意味ねぇんだよ!


わかる?魔族っていうのはね、日々、酒場の掲示板とかで、情報交換をしているわけ!


そこでは、色々な奴がいるよ、他の異世界に住んでるかもしれないし、裏ボスレベルに影響力を与える人物もいる。


そして、そこでだ!


裏ボスクラスの人が、最近の勇者、戦う気もしねー、つまんねぇ奴が多い、といって、その噂が世界に広まったらどうする?


は?知らねぇし、と思うかもしれないが、これは大変まずいことだ。


酒場の掲示板は特殊でね、基本良い情報は広まりにくい。


逆に、悪い情報は、ものすごい勢いで広まって、魔族で一番下っ端のゴブリンや、スライムにまで、余裕で知れ渡る。


場合によっては、全く関係ない、別の異世界にだって、知れ渡る可能性だってある。



この意味が、わかるか?





簡単に言うぜ!



悪い情報のせいで、この世界は、良くない世界と噂されて、入ってくる人が少なくなる可能性があるんだぜ!



だから魔王(古参)を怒らせてはならんよ!






とりあえず、語りたいことは大体全部語ったつもりだが、最後に、「勇者と魔王が和解して、昔みたいになってどうぞって」ことについて語っておきたいと思う。



「和解」ってなんやねん?とか思うかもしれないが…


ここでの和解とは、



「魔王(読者)を、勇者(作者)が、多くのジャンルで楽しませる」


ということを、示しているぜ!



簡単に言えば、もう、勇者ランキングの不正なんかやめて、読者任せで良い作品が上位に上がるようになって欲しいってことだぜ!


魔王を楽しませてこその勇者なのに、ランキングでの、集団不正は、魔王(読者)を再起不能までに虐殺することになるし、


そういうのは、勇者(作者)全体の質を下げる行為にもなっているんだよ。


まぁ、たしかに確実に、読者にみてもらうには、ランキングは必須なのかもしれない。


しかし、このことは、勇者(作者)本人としては、一時的には、いいことになるのだろうけど、魔王(読者)からしてみると、もううんざりなんだよ!


魔王は、そんなジャンル求めてないわ!


いい加減にしろ、新しいジャンルを開拓してどうぞ…てっ感じなわけ!





だから、俺は、思うんだよね、



勇者(作者)と魔王(読者)が、各自好きなものを見ていた、昔のような環境に戻すべきだと…



そうすれば過去に、この世界を去った魔王(読者)も戻ってくるかもしれないし、過去に消えていった勇者(作者)だって戻ってくるかもしれない。



まぁ、もう手遅れかもしれないが…





しかしだ!





勇者達には、魔王達の需要を満たす作品を作る才能があるはずだ!


そして、適切にランキング運用して欲しいと願っている!








君達は、変わってくれることを祈っているよ

















あぁー!スッキリした、あいつの話、クソ長くてワロタwwww


何?魔王の別れの挨拶は終わったかしら、ふぁあ…ほんと長すぎ。


ん?勇者殿?もう片付いたのですか?今回の魔王も余裕でしたね、戦士の私なんて筋トレしかしてませんよ(笑)


あぁ、そうだな、あいつ、なんか勇者と魔王がなんちゃらとか、わけわかんねぇこといってたぜ、魔王との仲良くするとか、笑っちゃうぜ!


ほんとにですわ、魔王と和解する勇者とか、いつの時代の勇者ですの?(笑)


そうですよ、私たちは、この世界の王様を満足させられるような方法をとればいいのですから、今は魔王は倒しとけに賛成ですよ。


そうだよねぇ、私たちが欲しいのは、王様からの依頼金、であって、その過程の、魔王からの名誉なんてどうでもいいんだもんねぇ…ふぁ…


だから俺、このテンプレ攻略本を持ってるってわけだぜ!


そうですね、魔王とか、殺して、新たな魔族引っ張り出してきた方が早いですよ。ハッハッハ!


他の勇者と結託して何が悪い、王様からの依頼がもらえれば俺たちは魔王含め、魔族のことなんてどうでもいいのは、当たり前だよな(笑)





あ、あの…





どうした賢者?言いたいことがあるなら言ってみろよ!





ちょっと、話をさえぎることになるんだけど




私は、魔王の話は一理ありかなって思うんだよね。






ん?



正気か?賢者





いや、だって、ほんとは私たちのやってること間違っているんじゃないかって?


だって、RPGゲームだって魔王を1ターンで消し飛ばすことができる勇者なんて、需要あるのかなって?


それに、やっぱり、ザマァ展開とかの、二番煎じは、新鮮さもないし、やめた方が…





は?賢者、お前も追放するぞw?












(終)







まぁ、これからどうなるのかはわからないけど、俺はとりま、神に転生するわ、


いったい、この星に帰って来れるのは、いつになることになるやら。


また会いましょう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 言いたいことは分かります、それはもう分かります。 「ほんと、頭おかしくなるぜ!」 この一言、無性に笑えてしまう。 [一言] タイトルから「まあドラ○エの勇者って、他人の家に勝手に入って行…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ