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マタギvsシラカミの新しい技

町の方から歩いてくる。

子供は先ほどの子供らだろうが、大人のほうは・・・

父親なのか、それとも町の衛兵なのだろうか。騎士と違い見た目ではよく分からない。

とりあえず、面倒ごとの予感しかしないが、歩いてくるのを待ってみる。

「おまえ、カメはどうした?」

一番先頭を歩いていた少々いかつい男が歩いてくるなり、僕に話しかける。

「カメなら、海に帰っていったぞ。」

「そのカメは俺のこともらが見つけたもんだ。横取りは緩さねえ。」

「横取りなどしてないぞ。狩猟者のルールに従って、彼らの獲物として買い取ったぞ。」

「たった銀貨5枚ぽっちで何が買い取っただ。子供だと思ってだましやがったな。」

この男は何を言っているんだ?銀貨5枚?いきなり20分の1になったぞ。

「銀貨5枚っていうのは何だ?僕は金貨1枚分、子供らにそれぞれ大銀貨2枚ずつ合計10枚を渡したぞ。」

僕の言葉を聞いて今度は男が驚き、自分の子供らしい背中に隠れていたあの剣を振り回していた子供を見る。

子供は父親の目をまっすぐ見ることが出来ないらしいが、うつむきながら、「銀貨5枚だった。」とつぶやく。

「ほれ、このとおり銀貨5枚しかもらってねえって言ってるじゃねえか。」

男は凄んできた。

いや、もうその証言の態度で分かるだろと思うのだが、

「それなら、町の審問官のところへ行こうか。真偽判定出来る魔法があるらしいな。どちらが嘘をついているか、そこなら判明するだろう。」と僕が男の後ろに隠れた子供を身ながらそういった。子供はばつが悪くなり、男の背中に顔を隠して僕とは視線を合わせないようにしてきた。

そのとき

「おい、ガキども、その場で跳ねてみろ。」僕の後ろから突然声が聞こえた。」

「え?」驚いて僕が振り返ると、そこには黒い霧のようなものに包まれたシラカミが元の大きな姿になっていた。

「えーと、シラカミ・・・さん?」

何その、今から体育館の裏まで来いよ~みたいなの。

僕はシラカミに何があったのかと驚きながらも賢者の知識(通称鑑定先生)を発動する。

すると

名 シラカミ

種族 フェンリル

シローの従魔(但し主従関係は厳密にはない。)

状態 闇属性魔法 「ヒール」発動中

とあった。

「ヒール」って傷の回復魔法じゃないのか?

さらに、鑑定先生を「ヒール」について発動してみる。

闇属性魔法 「悪役」

光属性または聖属性の「回復」とは異なり心のダークな部分を増幅して表示する。

創造神アストラの悪ふざけ技能

敵に恐怖感を与え、その場に立ち竦む効果を与える。魔法詠唱中の敵の詠唱はキャンセルされる。

対象が14歳から16歳の女子の場合「やーーんギャップ萌え~」とかいう反応と共に好意を寄せられるという思わぬ逆効果を及ぼすこともあるらしい。


・・・何やってんだ、あのじいさん


目の前の男はシラカミに一瞬怯んだものの、僕の提案を遮り、「うるせえ、子供が嘘をつくなんてことはないんだ。おまえがだましたんだ。俺らに迷惑料込みで金貨3枚払ってもらうぞ。」とにやついた顔でそう言って、子供が持っていた剣の柄に手を掛けた。

こういうのは調子に乗せるとつけあがるんだな。

「抜き身の剣に手を掛けたんだ、覚悟は出来て居るんだろうな。」

僕はそう宣告すると、そのまま後ろを振り向く

「どうぞ、シラカミ先生やっちゃって下さい。」

時代劇の用心棒を紹介する下っ端の悪役調でシラカミに合図を出す。

シラカミはそれを受け、男たちをにらみ付け、威圧する。男たちは恐怖に足がすくみながらもシラカミから目が離せず、冷や汗が吹き出してきた。

「ウォー」シラカミがほえると、魂が抜けた用に、その場にへたり込み、全員動けなくなった。ついでにもれなく漏らしていた。

僕今おもしろいこといった。もれなくなのに漏らしたとか、ウププ

僕はウミガメに剣を振り下ろしていた子供の前まで行くと、「懐の金を出して、自分の父親に見せてやれ。」静かに低い声で、有無を言わせないという語気で告げる。

子供は震えながら、大銀貨1枚、銀貨数枚をじゃらじゃらと音を立てて取り出す。

「自分の父親には、僕から銀貨1枚だけもらった、と言うことで、残りは取り上げられなくて済むと考えたんだな。」さらに問いつめると、子供は頷く。

僕は、男に向かって「これが真相だ。今回だけは見逃してやるが、次に剣を抜くことがあるなら、相応の対応はさせてもらう。」と吐き捨てて、町に向かって歩き出す。

この後町を迂回する野に、町に向かって歩き出さないといけないのは面倒だ。


僕らは野営の場所をローリングストーンの町から王都に向かう大きな街道を少しそれた草原の外れにある林の中にして、翌朝王都に向かうことにした。

ここまで来れば、王都につくまで何も起こることはないだろう。

世の中は至って平和なので。


・・・なんでわざわざこんな台詞をここでつっこんでくるんだ?

ここまでわざとらしい出だしって、もはや何かありますって言ってるのと同じじゃないのか?


と、そのとき前方で、襲われている馬車が・・・

このパターンほぼ異世界ファンタジーものの全部に出てくるよね?

せっかくだから予想してみよう。

盗賊が襲っている なぜか護衛少なめの大商会のそれも会長クラスが乗っている場sっあが積み荷と一緒に襲われて、それで助けると、ありがとうございましたといって国有数の大商会とコネが出来るというパターン

敵国の騎士に襲われている 王族の王位承継順位の上位の王族が襲われていて、ありがとうございました是非とも王城へというパターン

オークに襲われている 貴族の令嬢と姫騎士のくっころ


さあ、どうなった。

答えは次回に

乞うご期待。



Girls have things for bad boys.

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