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マタギvs新人の通過儀礼?

「おい、そこのお前」

後ろから声が聞こえる。

それまでたくさんの人で賑わっていた部屋の中が突然静けさに包まれる。

名前を呼ばれた訳でもないが、声は自分の方に向かっていた。

夕刻のため、反訳先生が親切に猟友会の組合建物と教えてくれた建物の中は、受付のカウンターに向かって行列が出来ていたため、その誰かという可能性もあったが、後ろから声を掛けられたら,とりあえず、声の主が誰かを見るという程度の意味であっても,振り向くよね。

振り向いた僕に、最初の声の主と思われる男性、大柄で、背中越しに剣の柄が見えているのに、腰の向こうに刃先が見えている巨大な剣を背負った男性が立っていた。

肩と胸の部分を金属で補強し、袖と首とウェストを毛皮のままパイピングした皮の服を消え、下半身は同じ皮のショーツに材料のよく分からないガントレットと臑当てをしていた。

間違いなく、その毛皮は熊のものだった。

よし、この世界にも熊が居る。それなら僕にも出来ることがあるはずだ。

僕の関心は呼び止めた人物の思惑と全く違うところに向かっていた。

「おい、お前何を考えているんだ」

視線が合わないことにが面白くないのか、その男は、話を聞けと言わんばかりの態度で、もう一度低くて通る声を上げた。

「・・・何かご用ですか?」

この町どころか、この世界で人と会うのも今日が始めてだ。

受付の人、ラーナさんだっけ、は妙に耳がとがって長いけど、多分人のはずだ。

目の前のいかつい男性にだって、今日が初対面だ。何か因縁を付けられているようにしか思えないが、何だろう。

「お前、今、冒険者登録したばかりだよな。」

「冒険者・・・ですか。猟師。マタギですが、はい、今組合に登録しました。」

一応その男が言っている「冒険者」というのがよく分からなかったが、自分がマタギだと思っているのが、きっとそうなのだろうと思う。まあマタギなんて特別な業界用語だし、この世界で通用するのかなと思っていたのが、普通に話が通じたので、マタギデモと失せるのかと思ったけど。

念のためつまらないすれ違いがあってもイヤなので、さっき渡してもらったばかりの黄色いカードを見せる。黄色はひよこの黄色だ。

「やっぱり、初心者か。いいかよく聞け,俺様はカラス組だ。」

うわー自分を「俺様」っていう人始めてみたよ。

「冒険者はカラス組になって始めていっぱしの冒険者と言われる。つまり、お前は今日冒険者になったばかりで、まだ右も左もわからねえ、ひよっこだ。」

はい、そうですよ。今カード見せたじゃないですか。そりゃひよこですよね。文字通りひよこですよ。

と喉まで出かかっているけど、空気を読んで,口には出さない。

「その駆け出しのひよっこに一人前の俺様が冒険者の心得ってやつを教えてやる。」

これはもしかして面倒な人に絡まれているのかな?

ちらっと、ラーナさんの方を見る。ラーナさんは組合の職員で、部屋のど真ん中で結構大きな声で迷惑な感じで声を張り上げているのに、触らぬ神に、という感じだ。

さてどうしたものか。

「私、他にも用事があるのですが、ご指導はご遠慮させていただく訳には?」

「いいからこっちに来い!」

ちょっと語尾に力が入った感じだな。怒り出すのかな?

無理矢理連れて行かれるようなことがあれば、組合も見て見ぬ振りというわけにはいかないだろう。

ため息をつきながら、僕はその男の後を付いていくことにした。

すると、男はわずか数歩で立ち止まり、部屋の壁を指さす。

「いいか小僧、ここの壁だけ、板張りになっているだろう。そして、紙切れがいくつかまだ貼ってあるのが見えるだろう。」

何を言い出すのか分からなかった。この後何があるのか。とりあえず相づちを打っておく。

「これはクエストというもので、ギルド(組合)が組合員に仕事を発注するために、その日ある仕事を貼りだしているためのものだ。って置かなければならないんは、ひよこ組はひよこ組専用のクエストしか依頼を受けることが出来ないということだ。ただし組合は、仕事の依頼の他、依頼した内容が魔物の討伐だったりする場合に、ついでになるので、素材の買取ということもしてくれる。この買取については等級に関係なく、どんなものの素材でも買い取ってもらえる。もちろん、盗んだりしたものは駄目だ。必ずしも仕留めなくてもいいが、犯罪になる方法で手に入れたものは、その行為と組合に売ろうとする行為の両方で犯罪となる。さっきもらったカードに素材の入手方法が記録されるので、組合はすぐに分かる。」

「は、はあ。」

これは予想しなかった。普通に掛けだしの初心者に組合員の心得というものを教えてやられている。

もしかして因縁つけられちゃうのかな?なんて思った。でも、まだこの後、じゃあ授業料だ,有り金全部おいていけ、的な展開はまだ残されているかもしれない。

「で、ここからが重要だ。この町あけでなく、ドコの町も、魔物が入ってこないように、高い壁で囲んであるだけでなく、魔物が近づかないような特別の効果をもった石が周壁に使われている。この特別の石は非常に効果なので、周囲の壁全部という訳にもいかないし、全ての魔物を対象にする効果を持たせるのも、お金が掛かりすぎるので、一匹で町を滅ぼすことも出来るような強力な魔物を優先して寄りつかせないようにするため、それほどでもない魔物は、結構町の近くまで出没してしまう。この辺だと、町の東と西に草原がある。西はその先にある南の町に向かう道がある。南に町があるが、この街のすぐ南に山があるので、その山を回り込むように西に行ってから、南に道が続いて、その先に町があるようになっている。そして、道がある方は、人や馬車の往来が結構頻繁にあるので、魔物の数自体滅多に出ない。まあ出ても、馬車などには護衛の冒険者もついているので、討伐されるし、魔物もその程度は学習するのだろう。南が山だというのは今言ったが、北は、共同墓地がる。壁の内側に教会があり、壁の向こう側に墓地があって死体を埋葬するときにしか開かない扉が北の壁に設置されている。この街が大陸の一番北の町で、墓地の向こうは、すぐ海だ。墓地からも海が見える。海の向こうは別の国があるらしいが、よくは知られていない。海は流れが速く、恐ろしい魔物が住んでいるとも言われている。よく晴れた日に遠い海の彼方にかろうじて陸が見えるので、おそらく別の陸地があるのだろうということしか分かってない。舟ではたどり着けず、向こうの陸から来た者も、こちらから行って帰ってきたものも以内ので、情報が全くない。まあ、話が逸れたが、ひよこのうちは、強い魔物のいない東西の草原で達成できる採取のクエストしか出来ないようになっている。だからといって、金目当てに高い値段のつく魔物に手を出そうとしないことだ。当たり前だが、高い値段が付く魔物の素材というのは、当然魔物が強く危険で入手しにくいからこそ、高い値段がついているのだ。軽い気持ちで挑んで帰らない若者が後を絶たない。身の丈似合わないことはするな。あと、町と外をつなぐ門は東と西だけで、いずれも日没を目安に閉まる。夜間は特別な許可がないと町から外には出られないし、門が閉まっている場合は緊急であることを、権限のある者が承認した場合を除いて町に入ることが出来ない。だから、だいたいこの時間くらいから、受付は、その日の依頼の終了報告や素材を持ち帰った冒険者による買取の買取依頼などで、渋滞する。この時間に登録をした上で、長々と説明を聞いていると、他の冒険者に恨まれるからな。こっちで引き取ったという訳だ。話は以上だ。」


・・・あれ?授業料だ、有り金全部おいていけとかは?

なんか見かけによらずすげえいい人?

すると、横からイケメンの金髪の男性が、目の前の大男の肩に手を回しながら、「すまんな少年、こいつは、故郷にあんたと同じくらいの弟がいてな。結構歳が離れている分、かわいがっていて、あんたくらいの年齢の冒険者が無茶をして早死にするのに心を痛めてたんだ。そのくせ、不器用で言葉遣いも乱暴だから誤解されやすくてな。あんたみたいに行儀良く最後まで聞いてくれる冒険者には始めてあった。、あ遅れたが、俺はエドガーで、こいつはガンツって言うんだ。少年名前は?」

「あ、私はシローって言います。マタギ・シローです。」

「何?家名持ち?貴族か何か?」

「あーえと、そんなんじゃなくて、私の生まれた遠い故郷では、職業をつけて、名前を呼ぶことになっていて、マタギというのは職業の名前です。」

本当は名字だから家名だけど、どうやら話の流れからすると、こっちの世界では、名字を持っているか名乗るのは身分の高い者だけらしい。トラブルの予感しかしないので、とっさに誤魔化す。嘘はついてないけどね。職業マタギだし。まあ、叉木がマタギって何かの冗談かとは同級生によく言われたけど。

「シローか、よろしく俺らは暁の狩人っていうパーティー名で、後のメンバーはメルとミリア。二人は今、雑貨屋にポーションを買いに行っているのでここにはいないが。」

「あ、よろしく」お願いします。」挨拶されたので、日本人の反射的行動として、お辞儀つきで挨拶をする。

「一つ忠告しておくけど、面識があろうとなかろうと、目の前の相手から視線を外すのはやめたほうがいい。それで命を無くす者も居ないわけではない。」

何それ、異世界怖い。

「オオカミとその胸の袋に入っている雛はフクロウか??連れているということはテイマーか。俺は剣豪って、剣士の上級職で、こいつは大剣士、こっちも剣士の上級職だ。今はいないメルはこの世界では珍しい魔術師で、ミリアは神官なんだ。結構バランスのいいパーティーでもうすぐカラスから白鳥に昇級出来そうなんだ。」

「庭間?いえ、私はマタギですが・・・」

自己紹介で名乗ったはずなんだが。

「あんたも魔法使えるんだよな。テイマーは魔法職だし。珍しいよな。まあ、人の技能をあれこれ詮索するのは禁止事項だしな。俺達はしばらくこの町で活動するから、いずれ股どこかで会うだろう。よろしく少年」

「あ、よろしくお願いします。では、私はこれで。」

話が終わった感じなので、すぐに建物を出る。

あ、蛇の皮とか、イノシシの毛皮とか牙を売るのを忘れた。鑑定先生にも書いてあったし、さっきの大きな人も、組合の受付で素材の買取をしているって言ってたけど。

まあ、この時間は受付も込むらしいので、明日また来よう。

身分照明証も手に入ったことだし、門番がくれたおつりでなんとなく貨幣価値も把握できたし、教えてもらったテント用の広場で今日はテントを張ろう、宿に泊まるのはお金が掛かりそうだし、かえってマタギ小屋のほうが落ち着くし。

それよりもまず、食料を買わないと。

どこが安いとか高いとかは、今日初めて町に来たばかりで分からない。いろいろ見て回るのは明日以降で間に合うだろう。それよりも今日の晩ご飯と、何よりお米が手に入れないと、おにぎりももうほとんど残ってない。米を食べないと力がでない。

噴水のある広場は町のメインストリートで、冒険者に解放されたテント用広場とは別だが、冒険者ギルド(猟友会組合所)の近くは、夕方町に戻って換金する冒険者目当てに、夕方活気づく店もいくつかある。

ラーナさんに教えてもらった食料品店もその中の一つで、僕は、さっそくお店に入って何よりもまずお米を探す。

しかし、目を皿のようにして見ても、お米は見つからず、黒くて固いパンとチーズ、ワイン、野菜、干し肉、果物しか見当たらない。

パンがあるなら、小麦粉もあるだろうと聞いてみたところ、この店は冒険者が買ってすぐに猟に出かけられるように、すぐに食べられるものしか撃っていないとのことだった、そういう食材や調味料は市場で売っているが、この時間はもう仕舞っているということだった。

なんてことだ。今晩も同じような物を食べるしかないのか、テンションが物すが追い勢いで下がった僕の肩をシラカミが前足の肉球でぷにぷに押す。

なぐさめてくれてありがとう。

とりあえず、何かに使えるだろうと、黒パン、レタスっぽい野菜、干し肉とチーズを買う。

全部で大銅貨7枚、おおむね日本と同じくらいの物価かな?

鞄に仕舞い込むふりをしてあいてむぼっくすに入れる。店の人にマジックバッグ持ちかい、と驚かれるので、適当に相づちを打っておく。物理の法則を無視した容器は魔法だけでなく物としても存在するらしい。魔法のあいてむぼっくすより持ち主が多いので騒ぎにはなりにくい。人前ではマジックバッグで誤魔化すようにというのもアストラさんの講座の中に入っていた。

買い物を済ませると、テント広場が渋滞しないうちに場所を確保しようと教えてもらった広場に急ぐ。日本では最近、登山ブームで特にテントで寝泊まりする登山がブームなので、ちょっと人気のある山なんかのテント場はすぐに満杯になるので、速く行って受付してもらわないと。

教えてもらった広場になんとかたどり着くと、広場の入り口に受付が出ていた。広場にはもういくつかテントも張られている。慣れた手付きでテントを設営しており、kの世界では街中でもテントで寝泊まりする人はそれなりにいて、ごく普通の出来事らしい。

まさか、僕のツェルトみたいなみすぼらしい小屋が中はおかしなことになっているとは夢にも思わないだろう。しかもそんな体裁なのに、どんな襲撃にも耐えて、僕が許可しない限り中には入れないとか。

急ごうと、広場に近づいたところで、その広場を屋台が取り囲んでいるのを見つけた。

宿に泊まり、食堂でご飯を食べるお金を節約する、あるいはそれだけの余裕がない冒険者をターゲットにした屋台が冒険者用テント広場を取り囲むように出店しているのはある意味、商売の基本ではあった。

今晩も塩で味付けた肉を焼いて食べるしかないかと思っていた僕のテンションは急速に回復した。

点前の屋台から見て回り、甘辛いタレで何かの肉を串焼きにしていた屋台を見つけ、僕とシラカミとツガルの分を10本ずつ30本購入する。

いきなりの大人買いに店の人は驚き、ちょっと待ってくれとあわてて焼き始める。

焼きたてのほうがありがたいので、そのまま待つこと10分ほどで、30本の串焼きを銀貨3枚払って受け取る。本当はもう少し高かったのだが、たくさん注文したので、まけてくれるとのことだった。地味に嬉しい。

甘辛いタレは僕は好きだけど、シラカミとツガルはどうか分からないので、ウサギの肉を油で揚げた、唐揚げ、なんとこの世界にも唐揚げ(多分)があるのを見つけると、僕の降雨分度合いはマックスに。

買うからと冷めかけてた唐揚げの端っこを少し試食させてもらい。間違いなく唐揚げだと確認したあと、唐揚げを「あるだけ全部」という注文をして、店主の度肝を抜いたのはここだけの話

これも銀貨3枚払って、鍋一杯に揚げること3回分、ウサギ半身ほどの唐揚げを買い求めた。

その後、テントの受付を済ませて、無事にスペースを見つけてご近所さんに、「失礼しまーす」と声を掛けて、マジックバッグっぽい袋から取り出すフリからのあいてむぼっくすからマタギ小屋取り出しで、一瞬で目の前のスペースに取り出す。

挨拶したご近所さんに二度見されたけど、そこは深く考えずにスルーして、僕とシラカミは慣れた感じで入っていく。

こんな狭いところに、犬と窮屈じゃないのかな、と思われているんだろう。まさか、キッチンバストイレ付き、の1LDKの家がすっぽり入っているなどと誰も思わない。

小屋の中で早速、屋台で買った串焼きをシラカミの分を皿にもって出汁、ツガルの分は串から外して、一切れずつ口元に持って行ってやってたら、シラカミがそれをみて拗ねだし、皿を僕のほうに押し戻して、空けた口を突き出した。

もしかして、ツガルと同じように、食べさせろと?

苦笑しながらも、これからのこの世界での生活、よろしくと、ツガル、シラカミ、僕の順に串焼きと唐揚げをそれこそ、冬の間出稼ぎで自動車工場のライン工をするみたいに、無表情のまま黙々とそれぞれの口の中に放り込んでいくのだった。

唐揚げ美味しかった。甘辛いタレの串焼きも僕は好きだったが、シラカミとツガルには余り評判はよくなかった。途中から二匹の分は唐揚げだけになったので、僕の分も二匹に回した。

当面生活するだけのお金はあるので、明日は町おもう少し見て回ろうと思いながら、「綺麗にすんべ」をみんなに掛けて、布団に潜り込んだ。ツガルの羽は当たり前だけど、まだまだつながってないので、動かそうとしないように念を押して、枕元にタオルで囲って動かないように巣を作ってあげる。

シラカミもツガルも魔物で、従魔でもあるので、元来の食事は、主である僕の持つ魔力を寝ている間にぴたっとくっついてそこから少しずつ吸収することで、必ずしも毎晩でなくてもいいらしいが、一緒に寝ることが出来るときは、敢えて離れる必要もないので、一緒に寝ている。ツガルもシラカミも幼体だし、理由があってたくさんの魔力供給を必要としているので、僕の側に来たがる。

ライトの魔法を解除して、疲れたけど始めてがいろいろあった一日が終わる。特にこの世界で始めて人に出会った。

明日もいい一日でありますように。


・・・ん?外で小屋の入り口をこじ開けようとしている人が居る。

シラカミもツガルも気付いて警戒しているようだけど、入ってくるのは無理だから。

じゃあお休み。


そろそろ本家の人からクレームきそうですが、作者は東北の人ではありません。

おかしな東北弁使って馬鹿にしてるのか、というクレームはご勘弁ください。広い心で笑ってスルーしてください。

東北弁の間延びした雰囲気が、殺伐とした弱肉強食の世界に一服の清涼剤となればいいなあと。


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