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マタギvs異世界の猟友会

森の生き物との別れを惜しみながらも、足取りは少し軽くなっていた。

なんとなくではあるが、この世界での身を守る術というものを手に入れた気がしたから。

それでも、前世において、いくらマタギという職業をしていたからといって、熊を相手にするからといって、基本、熊は臆病な動物で、よほどのことがない限り向こうから襲ってくるなどということはない。

この世界には、どう猛な生き物が居て、いきなり、それも死角を付いて襲ってくるのも居る事実は、この世界で生き延びることの難しさを痛感するに十分な出来事だった。

それでも、森を抜けて草原に出れば、見渡す限り、広く平らな、隠れることの出来ない空間が広がっていた。

その牧歌的な光景と、草原を渡る風の音だけが静寂を遮るBGMである心地よさに、いきなり見知らぬ場所に飛ばされたと思えば、数日の間に何度も死を覚悟擦る場面に遭遇したことなど、ついぞ忘れそうになってしまうのであった。

見渡せば草原には、種々の色の草花が咲き誇り、普通サイズの蝶が飛んでいた。

いや、わざわざ普通サイズなどと断らなければならないものだろうか。

ここ数日、何かとサイズのおかしな生き物に遭遇してきたため、この世界の常識ってなんだろうと考えてしまう。

荒みかけた心だが、蝶を追いかけるシラカミの無邪気な姿と、首に掛けた袋の中でおとなしくしている津軽の愛くるしい姿に、張り詰めた心が和らいでいく。

だが、何か起こるときというのは大体、そういう状況なのだろう。

口に出さなくても「平和だなあ」というのはこの世界ではフラグにしかならないものなのだろう。

蝶を追いかけていたシラカミが駆け足で戻ってくると、隣で一方向をずっと向いたまま,低くうなりだした。

その前方の草むらがこちらに向かってかすかにであるが揺れている。その揺れは少しずつ近づいているようだ。

背丈の低い草しか生えておらず、隠れる場所もないようだ、というのは、やはり世界の常識に当てはまらないのだろう。草木の背丈が低ければ、それなりに地面近くを低く低く移動する物が、ここでは勝ち組なのだろう。

目視できない物が、余り接近されても都合が悪い。

ボクは、銃を構えると、直前に揺れた場所に向けて、威嚇射撃を行う。標的が見えないのだから、当たるところまでは想定していない。重要なのは、次の行動を予測して備えることだ。

着弾と同時に、草むらから何かが飛び出してきた。

予想以上に大きく、それでいて動作の素早いそれが、飛びかかって来る前に、もう一度撃つ。

とっさのことであれば反応できなくても、そこから何かが向かってくるとなれば、飛びかかって来ることも想定の範囲内であった。

致命傷にならなくても、吹き飛ばすことで、自分たちとの距離が取れればいい。

そのくらいに考えて行った二発目は、草むらから飛び出して来た蛇の体に辺り、はね飛ばしていた。

そこへ、素早く駆けつけたシラカミが、前足で、蛇の頭を押さえつける。

僕は素早く駆け寄り、シラカミに当たらないよう、銃口を蛇の頭に押しつけたまま、魔力弾を撃ち込み、頭を吹き飛ばす。蛇はこれによって絶命した。


鑑定先生によれば、グラスヴァイパーという名前の蛇で、草原を住処とし、アルミラージという角のついたウサギのような動物を主食にしているとのことだった。

ウサギに角?言っている意味がよく分からないが、あまり可愛いイメージに結びつかない。

蛇の肉も食用にはなるらしい。小骨ばかりだろうに,食べる人は食べるのか。まあそれおり皮が結構良い値段で売れるらしいので、この世界の通貨、アストラ先生は前世の農協の預金をこの世界の通貨に両替してくれたといってたが、実際に確認してみるまでは不安しかない、もし使えなかったら、すぐにでも行き詰まってしまうので、そのときはこの蛇の皮とかを売ればお金が少しは手に入るのではないだろうか。

胸の前で袋に入った津軽が目をきらきら輝かせて死んだ蛇を見ている。

フクロウは蛇や小動物は餌だよね。

ちょうど、町に向かって草原を歩くこと中間点くらいだし、草原を渡る風も気持ち居ので、この辺りでお昼ご飯にしよう。

膝あたりまで草が生えている場所は、食事中に接近されるのは嬉しくないので、地面が剥き出しになっている草木少なめの場所を探して、そこに移動する。

ここのところ、イノシシばかりだったので、先ほど手に入れた蛇の皮を剥いで、皮は売却用にあいてむぼっくすに仕舞い、蛇の身をぶつ切りにして、とりあえず、津軽の目の前に一切れ差し出してみる。

津軽は僕のことを親と認めてくれたらしく、僕が手に乗せた蛇を器用についばんでいく。下にある僕の手には嘴で噛み付くことはない。

シラカミも小骨をものともせず、ばりばりと音を立てて、食べている。

僕は、あーうん、これに塩降って焼いて食べるのはちょっときついかな。せめて甘辛のたれをつけて蒲焼き風にしたい。

諦めて、イノシシのスープの残りで空腹をしのぐ。今日のうちには町にたどり着いて、何かきちんと調理したものを食べたい。もしくは塩以外の調味料を手に入れたい。あと小麦粉と少し大きめの鍋とか、油なんかもあれば、唐揚げとかは出来る。

早くに両親を亡くして、マタギの祖父に引き取られていたから、ほとんど家に一人だったし、ご飯を自分で作ることくらいは出来る。

その経験はマタギになってからも、山の中で工夫して調理したものを食べるのに役立っている。

食事のために、地べたに座りこむと、ご飯もそうだけど、シラカミは、撫でろ、と体をすり寄せてくる。その甘えた仕草が可愛いので、調理をしていないときは、その毛並みを堪能させてもらっている。ただ、こうさわやかな風が吹く見通しのいい草原とか、昼寝の釉薬が半端ない。日本なら、草原で寝たところで、虫に刺される程度だが、ここでは先ほどの蛇のようなケースもあるし、何が起こるか分からない。

シラカミのふわふわの毛は睡魔が多重攻撃してくる恐ろしい破壊力を持っている。

気力を振り絞って立ち上がり、町を目指すことにした。

大きな壁で囲まれた大きな門の前までやってきた。

空の上からは、この先に建物がいくつも並んでいたのを確認していたが、こうして地表から見ると、大きな壁と門しか見えない。その向こう側に何があるのかを確認することは出来ないようになっていた。

門の前には二人の同じ鎧?を付けた二十代半ばくらいの男性が居た。

門の前まで行くと、大きな門は閉まったままで、その横に人一人が入れるくらいの通用口があって、その前で呼び止められた。

「町に入るなら身分証を提示するように。」


えっ?身分証?

そんなもの当然だけど持っていない。まさかマイナンバーカード(もってないけど)を出しても、通用しないような気がする。

どうしよう、ここでうろたえたらどう見ても不審人物にしかならないよなあ。

諦めて正直に答える。

「済みません。今おっしゃられた身分証というものを持っていないのですが。」

「身分証がないとは、お前今まで町に出入りしたことが一度もないのか。」

よく分かりませんが、私は田舎を出て当てもなく彷徨っていたら、今朝その草原に出たところで、こちらの町を漸く見つけ、ここまでたどり着いたところです。あなた様がおっしゃっている身分証というのは見たことがありませんで。

「そうか、身分証もないとはとんでもない田舎から来たものだ。身分証がなければ、町に入るのに、規則で税金として1000イエニーを収めてもらうことになるが。あと、横に居るオオカミの幼体と首から吊している袋に入っている鳥はお前の従魔なのだろう。それぞれについて200イエニーずつ追加で税金がかかる。」

あと、犯罪歴を調べさせてもらうので、ここに手を置いてもらう。

そういって、何かの金属のプレートを指し示す。

イエニーというのは、通貨の単位だろうが、正直硬貨でいうとどうなるのだろう。なんでも貨幣そのものは共通しているらしいが、それぞれの国によって通貨の呼び名と為替が違うとか。

「えーと世間知らずで恐縮ですが、1400イエニーと言いますと、これで足りるのでしょうか。」僕はそう言って、金貨1枚を袋から出すふりをして、取り出し、門番に渡そうとする。

すると門番は焦った様子で、「お、お前金貨なんて持ち歩いているのか。そんな大金持ち歩いていたら、危険だぞ。」主に話をしてきた青年が慌ててそう教えてくれる。もう一人も言葉にこそ出していないが、そのリアクションは、なんでこんな子供がこんな大金をもって一人で町に来たのか、というリアクションである。

今のやりとりだけで分かったことは

金貨1枚は大金であること

あいてむぼっくすに入っていた金貨はこの世界の通貨だったこと

「済みません。手持ちのお金全部なんですが、なにぶんここにたどり着くまでに使うところもなかったので、田舎を出るときに持ったままだったもので。」

アストラ先生の講座によれば、金貨1枚は銀貨100枚のはずだが、結局それが何イエニーなのか分からないため、金貨1枚で支払ったおつりで、レート換算しようと考えた。さすがに14000イエニーはどの貨幣が何枚ですか?と尋ねるのは警戒されてしまいそうだ。

ちょっと待ってろ。

門番の男は、通用口の向こう側に入っていったと思うとしばらくして戻ってきた。

「ここに銀貨が99枚と銅貨が100枚ある。まずは金貨1枚をこちらに渡してもらい、次に税金を引いた、大銀貨9枚と銀貨8枚と大銅貨6枚を返す。」そういっておつりを渡してくれた。

つまり1000イエニーは銀貨1枚ということらしい。アストラ先生の講座では習ってないが、銀貨及び銅貨10枚分でそれぞれ大銀貨、大銅貨というのもあるらしい。

あと、プレートに手をおくと、しばらく門番は、何かを見ていたが、すぐに頷いて顔を上げた。

「通っていいぞ」と言われ、空いている通用口から中に足を踏み入れる。

「ブルーフォレストの町だ、くれぐれもお前だけでなく従魔達も問題を起こさないように気をつけるんだぞ」門番はそう言うと持ち場に戻ろうとしたか、思い出したように再度振り向き、「言い忘れていたが、一旦町の外に出ると、入るのに,股同じだけお金が掛かってしまう。もし身分証がないのなら、この街の、いまお前がいる門の前から真っ直ぐ奥に向かって広い道を道なりに進んだら噴水のある広場がある。その広場に面してひときわ大きな建物がある。壁が赤い煉瓦で出来ている建物で、看板も出ているので間違えることはないと思うが、「猟友会」の建物だ。そこで猟友会のメンバーカードを作ればそれが身分証明書になる。」そうすれば次から町に入るのに、金がかからなくなるぜ」

「分かりました、ご親切に教えて頂き、ありがとうございます。」

「お、おう。にいちゃん、まだ小さいのに礼儀正しいんだな。」

?何歳だと思われたんだ?


この世界のお金を持っていることも分かったので、食べ物などを買いに行きたいが、忘れないうちにまずは身分証を作っておこう。

「猟友会は、と、あった。」

少し歩くとすぐに門番に説明してもらった噴水が見えてきた。

その横に赤い煉瓦の建物があるので、間違いないだろう。

ただ、その建物は赤い煉瓦の割と頑丈な建物にも拘わらず、入り口がアメリカの西部劇の酒場に出てくるような跳ね扉になっていた。

エアコン使いにくいだろうに、と思いながら、扉を押して建物の中に入っていく。


僕はまだこのときは知らなかった。

異世界転生者が、始めての町の冒険者ギルド(猟友会組合)で登録するとき、避けて通れない通過儀礼があることを。


入り口を入ったそこは、外観が酒場っぽい、だけでなくて本当に中も酒場だった。

「これが猟友会の建物?」

困惑しながら辺りを見回していると、正面突き当たりから、女性の人が「何かご用ですか。」

と向こうから声を掛けてくれる。

「あ、はい。門のところの人に、身分証がないなら、ここで身分証を作ってもらえと言われまして。」

はぁーなんてめんこいおなごだっぺ

おらが田舎にはいないタイプの女性だった。細くてスタイルがよくて、耳が妙にとがって長いけど、美人さんだった。

ぼーっと「していると、にこやかな笑顔で、「猟友会登録ですね。身分証というより、組合の会員として登録していただくことになりますが、よろしかったですか。」

優しく声を掛けられる。

「は、はあ。わからんで、それでお願いします。」

緊張しすぎて地の言葉が出てしまったけど、翻訳先生が実際にどう伝えているのかは分からない。それにしてもこの世界にも猟友会あるんだ。

「始めてのようですが、猟友会はご存じですか。」

「あ、人に悪さする獣を退治するんでねが?」

「そうですね。それで合っていると思います。では、まず日通用時効を記入してください。あともし字が書けないようであれば、こちらで代筆も出来ますが。」

正直こちらの文字なんてさっぱりだども、なぜか頭の中で伝えようとする言葉が東北弁で出ているのに、右手が書いている文字はアラビアの象形文字みたいなんだなや。じゃっどその文字も含めて何が書いてあるかも理解出来るのは一体何故なんだべ。

「はい、これで結構です。では最後にちょっとだけちくっとしますね。」そういうと受付のおねえさんは小さな針を指に刺し、にじんで来た血をカードに垂らす。

「これで登録が終わりました。シロー様、無事に猟友会の会員となられました。あと、申し遅れましたが、私は当猟友会の受付を担当しております、ラーナと申します。以後よろしくお願いします。

「あ、こちらこそ、おねげえします。」

「続いて、一応規則なので、最初に登録した人に猟友会についての説明をします。」

「猟友会にはいくつか階級があります。これは組合を通じてお仕事を受けて頂くときにその人の実力にあったお仕事をして頂くためのものです。一方、仕留めた獲物を組合で買い取る時にはこうした制限はなく、ご自由にお持ち頂いて構わないです。あくまでご自分の責任で狩りをしていただくことになりますので。こちらからお仕事を依頼するときは、組合も仕事の依頼をしてくる依頼主様の信用もあるので、仕事の難易度に応じて割り振る相手を選別しているのです。もちろん難しい仕事ほど謝礼も多くなるのですから、そういった難易度の高いお仕事を組合を通じて受けて頂くためには、実力を示して上の階級に上がって頂く必要がございます。」

「次にその階級ですが、一番下のひよこ組から、雀、鳩、カラス、白鳥、イヌワシとなり、その上にフェニックスという階級があります。ひよこ組は文字通り一人前とはみなされませんので、登録して24週以内に雀組に昇格できないと、殻が取れてないということで、猟友会組合自体を追い出されてしまいます。ここまではよろしいでしょうか。」

「はい、理解出来たと思います。」

「次に、先ほど作成頂いたカードですが、色が黄色なのは、ひよこ組であるこおを示しています。階級が上がると,茶色、灰色、黒、白、金色、最後は緋色となり、カードの色で一目見てどの階級が分かるようになっています。高い階級はそのまま社会的信用にもつながり、身分証としての価値も高いものとなります。また高い階級にはいろいろ特典もついてきます。初回の発行は無料で、これは組合が皆様のご活躍によって成り立っている組織でありますことから、入会を歓迎させていただいているという証です。ですがさすがに不注意でなくされてしまいますと、二度目からは再発行手数料として銀貨10枚を頂戴することになります。地味に高いので、お気を付けください。あと、シローさんには従魔がいらっしゃいますので、このまま組合員証に従魔の登録もしてしまいましょう。従魔の登録をしないまま町を連れ歩くと、討伐の対象となる危険がありますので。

ではと。

「・・・え?これは」

受付の女性は、叫び声を上げそうになり、あわててその声を飲み込む。

シローの組合員証に登録された従魔は

シラカミ フェンリル(幼体)

ツガル  スノーホワイトアウル(幼鳥)

と記載されている。もちろん本人以外は組合の一部関係者にしか見ることが出来ない個人情報であるが、その破壊力たるや,長年受付嬢をしているラーナをして叫び声を上げそうになるほどである。

フェンリルはその姿を見た者さえいないと言われるほどに存在が謎の神話クラスの魔獣であり、スノーホワイトアウルは危険性こそフェンリルに落ちるものの、希少性では劣らないどころかかえって上かもしれない、王侯貴族垂涎の生き物である。その価値は金貨数千枚を下らないだろう。

今目の前でホワイトスノーアウルを手に入れようとする者による流血の惨劇が起きても不思議はない。

そんな二匹を何気なく連れて歩いて回っている目の前の人物がただ者ではあろうはずがない。

なんとか冷静さを保ち続けようとの努力の末、大分傍目には奇っ怪な動きだったが、説明と従魔の登録が終わったと組合員証を返してもらい、僕は立ち去ろうとして、一つ思い出した。

「あの、あと一つ質問があるのですが、従魔と一緒に静かに食事が出来るところはありますか?あと、街中でテントを張って寝泊まりしていい場所とかはありますか。それと食料とか調味料とかを買える場所も教えていただけますと。」

史朗はその気になれば、数年は何もせずに暮らしていけるだけの金を持っていたが、生来の貧乏性であるばかりか、宿で寝泊まりするのは元々落ち着かない性格である。

普通ならそこまえだが、あまりにも居心地良すぎる外見こそツェルトだが中身は一軒家のマタギ小屋で生活する方が遙かに安全で快適なため、宿に止まる金もない冒険者用のテント場を尋ねたのだった。1日銀貨1枚で夜警、トイレ、水場、炊事場付きのテント用の広場があることを教えてもらった。

また、食事は予想はしていたが、従魔と一緒というのは無理のようだった。代わりに食料品店を照会してもらった。

そして、全ての用事が終わったと思い、その場を立ち去ろうとしたとき、冒険者ギルド(猟友会)でありがちな、新参者通過儀礼のイベントが起こった。


「おい、そこのお前」

  






ブルーフォレスト(青森)の町、あくまでも中世ヨーロッパ風の町

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